今週は風邪をひいていてトレードできず、今日から再開で、まずは豪ドルドルの買いチキン利食いがすぎるなか、ついにカナダドル売り

今週頭から微熱があり、風邪をひいてしまっていた。

 

寝冷えしての風邪だったので、コロナなどではないとは思うが、こういうご時世につき、仕事を控え、熱が下がっていたにもかかわらず、2日ほど自宅で休むことにしていた。

 

今日からさすがに仕事に戻ったが

今週の相場の流れを見ると、

原油相場がえらいことになっていた。

 

5月限という先物相場のみであったようだが

原油相場は一時マイナス40ドルくらいまで下落した。

 

以前にも述べた通り、個人投資家が20ドルあたりから底値買い、などと騒ぎ始めたころから、トルコ円などの例の繰り返しではないが、15ドルや10ドルくらいまではまだまだ落ちると思っていた相場だったが、

 

10ドルどころか5ドルすら割り込み、よもやのマイナス突入とは、一部アナライザーがのたわごととは思っていたが、それが現実となってしまった。

 

さすがに商品市場であるにもかかわらず、0すら割り込むということなどありえないと思っていたが、いくときにはここまでいくのか…という感じである。

 

ここまで原油が訳の分からない下落を進めたとあっては、さすがにドルカナダも上についていくしかなく

先週高値も抜けて、1.4260アッパーまで

 

テクニカル的には、逆走もいいところの、滅茶苦茶な波形であるが

これも原油の史上初のマイナス突入という暴落からすれば、このくらいは十分にありえる形状だったのだろう。

 

トルコ円の場合もそうだったが

個人投資家のスケベロングが根こそぎ焼かれ、底なしに見え始め、誰もが買うことを恐れた時こそが底である、というのは、金融市場のあるあるのようなもので

 

原油がまだまだ強含む可能性は低いながらも、この下落でいったんの底が見えたように思う。

 

この期に及んで、いまだ個人投資家が底値がいぃぃ、と気合を入れて原油を買ってくるようなら、もう一段二段の下落が襲ってくるようにも思えるが、

 

さすがにここまでの暴落を見せつけられたとなっては、もう素人に原油を買う勇気は湧いてこないだろう。

 

そうなれば、素人の買い玉は下に増えていきにくくなり、投機の売り豚も損切りできる玉を下に見出しにくくなるため、これ以上の売り仕掛けは当分起こらないのではないかと思う。

 

ここまでの原油安は為替市場に強烈なドル買い圧力を与えていたはずで

 

バカみたいに上がっていた豪ドルなども上値が重くなっていた。

 

しかし、原油の投機的目線が和らぐにつれて、本来のドル売りやオセアニア通貨買いが再燃するかと考え

 

本日、東京時間午前に、0.6295あたりから豪ドルドルをロングした。

 

午後を過ぎてもしばらくホールドしているが、あまりの上値の重さに嫌気がさして

 

14時ごろに、0.6315あたりで利食いしたところ

14時過ぎから、豪ドルドルは上にブレイク。

 

結局、0.6370アンダーまで値が吹っ飛んだ。

 

こちらは、0.6295あたりから20pipsほどの上昇で利食いしてしまったため

そこからの50pipsあまりもの値幅はまるまる取り逃した形である。

 

本日は原油がやや反発ムードのようで

ポンドドルなども上伸。

 

ドルカナダも、1.4110アッパーまで沈み込むドル売り相場で

 

豪ドルドルに集中していた東京時間は、豪ドルドルの上げ幅を逃して以降、

そのドル売り相場をただ指をくわえてみておくことしかなできなかった。

 

ここまで吹き上がられてしまうと、豪ドルドルには、なかなか買い場を見出すこともできず、

ドルカナダとてちょっと一方的に沈みすぎてしまったため、もう今日は買い時も売り時も逃した、と思っていたら

 

ドルカナダにチャンスが訪れた。

 

ドルカナダは、1・4110アッパーまで下押した後、15時半あたりから、なぜか急速に買われ、1.4180まで上値を伸ばして後、16時半あたりからまた売りで叩かれ始めてきた。

 

戻り売りの場としては絶好のタイミングとも思ったが

ドルカナダのこれまでのトレンドを無視した上昇っぷりに警戒し

高値レンジ形成を待ち、

1.4180~1.4160あたりでレンジ形成がされたあたりで、レンジ下抜けを狙い、1.4165あたりからショート。

 

1.4160をわれたところで追撃の売りを加えた。

 

ドルカナダは、ここのところの原油相場に引きずられ、1.4250すら超えるところまで買われたが、

 

以前にも述べた通り、個人的には、いまのドルカナダは原油相場とは相関しているとは思っていない。

 

原油が急落したとき、ドルカナダは1.4270アンダーまで上伸したから相関だろう、と言われるかもしれないが、

 

原油の暴落による5月限先物のマイナス圏突入という史上初の事態に、ドルカナダが真に相関しているとするなら、

ドルカナダのレートは3月半ばにつけた高値1.4670アンダーまでぶっ飛んでいってもおかしくはなかった。

 

それが、1.45どころか、1.43すらにも届かず、1.4270アンダーで頭打ちになっているという段階で、

カナダドル原油に対する相関はもはや限定的なものになっているとしか思えない。

 

しかも原油が下落する場合、ドル買いに走りやすいことから、原油安のカナダドル安とドル高が重なれば、なおのこと、ドルカナダも上値を追っていいはずで

それが果たせなかった段階で、その相関性の弱さはより顕著に感じられる。

 

もちろん、原油が史上最安値をつけるような暴落を示したのだから

カナダドルも相関に付き合わざるをえないから上昇はあったのだろうが、

それであっても、その程度しか上値を追えないドルカナダは

 

原油売り劇場が少しでも落ち着けば、一気にその偽り(?)の上げ幅を削っていく可能性は高いように思っている。

 

原油相場を無視して、ドルカナダのみでチャートを見ると、

 

現在のドルカナダは、1年通じてもめったに見られないような、歪な上昇波形を描いている。

 

ここまで急進的かつ歪な上昇波形は、原油安という材料もあろうが、ドルカナダ単体で見た時には無理に無入りを重ねた買い玉が積みあがっていると考えられ、

これが崩れた場合は、その下落はとめどない状況になりそうに思える。

 

こんな歪んだ戻り相場でなおも底堅いのは、

原油安の継続からの相関の呪縛から逃れられず売り持ちに躊躇する豚と、

こんなところから買ってしまった現状、買い玉を切られるわけにはいけない買い豚の防戦買いとが合わさっているだけで

 

チャート的に見れば、そのサポートは薄氷に等しい状況であろうと思っている。

 

ということで、ドルカナダをあらためて売り。

 

ほんと…原油の底値買いの豚たちもたいがい焼かれつくしたのだろうから

いい加減、ドルカナダは崩れてしまえよ…。

 

ポジション

USD/CAD  S  1.41652  1.41643 1.41602  1.41595  1.41594