ロンアニのドル売りは信用できるのか
今夜のロンアニも、また東京の逆を狙おうとしている。
本日も東京勢がレジスタンスをブレイクさせ
ドル円を108円台に乗せる起点としてきた。
最近の東京勢はこれまでのような逆張りディールを行うことが少なく
戻り売りや押し目買いで、中間トレンドの起点を取っていくだけのみならず
自らでブレイクアウトさえ行い、トレンドを増幅さえする。
もちろん、NY勢がド底やド天井まで売ったり買ったりしたところに、値ごろ感の逆張りを以外での対抗的な逆向かう勇気や、そこからのトレンドを転換させるほどのパワーはないが
それは東京勢の力不足の問題ではなく、そもそもファンダメンタルズや金融政策のゲームチェンジは、ドルの当事者であるNY時間に行われるため
それらを通過した翌東京勢がいきなりそのトレンドを転換させることなど、そもそも不自然なことである。
どちらにしても、最近の相場で確実なことは
東京勢が主導した方向性に乗っておけば、まず間違いがない、ということである。
そんな変化にかかわらず、相も変わらず東京勢を養分とみなし、カモにしようとしているのがロンアニどもである。
これまでの相場は、たしかに
東京勢がいくら売ろうが買おうが、そこが天底で、そこからロンアニどもにサポートやレジスタンスを破られて、東京勢の損切りが、値幅の増幅に貢献してきた。
だからこそ、ロンアニは、相場の地合いに関係なく、とりあえず、東京勢の逆側に大玉をぶつけて、東京勢を切り崩す、とうようなことばかりの鬼畜トレードを習い性としていたわけだが
それが最近はさっぱりワークしなくなっている。
ロンアニが東京勢を切り崩そうとして売っていっても、東京勢のサポートには到底届かず、届いたところで東京勢に投げさせることができず、むしろ、ロンアニどもはショートカバーを余儀なくされて、むしろ踏みあげられる。
そんな繰り返しが今月の相場である。
で、現在であるが、
相変わらず、ロンアニはドルを売ろうとしている。
東京勢が買っていたからである。
ドル買いなので、ドル円はやや押して、ユーロドルは若干持ち直しているが
そもそも、ユーロドルでオプションだか何だか知らないが、サポートとしての根拠の希薄な1.1200あたりから買いを入れ、確たるサポートラインであるかのような物語を創作(捏造?)したのは、そもそもお前ら(ロンアニ)で、その輝けるサポートがいま破れた段になって、それを買い戻そうとしたところでその戻りは知れている。この期に及んで、なにが、ユーロドル買いか、間抜けどもめ。
自分が本来見立てていたサポートは、1.1195あたりだったが、1.12から作られていた欧米勢魅惑のサポートが破られたことで、案の定、その下落加速は、自分が本来見立てていたサポートもぶち破ることとなり、どちらにしてもユーロドルは再起困難な状況に置かれている。
それでもこれまでならば、自分もロンドン勢のパワーは評価していたので、ロンアニどもがドルを売ってくるというならば、東京勢の買い上げた戻りにピークを予感し、こちらも売りでついていったところだが
いまのロンアニにはそんな力は感じない。
力を失ったロンアニに残るのは、単なるクズである点のみで、その意味でいまのロンアニは道端のゴミと同じで、ロンドン時間は、相場を歪める単なるノイズの意味のない時間である。
ドル円は戻りの短期アップトレンドを確かなものとしており
控えめに見ても、108.40、順当にみれば108.60アッパー。
強気に見れば108.90越えから109越えまで
上値としては想定できる。
これまでならば、大きく買いに傾いた起点が東京勢であれば、天井警戒感を全開に感じるところだが
むしろ、現在においては、ロンアニがドル円を売ってきている、ということ自体が
ドル円のさらなる続伸を期待させ、
ドル円買い持ちの安心感につながっている。
ここのところ、自分が利益を取り切れていないのは
伸びないところでホールドをあきらめたり逆に動き、相場で伸びるところでホールドできていなかったり、逆を握っていたりしていたからである。
いま相場が伸びるところは東京で、伸びないところはロンドンである。
いまのロンアニのドル売りで、現在のドル買いポジションを投げる気は起きない。ましてやドル売りなどありえない話である。
こいつらの東京勢を刈ることでしか生きられな習性から端を発しているであろうドル売りは、むしろ、押し目買いするチャンスをもたらしているとすら思える。
しょぼいレンジディールの逆張り、というのが最近のロンアニで、
その動きはあたかもかつての東京勢を思わせるが
東京勢の逆張りはNY勢を刈取ろうという動機付けよりも、新高値を作ることのできない自信のなさが生んだ、値ごろ感での逆張りに過ぎず誰も特定のカモとして見ている感じがしないのに対して、
ロンアニの逆張りは東京勢を刈り取ろういう動機に基づくスケベ心全開の性根の腐った逆張りである。
為替相場は性根が腐ったものほど勝ててゆく、クズが英雄となる狂った世界であるが
現在の為替相場においては、なぜか性根の腐ったものほど朽ちていく、ハリウッド映画のような相場となっている。
いまの為替相場が、性根が腐ったものが滅びゆく、勧善懲悪のような世界でなっているとするならば、性根の腐った連中、つまりロンアニどもの欲にまみれたドル売りは、その後、こいつらの損切りがさらなる燃料なることで、ドル買い相場をより加速させることなるだろう。
ということで、いまの為替相場が勧善懲悪チックな世界観で進む限り、ドル買い相場はまだまだ続くと考える。