ドル円利食いでポジションを減らし、押したところから買い増し。ポンドドルショート。さらに、あえてのドルカナダロング

ドル円はやはり110円を突破し、

初動の抜けで、保有のロングを利食いでポジション量を減らした。

 

USD/JPY  L 109.862 → 110.06 利食い

 

昨日のエントリーポジションを108.862としていたが、109.862の1円の記述間違いをしていた。

 

ドル円は110.10アッパーまで戻したのち、

いったん、110円割れ寸前まで下押したことから、買い増し。

 

ドル円の買いを作るために、

これもやはりポンドの買いが入り

ドルカナダに売りが入ったようだが、

 

全般ドル安の流れでのドル円の上昇で、

ヘッドラインとしては円安相場、とのことである。

 

まあドル売り円売りの流れからドル円も上昇したのだから、この見立ても間違ってはいないと思う。

 

実際、ドル売りが強まったことで、

ドルカナダは1.3270も割れた。

 

またかよ…自分がやめた翌営業日から下落、とか、なんかいやるんだ…。

 

ドル円はロンアニの仕掛けによって首尾よく110円を抜けたものの

 

これが円安の推進力によってもたらされているというのが、実は個人的には合点がいかない。

 

本質的に現状はドル買いに傾いていると考えており

がゆえに、ドル円は堅調であったのだと思うし

ドルカナダの下値も硬すぎたのだと考えている。

 

円安相場というものは、そもそも長続きしないのに加えて、その現象はロンドン時間に最も生じにくい。円安相場なるものは、最終的にはドル高かドル安の相場に収れんされることが多い。

 

ドル円が上昇するならドル高であり、

がゆえに、昨夜、自分はドルカナダのショートを損切りしたのだ。

 

現在、円というものは、良くも悪くも昨今為替相場ではさして相手にされていない。

 

ロンドン時間の現在、分析されている円安相場というものは、

実はポンドの買い仕掛けによって意図的に作り出されたものではないかと思っている。

 

そもそもポンド高はともかくとして

ドル円が上昇しながら

同じドルヘッドの通貨ペアのドルカナダは下落するという股裂けは、

ドル円の上昇かドルカナダの下落、

どちらかがダマシである可能性が高い。

 

またポンドの買い仕掛けが継続の流れで

ポンドカナダにおいては、カナダドルは売られていることも併せて考えると

 

ドル円とポンドドル上昇、さらにドルカナダの下落が並立して起こることには違和感があり、

いずれかの通貨ペアがダマシであると考えられる。

 

現状の流れで最も違和感のあるのは

ドルカナダの下割れで

次に怪しさが腐臭のように感じられるのが、自律反発中のポンドドルの上昇である。

 

ドル円の戻りが最も信ぴょう性があり、まだまだ上値余地があると考えられる流れの中では

やがて相場はドル買い方向に収れんしていくのではないか、と考える自分としては、

 

ドルカナダの下落がダマシであることはもちろん、

ポンドドルにおいては短期仕掛けも仕掛けの、ダマシどころかインチキに近い買いであるように思えてならない。

 

ということで、現状のドル円ロングに加えて、ポンドドルのショートとドルカナダのロングを加えた。

 

ポンドドルは1.3あたりまで上値余地があるとそもそも考えていたため、いまからのショートについては早すぎる懸念もあるが、

もとより現状のポンドの戻りはモメンタムのみに頼ったものであり

ポンドにおいては、そもそも戻りの根拠はない。

 

ポンドはロンアニが投機的に大玉をもて遊べばいくらでも値幅を作れるようなところがあり、円安相場めいた地合いを捏造(?)するたため、ポンド円などでもポンド買い円売りを強め

結果、ドル円をブレイクさせ、東京勢のショートを刈り取ることに成功したのであるから、

その役割はいったん終わったと考えてもいいように思える。

 

ポンドドルは、本日で3営業日連続で戻り相場を演じているが、

その割にその上げ幅は小さすぎで

ポンドのボラティリティを考えると、相当無理のある戻りを繰り返している。

 

いまやドル円が110円ブレイクを果たしたとあっては、

ポンド戻り相場の役割はもういったん終わったのではないかとも思っている。

 

先週末、ポンドドルは安値を更新したが

セリクラのような損切りを巻き込む強い下押しもないまま

緩やかに買いが拾われ、週を空けての本日に至っている。

 

現状の下落が調整C波であったとしても

底打ちがあまりにも早すぎるポンドドルを考えてみると、

やはりポンドの下落はまだ旅の途中であるように思える。

 

ドルカナダについては

未だ明確なロングの投げ売りが生じていないなかで

ポンドドルの買い仕掛け

つまりそこで生じたドル売りでじり安推移はいかにもな押し目にしか感じられず

でありながらも1.3270を割れてしまうのまではさすがに度を越した動きにしか見えない。

 

こんなしょっぱい売り仕掛けごときでは

ドルカナダを徹底的に買おうとする投機連中にとっていい買い場を与えてやっているようなものである。

 

現在のドルカナダは、それなりに強烈なバイイングクライマックスによって、

現状いまだ売りに偏っている、ドルカナダショートのポジションが多数損切りされないことには、先月からの戻り相場の収束はないのではないかと思い始めている。

 

そうした買い目線でドルカナダを眺めたとき

ドルカナダの戻り高値は、1.3330どころか、最大で1.35あたりまで踏みあげられる可能性すらある。

 

だから、もうドルカナダを当分売りで入りたくなくなったわけだが、

であるならば、と小口で買いを入れることにした。

 

現在のユーロドルの上値の重さと、ドル円の堅調さを見るにつけ

ポンドドルの戻り余地が、1.3あたりまであるにしても、本格的なポンド買いやドル売りを伴った上昇となるには時期尚早である。

 

その意味では、現在の豪ドルドルの戻りもいかにもいかがわしい。

 

今週の相場は膠着感が進んだ中での綾戻しのようなドル売り相場であり、

 

その意味では、ユーロドルはもちろん、ポンドドルや豪ドルドル、そしてドルカナダに至るまで、

 

ドル売り方向で相場で入る気が起きない。

 

ちなみに、現在の1.2980すら超えてきたポンドドルは、

先週、ポンドドルの大幅な下落の起点となった高値が1.2970アンダーを超えている。

 

これをもってポンドの下落相場はあく抜けと考えるのも早計に思えてならない。

 

東京勢と異なり、ロンアニは、値ごろ感で、戻り高値の手前で切り返し利食いや新規売りを立てたりしない。

利食いにせよ仕掛け買いにせよ

きっちりそれを上抜いて、そこからのさらなる増幅の有無を確認したのち、

売りに転じることが多い。

 

しかし、1分足でポンドドルを見ていると

ポンドドルの動きはめちゃくちゃである。

5連続陰線で下落したかと思えば

次はほぼ同数の足で戻り、

そこから10連続陰線で下落したかと思えば

それ以上の連続陽線で高値更新である。

 

一部のロンアニどもによる自由自在の投機で、

ここまで上下に弄ばれるポンドという通貨が、はたして一般市民の消費活動や、企業の経済で用いられるまっとうな通貨として存在していいのか、とすら思える。

 

もう英国は米国とともに米ドルを使用することにし

ポンドは何の意味もない架空通貨(仮想通貨ではない)として、投機の豚連中だけが好きに遊ぶ相場にしてしまった方がいいんじゃないか、とすら思える。

 

 

はい、暴論です。

 

ポジション

USD/JPY  L 109.862 109.973  110.000

GBP/USD  S 1.29786 1.29752

USD/CAD  L 1.32666

 

 

 

 

 

東京市場を見ていると、我が国の投資教育の誤り(?)に気づかされる

昨夜の108.95からのNY勢のカウンターショート。

 

これを援用した本日の東京勢は、下値を追いつつも、追いきれず109.80アンダーで反発している。

 

この動きは、どちらにしても、東京独自のわけのわからない動きである。

 

どちらにしても、というのは買いでも売りでもという話である。

 

買いたいのならば、そのまま買い上げ、109.95を突き破り、カウンターで売ってきたNYどもを損切りにさせればいいのである。

 

しかし、それをせず、売りたいというなら、もとより109.80アンダーあたりでぐずぐずする必要はない。

 

昨夜、NY勢が下値を守った109.70アッパーも突き破り、買い支えたNY勢のロングを破ればよい。

 

しかし、下を選びながらも東京勢は109.80は割らない。

 

かといって、上を攻めても109.95は超えない。

 

ここで掲題の投資教育の話だが

 教科書的な投資本や、カリスマ的なトレーダーなどで一様に語られるのが、利食いのタイミングの話である。

 

ここでよく語られるのその利食いのタイミングは、

直近高値や直近安値の手前で行え、と言われる。

 

この利食いラインの我が国特有の王道的な指摘は、本邦の個人投資家のみならず、本邦機関投資家のプロのトレーダーであっても信じているタイミングであるように思う。

 

我が国の個人投資家の取引量は

世界の巨大投資家群と並べても

その総数として三本の指に入るほどの規模である、ということを聞いたことがある。

 

ただでさえ、個人投資家の取引総量さえ相当なボリュームなのに、それに加えて本邦機関投資家のそれも加えれば相当なものとなるだろう。

 

これらの資金パワーが、

一様に直近高値や安値の手前で、ロングやショートの利食いをするとすれば、

 

まともにトレンドを作ろうとしている、本邦の中でも希少なトレンドフォロー勢力に対しては、身内ながらも強い抵抗になる。

 

これは以前、東京市場に巣くう裏切りのねずみ男と名付けたことがあるが、

 

この高安手前でのトレンドフォローわーの抵抗勢力となる、わが国独自の利食い基準にもとづくトレーダーの総体として顕現した裏切りのねずみ男利食いというアクションによって

 

東京市場は毎度毎度トレンドを作ることを阻まれる、という結果を生む。

 

その後、ロンアニどもの餌食となるのは、この教科書的な逆張りディールをするねずみ男ではなく、まとも(?)にトレンドフォローを行おうとしていた希少勢力となる東京勢である。

 

なぜなら、高安手前で利食いした東京の主要勢力は、その利食いによって、市場からはすでにイグジットしているからである。

 

東京市場は高安手前での逆張りが効く、とよく言われるが、実際に逆張り的なレート位置で繰り広げられているのは、逆張りの新規エントリーではなく、高安手前での利食いがメインではないかと思っている。

 

たとえ逆張りの新規エントリーがあったとしても、このエントリーもまた逆側の高安手前で利食いされる。

 

どちらにしても、東京市場においては、逆張りのポジションは最終的に消え去ることとなり、残るは順張りで突っ込んでいたトレンドフォローの希少東京勢のみとなる。

 

東京市場で東京勢の主力が講じていることは

こうした高安手前での利食いというカウンターばかりで

これが、結果的に順張りのトレンドフォローの勢いが減退される。

 

そして、突っ込んで売り買いしていたトレンドフォローの玉は、しばしばその後のロンアニの逆方向の仕掛けの燃料となる損切りを食らうこととなる。

 

本邦のトレーダーと異なり、ロンアニのみならず、NY勢に至っても、直近高値や安値手前で利食いする、というようなレンジディールはほとんど行っている感じはしない。

 

そんなことが日常の様に起こる市場ならば、

誰が好き好んで、高安手前で新たな高値買いや安値売りを繰り返す必要があろう。

 

東京勢がロンアニやNY勢の養分となりたくないならば、高安手前などで利食いすることなどせず、むしろ、高安手前であってもさらに買う、さらに売る、という気概が必要である。

 

東京勢がそのような欧米勢同様の狩猟民族的な投資行動をとるようになれば

ロンアニとて、市場の流れと明らかに逆行した東京勢を刈るがためだけの投機的な仕掛け買いや売りを講じにくくもなるだろう。

 

もちろん、東京市場は取引量はロンアニはおろかNY勢にすら及ばないだろうから、

その値幅はロンアニやNYほど取ることはできないだろう。

 

しかし、少なくとも上記の習い性を行わないだけで、東京市場にも頻繁にトレンドが出ることとなり、

 

ロンアニも安易に東京勢を踏みあげるといったふざけたトレードを繰り出すことは激減するだろう。

 

東京勢のトレードがトレンドを自らの意思で作り出す順張り気質である限り、ロンアニの東京勢を刈ろうとするがためだけの仕掛け的な売りや買いは、その効果の大半を失わせることができるからである。

 

しかし、そうはならないのが、

前段で述べた、利食いは直近高安の手前にすべし、という投資セオリーである。

 

これが我が国のトレードにおいて常識である限り、そのトレードは欧米基準のトレードにおいては非常識となり、

 

欧米の常識に引き寄せられるという意味でも

東京勢の“非常識”は、彼らの養分として、欧米の豚どもに食らわれる玉となるのだろうと思う。

 

 

NY勢は東京勢に天井を作らせる気はない…つまり、ドル円はもっと上がる??

昨夜のNY勢は、ドル円を110円タッチすらさせず、109.95あたりでカウンターの売りをかけてきた。

 

つまり天井圏での逆張りをしてきたわけで、

この流れを東京勢に引き継げば

当然、東京勢は高値追いなどできはしない。

 

欧米勢は東京勢の損切りを養分として利益を貪る。

 

でありながら、高値追いをさせないような昨夜の動きは不可解である。

 

昨夜の流れを見る限り、NY勢はさらに高値を追いたく、そのために、東京勢の売り玉を高値追いのための燃料(つまり東京勢のショートの損切り)としたいように思えてならない。

 

NY勢が自ら逆張りのカウンターをかけて売ってきた108.95アッパーの水準は、むしろ、逆張り追随の背中としてみろ、と言わんばかりの流れで

 

その流れに従うかのように

東京勢は、109.90すら超えず、戻り売りに興じている。

 

昨夜の流れから、以下のようになれば、

東京勢ははしゃいで高値を追っていただろう。

 

たとえば、110円ブレイクからの110円アッパー定着からの東京時間にバトンタッチ…。

 

このような流れとなれば、東京勢はよりはしゃぎ、NY勢の作った高値も超えて、110.20-30に向けての愚かな買いを繰り返し、

110.30だか110.40あたりが天井となり

追っかけ買いの東京勢のロングポジションが下落の燃料となって、以後刈り取られていく、といった流れである。

 

しかし、昨夜は冒頭のように、NY勢自らが高値めどを作るようなカウンターの逆張り売りを仕掛けてきた。

 

こうなると、高値追いをしずらくなった東京勢は、NY勢に習って、自らも逆張りドル円ショートを入れ始める。

 

これがどういう結末を生むか、というと

このNY追随の逆張りの売り玉が

さらなる高値追いの燃料となっていく可能性が増していくのである。

 

もし、本日、ドル円が110円を超えてくることになれば

明日、東京勢はようやく追随に走り出し、ど高め追いをしていく可能性が高まる。

 そうなると、そこがいよいよのドル円の天井の可能性も高まるが、もう一段二段上を追っていく形となるかもしれない。

 

それでは遅いのである。

東京勢が欧米どもに一泡吹かせるためには

今日この時間こそ、大幅に上値を追って買いまくるべきである。

 

そうなると、上昇のための燃料が不足し、そこからNYが追随買いしても、ドル円は上がりにくくなる。

 

誰もかれもがロングとなるからである。

 

結果、買われすぎとなって、NYどもの買いも東京勢の買いも、根こそぎ高値掴みとなったとしても、

東京勢の損失は東京勢単独の養分とはならず、NY勢やロンアニどもも道ずれとすることができるだろう。

 

ただ、それができないのもまた東京。

 

東京勢が自信をもって買いまくるのは

いつもいつも、もはや手遅れとなるかのような、いまよりもっと高値となるドル円のレートをNY勢がつけた後である。

 

ただ、そうなったとしても、そうした場合の明日以降の東京勢のさらなるドル円の高値更新は

本日、NYに追随し、ドル円買いに勇気を持てず、むしろ売り玉を積んでいった東京勢の損切りが、もともとの高値追いの燃料なのである。

 

どちらにしても、本日の東京時間にあれこれポジションを整理する必要はないと思えたのが、本日の東京勢の動きをみてあらためて思った考えで、昨夜からのドル円の109.86あたりからのロングはこのままホールドしておく。

 

しかし、がっかりなのは、ドルカナダ。

 

1.3290アッパーで昨夜結局すべてを決済したが、

本日の東京は、ドルカナダを売り気味で

1.3280割れあたりまでレートを追い込んでいある。

 

月末のユーロドル、ポンドドル、ポンド豪ドルのショートしかり、月初のポンドドルのショートしかり

 

微益や損切り、自らの撤退から1営業日を待たずして、狙っていた方向に相場が転換することばかりである。

 

今回のドルカナダのショートについても、

5営業日あまりもホールドし、結局、昨夜損切りした後でいよいよトップアウトとなったら、ほんと、マイナススワップを何日も連続で食らい続け、最後の最後に損切りしたのがバカみたいである。

 

ドルカナダは一昨日に1.3330を超えられず下押ししたところ、昨夜1.3315アンダーで戻り売りに叩かれ安値を更新したことから

本日の東京勢は、ドル円逆張りショートで追随しているのと対照的に

トレンドフォロー的な売りを繰り返している。

 

とはいえ、昨夜のNY勢が守ったサポート、1.3275水準、ここはカナダ雇用統計が両結果であってすら守ってきた水準だが…、こちらについては、割り込む勇気が持てず、

ではなんのためにトレンドフォロー的な売りを繰り出しているのか…という、レンジディールしたいのかトレンドフォローしたいのか、わけがわからない小動きに終始しているのが、相変わらずの東京スタイルである。

 

本日の東京勢のドル円のショートしかり、

ドルカナダのショートしかり

いずれにしても、昨夜のNY勢の値動きの劣化版コピーのような動きであり、このぐずぐずの東京時間の動きで、値動きの趨勢を計ることは到底できない。

 

このいつもながらの養分フラグのような東京勢の動きが、養分確定となる流れを考えれば

 

逆張りを繰り出すドル円のショートを上に担ぎ、かつトレンドフォローもどきの腰の座っていないドルカナダショートを担ぐという

どちらも東京勢を刈ることができる流れは

ドル買い、ということで、

ドル買い仕掛けがロンドン以降に予感される動きではないか、と思えてならない。

 

ただ、ドル買いの流れが強まるとなれば

いま戻りを試しているポンドドルが、ドル買いでトップアウトする可能性がでこなくはないが、

ポンドはドル買いの流れにあっても、大きくは売り崩されないのではないか、と思う。

 

ドル買い、ポンド買い、という流れを強められれば

ポンドカナダが上値を追う形となり、

ドル円ショート、ドルカナダショートを根こそぎ担ぎ上げることができるだろう。

 

ポンドがこのまま、巨大な上昇推進波第3波を形成することなく、戻り売りに叩かれ、下落を再開するとしても

現在の短期上昇モメンタムにあるポンドは、

どちらにしても、1.3あたりを試すまでは下落再開は起こらないように思っている。

 

となれば、ロンアニが東京勢の繰り出すNYの劣化版コピー、ドル円のショート、ドルカナダのショートをともに刈るための仕掛けは

 

ドル買いではなく、ポンド買いが主体となるのかもしれない。

 

ポンド買い、しかし、ドル買いも行うために

ユーロドルからはドル買い、

ユーロポンドの下値追いをかけたポンド買いを仕掛けることで

ドル円は、ポンド円の上昇からの円売りの連れ高、

ドルカナダは、ユーロポンド売りからのユーロドル売りからのドル買いからの戻り、

という、ドル円、ドルカナダの東京ショート刈りを果たすことができよう。

 

もしくは、純然たるドル買いで、ユーロドルを落としドルカナダを持ち上げながらも

ユーロポンドに強烈な売りを与え

ポンドの下げを限定的にするかもしれない。

 

いずれにしても、現状の東京勢のドル売り気味の流れを見る限り

本日のロンアニどもは、純然たるドル売り、というドル独歩安的なオペレーションは、決して選ばないように思う。

 

 

 

 

最近はトリプルトップが注目されているのか??

最近の相場はやたらダマシのトリプルトップが多い。

 

トリプルトップ、トリプルボトムといえば、日本では三尊、逆三尊とも言われ、ダブルトップと並び、チャートパターンで優位性のはあるシグナルと言われる。

 

しかし、最近の相場はこのトリプルトップがやたらダマシとなることが多い。

 

相場が大きく動くときは、たいてい個人投資家損切りと決まっている(?)が、

 

最近の相場流れは、

特に短期足がそうだが、わかりやすい一本調子で、トリプルトップやトリプルボトムを完成させたあと、そこから突如値動きがぐずぐずし始め、そこからいきなり真逆に進むことが多い。

 

最近のトレードはAIが増えていると聞くが、

もしかしたら、これらAIが、最近の個人投資家がやたらトリプルトップやトリプルボトムを気にすることをこのエントリータイミングでのポジションの増減によって学習し、

むしろ、わざとトリプルトップを作り上げ、個人投資家たちが突っ込んで売りに入るようなダマシの迷彩を作っているのではないか、とすら思えてくる。

 

例えば本日のドル円の値動きを見ても

短期足ベースでかずかぎりなく、ダマシのトリプルトップが発生している。

 

短期足なので、そういうダマシは普通だろう。という意見もあろうが、

 

リーマンショックより以前から相場を見ている自分としては、

ここ最近のこうした短期ベースで起こるトリプルトップのダマシは、以前はここまで頻繁に起こっていなかった。

 

相場にダマシが起こるということは、そこに騙される豚がいる、ということである。

 

しかも、これだけしばしばこの手のダマシが生じるということは、

 

いまの個人投資家レベルの間で、トリプルトップをエントリータイミングとして流行っているのではないか、とすら思えてくる。

 

相場に聖杯がないのは言うまでもなく、各テクニカルパターンにおいても、

その他テクニカルパターンに突出した優位性を持つものなどない、と言うのが自分の考えである。

 

トリプルトップが最も優れたシグナルでないことはもちろん、ダブルトップであっても、ピンバーであっても、フラッグであっても、

どれかが、他のシグナルとして突出して優位性を持つなどということはない。

 

相場は場合によっては、トリプルトップもダブルトップもピンバーも何もかもがダマシとなりながらも、例えばその瞬間は酒田五法の三空のみが強烈なシグナルとなった、という場合もあるのである。

 

ここ最近、自分のなかでやたは違和感を感じるのが、トリプルトップのみがダブルトップ他その他のシグナルと比べて、やたらダマシとなりやすいということである。

 

よくわからん??

ドルカナダ損切り。ドル円買い

ドルカナダは昨日、1.3330に迫ったのち、本日

ようやく下落を進めたが、

 

自分が最も安いところからのショートポジションの1.3275あたりでまたも切り返して、1.3290を超えてきた。

 

もうすべて決済して、ドルカナダのショートはもうやめることにした。

 

昨夜も買い上がりを続け、最大のところのロングは1.3320アンダーまで売りがあったが、それらも含めて全決済。

 

ポジション

USD/CAD  S 1.33198 1.33169 1.3310 1.33117 1.33096  1.33005 1.32959  1.32925  1.32871  1.32777 1.32748 → 1.3291決済(利食い&損切り

 

現状がドルカナダのかなりの買い超過のゾーンにあり、反転下落の可能性は低くない、という自分の考えはまだ変わらない。

 

時間足においては、特に4時間足においては強烈なダイバージェンスが継続して発生しており、買いの限界はとっくに超えている。

 

ただ、現在の株高でありながら原油安など、リスクオフ気味に地合い進むねじれた相場が続いており、株高にありながら、ドル買い圧力は継続している。

 

この為替市場全体のドル買いモメンタムが続くかぎり、

ドルカナダは下落しにくく、実際、大きめのロングポジションまた投げられている兆候がまったくみられない。

 

先週末のIMMのポジション状況でカナダドルのショートが増加し、ロングポジションが減少していることはすでに述べたが(これはドルカナダ相場においては上方向の圧力となる)、ショート枚数がこれまでの平均値を大きく逸脱した水準にまで増加しても、

ドルカナダにこう何日も強い陰線らしい陽線がまったく出ないという現状を考えると、現状のドルカナダは、なおも米ドルに対してカナダドルが売られるという現状をカナダドルを取引する豚たちは変える気がない、ということになる。

 

ドルカナダは現在ボラティリティがなさすぎて、高値安定の状況に入っている。

 

その他通貨ペアがドル買い相場においても一定のボラティリティを示しているのに対して、ドルカナダは動かなすぎる。

 

それでもドルカナダの下落を見立てているならホールドしておくという考えもなくはなかったが、

 

それでもショートを捨てた最大の理由は、

ずっと動かないドルカナダをショートし続けることで、その他通貨ペアの取引機会が奪われ続け機会損失がひどすぎる、ということと、ドルカナダのショートをずっと持ち続けることでマイナススワップがすでにかなり積みが上がってきたからだ。

 

先週からドルカナダのショートをかなりの大玉でホールドしていたため、マイナススワップは万単位で増加していたし、これ以上トップアウトの日が先延ばしになると、さらにマイナススワップが増加する。

 

オアンダのオープンオーダーなどを見ても、今のドルカナダは相場は、かなり売りに傾いており、自分と同じように、かなり多くの個人投資家が、いまのドルカナダの踏み上げに耐えているような状況である。

 

これらを見るかぎり、もしかすると、これら個人を全て焼き尽くすバイイングクライマックス、のようなものが起きないことには、

いまのドルカナダを買い持ちするグリードどもはカナダドルのロングについてはともかく、ドルカナダロングに対するカナダドルの売りと、米ドルのロングは投げないように思えてきた。

 

ドルカナダの下落については、まだその見立てを変えていないが、やはりいまより安いレートからの売り再参戦となろうとも、

そこからの売りを改めて考えようと思う。

 

さすがにショートを損切りしたとはいえ、ドルカナダについては、ここからドテンロングなどする気はさらさらない。

 

いくらこのあとバイイングクライマックスがあろうと、さらなる上昇リスクがあろうと

現水準からの買いはどう考えても遅すぎかつ高すぎる。

 

大口グリードどもは、こんなところでポジショニングを行うわけもなく、現在の地合いは、短期の欲豚どもが原油安やドル高のモメンタムに乗って、この水準からでもさらに買っているというだけであろうと思う。

 

むしろ現在の水準は大口グリードにとっては格好の利食い場なのではないかと思っている。

 

ただ、こいつら大口も利食いでロングポジションを減らしたもしても、新規にショートを積み立てている感じはしない。

 

早めの参入の大口どもは、すでに昨夜到達した中長期サポートである1.3330アンダーでいくらからショートを積んでいるかもしれないが、

最後(?)の花火となるようなもう一段上へのバイイングクライマックスに向けての売り増しの余力を残しても打診売りのレベルの量にも思える。

 

いずれにしても、1.3270〜1.3330あたりでのドルカナダの高値圏レンジはいましばらく続く感じがし、この狭いボラティリティで、マイナススワップを日々喰らいながらショートを保有し続けることはもう我慢の限界である。

 

来週になって、ようやく下抜けしました、となっても、その段階でマイナススワップは、さらにきついことになっており、そこでようやく利幅を取れてもさらにいまより数万円レベルでスマイナススワップが追加されても仕方ない。

 

ということでドルカナダのショートを捨てた理由を長々述べたが、ショートを損切りしたあと、即座にドル円をロングしている。

 

108.86あたりでロングし、ロングした瞬間に、いきなり108.80が割られ、これまた含み損となっているが(いちいちエントリータイミングが下手すぎる…)、

 

とりあえず、108.70を割らない限りはこのロング持っておこうと思う。

 

ドル円もドルカナダ同様値動きがほぼない感じだが、損切りされない限り、ドル高ムードで日々過ぎたいったところで、ドル円のロングについては、ドルカナダのショートと異なりプラススワップが付与されるため、

 

日々、期待収支が減少していくというストレスはない。

 

ユーロドルや豪ドルドルのショートも考えはしたが、

これら通貨ペアは、かなりの安値圏まで進んでいるところがあり、いまからのショートは安値つかみとなる可能性がある。

 

これらドルストレートのショートに危険を感じる理由としては、ポンドドルの小反発ムードもある。

 

ドル高地合いにおいて、ポンドのみはなんだかドル売り気味に触れているように見える。

 

いや、ポンドだけはドル売りというよりは、ポンド買いの方が傾向が強いのかもしれない。

 

ポンドは、先週末に直近安値を割り込み、下落3波を完成させた。

この波はエリオット的に見れば、推進3波か調整C波のどちらかであるが、

 

その以前の第2波があまりにも揉み合っていたことから、先週の下落は調整C波だった可能性が高い。

 

調整C波は推進3波並みの勢いを持つこともあるが、ほぼレンジと見えるくらい、短命に終わることもある。

 

昨年、安値更新は12月下旬の安値から20-30pipsほどしかしていないが、これでC波の完成は完成なので、

ここから昨年のポンドの強烈な戻り相場を第1波動と見たてた、推進第3波の上昇が起こる可能性がある。

 

現在のポンドドルが推進3波の萌芽とすれば、その上値限界値は、1.35の昨年の戻り高値など通過点に過ぎず、さらに1000pips超は上値を伸ばすリスクすらある。

 

それがまだ時期尚早となったとしても、

いまの段階でのポンドの下げは、限定的となる可能性も高く

 

ポンドが強烈に上昇した場合は、ポンド円の上昇からドル円は連れ高となる可能性もあり、

ポンドが下落したとしても、その下げが限定的となった場合は、ここでのポンドドルのなどのポンド売りはドル買いに劣る可能性があり、

ドル円はポンド下落においても、ここからのドル買いで堅調に推移する可能性はある。

 

つまり、ポンドの相場イメージからドル円の動きをイメージすると、ポンドが今後上がろうが下がろうが、ドル円の上昇の方向に傾くように思える。

 

とはいえ、ドル円の現在のレートにおいても、ドルカナダと同様、かなりの高値圏にある。

 

110円のキリ番は、実需の売り他、かなり節目として意識されているところがあり、

抵抗帯としてはそれなりに強い売りのラインであると思う。

 

ただ、それでありながら投機の豚どもは、再三にわたって109.90アッパーを試していることも事実で、

 

現在の実需の売り切り玉が一巡すれば、

ドル円の売りを抑える玉はなくなり、短期の売り玉の損切りを巻き込む上昇が見込めるように思う。

 

110.00という水準は、00のラウンドナンバーという意味以外にはさしたる意味はないと自分は思っており、テクニカル的に見た中長期のレジスタンス水準は112円あたりではないかと思っている。

 

その点が、同レジスタンスが1.3330あたりにすでにあり、買いの超過も超過に至っている、バブル相場的なドルカナダと状況が異なる点である。

 

スワップポイントは短期投機にとってはそれほど重要な意味はない、という話もあるが、

 

それであっても、大口の豚がマイナススワップ値洗いごとに積み上がることを感受し、ショートをホールドし続ける、というのは、

新興国通貨ならともかく、主要通貨においては、

よほどのリスクオフの地合いか、なんらかの近未来の事件に対するインサイダーでもないかぎり、そうそうないように思う。

 

その意味で、コロナウイルス問題があろうともこれだけの株高が続く限りにおいては、

 

マイナススワップが日々発生する

ユーロドルのロングやドルカナダのショートはなかなか選択されにくいように思える。

 

自分のポジション量は大口から比べるとチリのようなレベルだが、ドルカナダショートを持ち続けたここ何日もの間で、万単位のマイナススワップが積み上がることは相当なストレスだった。

 

これが数百億、数千億単位となれば、このマイナススワップの打撃はより大きなものとなるだろう。

 

その点ではドル円ショートも同じで、

ドル円のショートはドルカナダ以上にマイナススワップが発生する。

 

実需の企業は売り切り玉なので、そんな損失は食らうこともないが、

投機筋のホールド玉はそうはいかない。

 

110円が節目としての抵抗帯であるからと言って、これだけ値動きのないドル円のショートを持ち続けるには、現在の株高やドル高地合いにおいては、相応の負荷となるだろう。

 

ドル円が下を追うためには、円高を伴う強烈なリスクオフが進行する必要があり、

その雰囲気があまりにもなさすぎる現状においては、

現在のレートが直近のレンジの高値にいくら近いといえども、ドル円のロングを持つのは、ドルカナダのショートを持ち続けるよりは、よほどましな選択であるように思う。

 

ポジション

USD/JPY  L 108.862

 

 

金融市場は、アン・ドゥ・トロワ(戯言)

…という話を聞いたことがある。

 

要は、スリーステップである。

 

アン

ドゥ

トロワ

 

っと、バレリーナのようにスリーステップを踏んで、金融市場は飛躍する、もしくはトップアウトする、という傾向があるらしい、という話を、どこかで目にしたことがある。

 

なるほど、ドルカナダもまた、3ステップのような上昇を刻んできた。

 

最初のステップは、1月半ばの金融政策発表。

 

ここでファーストステップ。

 

1.3050アンダーから、1.3170アッパーまで

 

その後、小刻みなステップを繰り返しながら

セカンドステップが、2月4日、

すでに、1.3230アッパーまで上値を伸ばしていたところから1.3300アッパーまで

このステップはNY市場でなんの脈略もなく、ただただモメンタムのみであるが、セカンドステップゆえに、それでも上げ幅を稼いだ。

 

そしてサードステップ。

 

トロワ…

 

となるのが、先週末のロンアニの買い仕掛け、ここで高値を更新し、1.3320タッチまで…

その後、カナダ雇用統計の結果を受けて、相場がずっこけた?

 

いや、実は先週末のその段階でずっこけたとは言い難い。

 

そのさらに前夜のNY市場において、すでにサードステップは行われ

押しが浅いところからのステップゆえに

1.3310アンダーという、わずかに高値を更新したところで、、

ドルカナダは失速していた。

 

先週木曜の段階で、スリーステップは完成していた。

 

それを、その翌営業日、先週末の金曜、前営業日、3ステップ目でNY勢がずっこけたにもかかわらず

ロンアニは、さらに次なるステップ

 

カトル(4)

 

のステップを無理やり踏ませ、1.3320までレートを持ち上げたのである。

 

これは市場におけるスリーステップの原則(そんなのあるか…はともかく)、から逸脱する、ロンアニ単独の強引なる強欲の舞である。

 

ユーロやポンドは先週から下落波形を強めているが、

これら通貨とて、一定の戻り調整を経てから下落を再開させた。

 

これら通貨の戻りは、もう戻りすぎというくらいまで戻っており、おかげで、これら通貨をショートしていた自分は耐えきれず、損切りしまくったほどである。

 

この流れは、言ってみれば、ポンド・バレー団も、ユーロ・バレー団も、所属バレリーナたちに、まともな休息を与えたのに対して、

 

それらに比べてカナダドル・バレー団は、興行収入だけを考える強欲な団長が指揮するがゆえに、もはや飛べない疲弊したバレリーナに一切の休息を与えず、むりやりもう一段のステップを強いた。

 

…というのが、スリーステップの相場のリズムを考えた時にの週末のロンアニどもの強引なドルカナダの買い上げに対する自分のイメージである。

 

所属のバレリーナの足首がくじけようが、折れようが、強欲にまみれたカナダドル・バレー団の団長(ロンアニども)にとってはどうでもいい。

 

金になればオールオッケーなのである。

 

カナダドルがひとつのバレー団だとすれば

ロンアニは、金だけを求める愚かな団長であり、そこでのバレリーナたち(カナダドル)は、もっと飛躍すべき可能性の芽を無残に摘み取られた、ようにも見える。

 

金勘定のみで、バレリーナたちを酷使し

強欲を貪る団長が指揮するバレー団に明るい未来はない。

 

バレリーナたちが再び華麗なステップを舞うためには

この強欲な団長を放逐し(もう殺してもいい)、

バレリーナたちにひとときの休息が必要である。

 

1月下旬から先週末までのドルカナダの相場を見ていると、そんな戯言めいたストーリーが頭に浮かんだ。

 

 

 

 

騙されに騙され、結局、ポンドは3波(またはC波完成) そしてドルカナダ

ポンドドルは自分はずっと売り目線で見ていたが、

自分のポンド売りのポジションは、

月末にロンフィクの欧州通貨買いや

ロンアニの短期踏み上げ相場でことごとく焼かれ、

現在、ノーポジションである。

 

ただ、やはり、やっぱり

ポンドは1.35からの調整3波を完成させ、12月安値を更新させた。

 

自分を信じて、というか、エリオット波動様を信じて、ポンドの売りを握り続けていれば

上記局面の売り持ちはいまごろすべて大幅な利益である…。

 

ポンドは週末の安値更新によって下落トレンドがあらためて確認されたが

 

ここから大暴落するか、となると

現状は判断がつきかねる状況である。

 

ポンドといえばエリオット、

ということで、ポンド相場を眺めた時

確かに、ポンドは1.35の天井から下落トレンドを完成させたが

天井から先週の安値更新に至るまでの持ち合いがぐずぐずしすぎており

ここから判断するに

現状の下げは、エリオット波動的に言えば

推進3波ではなく

調整C波の可能性が高まっているように思える。

 

であるとするなら、現在の下落波動がピークを迎えた後は

新たな推進派が形成される可能性があり

次なる波動

昨年9月から12月までの戻り相場を巨大な1波とみたところからの、巨大な第3波となる可能性も捨てきれない感じとなってきた。

 

とはいえ、現在の下落波が修正C波であったとしても、その底値はまだ確認できない状況から

順当に見ても1.27割れ、

より積極的に見ても、1.25割れあたりまでは

下値余地があり

 

この下落波動は、ブレグジッドに関するポジティブな材料、といったファンダメンタルズ的な転換が生じない限りは、上記ターゲットまで突き進む可能性が高い。

 

その意味では、現状のポンド相場においては

安易にポンド買いなどできない状況で、

ポンドがらみで言えば、ユーロポンドやポンド豪ドル他、

ポンド安方向(ユーロポンドはロング、ポンド豪ドルはショート)で見ることが

教科書的なトレンドフォローのディールとなるだろう。

 

いまポンド相場をやるとすれば

いったんの戻りを待ち、その戻りのアップトレンドが崩れたところからの戻り売り、というのが順当な戦略のように思える。

 

このポンド売り地合いは、ユーロポンドの上昇などを促すため、ユーロの戻りにとっては優位にも見えなくはないが

ユーロはポンドと連れ高、連れ安になりやるい現代の為替市場における主体性ゼロの通貨の筆頭であるため

ユーロについても買いは選びにくい、というのが現状である。

 

このポンド安、ひいいては連れ安になりかねないユーロ安を思えば、相対でドルが買われる可能性が上がるが

 

ここで本題のドルカナダである。

 

自分は先週からドルカナダのショートをホールドし続けているが

結局、すべてのショートポジションで週をまたぎ、現在に至っている。

 

欧州通貨全般が売られるということは

ドル買いが優勢ということで

ドルカナダのショートにとっては、相変わらずアゲインストの状況である。

 

さらに週末、最新のIMMのシカゴ通貨先物ポジションが発表されたが、

2月4日現在、

カナダドルのポジション状況は

ドルカナダショートにとっては、がっかりの

ロング減少、ショート増加という状況となっていた。

 

これは投機的なカナダだドルショートが増加し、それに対してロングポジションが減少したということで

先週の堅調極まるドルカナダの戻り相場を裏付ける結果となっていた。

 

 

ただ、この最新データは

その後の先週末(2/7)のカナダ雇用統計でのポジションの増減は計測されていない。

 

先週末のカナダ雇用統計の結果は良好なものであり、その段階で

少なくとも、カナダドルのショートポジションの増加もロングポジションの減少も起こりにくい状況である。

 

2/4付のカナダドルのショートポジションの増加によって、カナダドルの投機的なショートポジションはより限界領域に突入した状況の流れから、先週末のカナダ雇用統計の結果を迎えたとなれば

カナダドルの投機売りの状況は、ピークアウトした可能性がより高まっているように思える。

 

上記、欧州通貨安の流れはドル買いにとっては優位に働くが

欧州通貨安ということは、対欧州通貨においてはカナダドルが買われるということで

 

欧州通貨売りと米ドル買い、どちらの流れが優位に働きそうか、といえば

現状の材料のホットさを比べると

欧州通貨安の方に軍配が上がる可能性が高く

 

カナダドルが対ドルでどれだけ売られようととも

対欧州通貨での買い圧力が勝り

カナダドルは今週こそは堅調に推移しそうに思っている。

 

カナダドル

先月のカナダ中銀(BOC)の政策金利発表でのハト派的なスタンスから、

目下利下げ期待が高まっている状況で

その地合いが月の変わった今月2月においても引き継がれている状況である。

 

ただ、BOCは世界の金融政策の流れに足並みをそろえるところがあり

 

後の豪州、英国の政策金利がともに据え置かれ、ほかの国においても、現状は金融緩和を伴う利下げ熱が高まっていない状況である。

 

それでも、BOCは利下げを敢行する、という思惑が、カナダドルの弱気相場を継続させているのだろうが

 

利下げが起こるとしても、その観測は3月ではなく4月というのが大勢の見方となっており

 

2か月先のしかもあるかどうかはまだはっきりとしないカナダドルの利下げの思惑のみで

カナダドルを今のレートよりさらに続伸させることは困難なように思っている。

 

最終的に、BOCが市場の思惑通り本当に利下げし、ドルカナダが1.3330あたりの中長期レジスタンスをブレイクするという可能性があるとしても、

ここから2か月にわたって、いっさいの調整も作らない、ということは考え難い。

 

ドルカナダの現状は、あまりにも一直線に上昇しており、

さらに1.3315アッパーは強烈なレジスタンスゾーンであることを考え合わせても

 

ドルカナダが今後、さらに上値を追うとしても、ある程度の調整は必要である。

 

現状のドルカナダの相場が完全に中長期アップトレンドに転換してきているとしても

浅く見ても、1.3180あたり

順当に見れば、1.3130あたり

深めに見て1.3100割れあたり

までの調整局面があっても十分な水準にまで現在のドルカナダは戻りすぎている。

 

先月、ドルカナダのまともな押しを一切与えなかったのは

現在も拡大懸念がくすぶるコロナウイルス新型肺炎への警戒からの豪ドル売り米ドル買いがその圧力となっていることは間違いなく、

 

この問題がなければ、ドルカナダの相場も現在の上昇過程のどこかで一定の調整局面を迎えていたはずである。

 

それがコロナウイルス問題の警戒感がくすぶりつづけることで、

ドルカナダにおいては、ドル買いの先取りを大きく進めすぎたところがあり

 

現在のドルカナダは、この問題に対する金融市場の警戒のピークアウトを迎えるとともに

急速に先食いしたドル買いの調整が進むように思っている。

 

もちろん、であるからといって、ドルカナダが完全な下落トレンドに転換するかどうかは、カナダドルそのものの地合い、カナダの政策金利やカナダ国内の経済情勢が鍵を握っているはずで、これら当地のポジティブな後押しが強まらなければ、継続的なカナダドル買い力が発揮されにくいように思う。

 

いずれにしても、現状のドルカナダは、カナダドルの先安観があるとしても

上記、パンデミックリスクによるドル買いがドルカナダの相場に大きく下駄をはかせていることは間違いなく、

 

やはり現状のドルカナダは明らかに高すぎる水準であると思う。

 

ドルカナダを買うとしても、カナダドルが春先まで先安観で進むとするなら、上記、下押し水準(1.3180~1.3100)に到達してからでも遅すぎることはない。

 

現状のリスク警戒感からのドル買いと

欧州通貨安からのドル買い、

このドル買いの二重苦によって

大きく下駄をはかされているドルカナダの現在のレートから買いを進めようという了見は、やはり強欲極まる、目先のモメンタムだけを見ている動物のようなアクションであるとしか思えない。

 

まあ、金融市場は、そんな動物的な突撃トレードが大きなトレンドを醸造するものではあるのだけれど…。

 

本日、あらためてドルカナダを売り増ししたため、あらためて現在のポジションを下に整理しておきたい。

 

ポジション

USD/CAD  S 1.33117 1.33096  1.33005 1.32959  1.32925  1.32871  1.32777 1.32748