ドルカナダ、売り増し
昨夜、ドルカナダが続落した過程で
1.400タッチのところで、既存のスイングポジションをさらに10%利食い。
USD/CAD S 1.40787 → 1.4000 利食い
NY市場ではさらに下落が進み、
ドルカナダは1.3900割れ寸前の水準まで落ちてきた。
東京市場ではさらに安値を更新したが
これがまた、いつもの東京逆張りディールが炸裂し
1.3920あたりの水準から、1.3970アンダーまで値を戻した。
ここで戻り売りも考えたが、東京時間の戻りに売り上がったにわかの売り豚がどこかで刈られることを警戒し、戻り売りを躊躇していたが
やはりここが売り場だったようで、以降は下押し。
本日、最大の売り増しのチャンスを逃してしまった。
では売らないかといえば、ドルカナダの本格的な下落波まだまだこれからだという考えは変わらず
結局は、またも安値圏からの売り増し。
1.3960あたりから売れていたものが1.3930あたりからの売り増しとなってしまった。
かなり以前にも述べたことがあるが
絶好の売り場や買い場となるような優位性のありそうなポイントは、アルゴやAIはもちろん
あらゆる人間の強欲がその優位性を即座に解消させてしまうもので、
レートは常にどちらにも優位性のなさそうなところまで動いてしまう。
現在の1.3920アンダーの水準についてもそうで
続落という意味ではここからの売りに優位性があるようにも見えるが
1.3920アラウンドは、ここ最近のドルカナダの大き目のレンジの下限あたりにも位置しており、買いにおいても、まったく優位性がないわけでもない。
無論、1.3920から1.3900水準を割れししまえば
この買い豚のかすかな希望となりうる買いへの根拠が失われるため、
次なる売り買いの均衡点(つまりもっと下の位置)まで大きくレートが進む可能性は増すが、
その段階にはまだ至っていない。
しかも、ふざけた投機の起点となることがしばしばあるロンアニどもが、この1.3920~30のゾーンでドルカナダについて売りサイドに回ってこないのも嫌な感じではある。
ロンアニはそれまでのNYや東京の方向に単独で挑む、カウンターとなるような逆張りの売り買いを仕掛け
かつ、それが成功することも多いが
カウンターで逆張りのポジションをぶつけてくることには
ロンアニどもも相当のリスクを背負っているはずで
かなりのポジションを逆張りでぶつけていかねばならず
このリスキーなカウンターが失敗したときには
この大量に仕掛けた逆張りのポジションの投げがトレンドの継続を加速させもする。
今回も、ロンアニどもは自分たちの時間になった途端にドル買いで仕掛け、またも天底を掴むようなカウンターに興じている感じがするが
今回はその強欲は成功しないのではないかと思っている。
その理由は、本日のようなドル売り方向からのカウンターとなるドル買い仕掛けは
すでに先週金曜に成功させており
そこにNY勢も追随させて、一過性のドル買い短期トレンドの醸造に成功させたものの
それを昨日すべて切り崩され、
仕掛けたドル買いの投機は、昨日、すべて切り刻まれているからである。
それに懲りずに、本日もまたドル買いで仕掛けようとしているのがロンアニどもであるが、
初動のコントラリアンはもちろん先週末の動きを再来させようと企んでいるだろうから
先週末と変わらず仕掛けのドル買いを積極的に行っていくだろうが
その仕掛けに追随する第二波となるドル買い仕掛けを、第二陣のロンアニどもがつきあってくるかは疑問である。
週末はその手のドル買い仕掛けが成功したのは
初動のカウンターの欲豚の力ではなく、
その第一波に追随した第二陣、押し目からさらに買っていった第三陣がいたからである。
この強欲の連続攻撃が続くことで
一過性の投機トレンドは完成する。
しかし、この仕掛けが逆流したとき
その打撃を最初に受けるのは、初動の上げから追随していった後発の連中である。
初動のコントラリアンは、これら後発隊を盾にして逃げることもできる。
こんな初動のグリードどもを守るために、現下のトレンドの最中、わざわざ第二陣以降が、この初動の利をもたらす追随買いを繰り返すことは、今回においては難しいのではないかと思う。
ということで、またも安値圏からの売りとはなるが
ドルカナダを、1.3930あたりから売り増し開始。
しかし、初回は、このカウンターどものドル買いが意外と伸びてしまい、
1.3940が抜かれ、一部が損切された。
ロンドン時間の主戦場はポンドやユーロにあり
ドルカナダはここで生じるドル売りやドル買いの影響を受けているに過ぎないが、
本日のロンアニどもはどうもドル買いに走りたがっているように見える。
その動機は、豪ドルにもあるように見え
東京勢が高値を更新させた豪ドルの買いを潰そうとしているようにも見えなくはない。
ただ、今回の場合は豪ドルにおいても、
東京勢のみが単独高値を更新たわけではなく、
むしろここで売りに入ってきた東京勢を、欧州勢が踏み上げ、15時以降にあらためて豪ドルを高値を更新している。
その意味で、本日、刈られるべき東京勢はすでに欧州勢に刈られており、
ロンアニは刈るべき東京勢が不在の中、米株先物が下落の気配に合わせざるをえないなか、迷走気味にドル買いを行っているようにも見える。
その意味でも、本日のロンアニのドル買いには腰が据わっているとは言えない。
ということで、ドルカナダは1.3940アッパーから、さらに売り増し。
USD/CAD S 1.40787 (LC 1.4078) 1.39404 1.39339 1.39317 139313 1.38311 1.39299