両建て買いをやめたとたん、ドル円は高値追い…もう今日は完敗

ドル円の両建てロングはやはり必要だったのに

自分がロングしたときはことごとく損切され、

ドル円のロングはすべて損失。

 

しかし、ドル円は107.50越えまで上昇され

ショートポジションのほとんどは損切りを強いられ壊滅。

 

ロングも全敗、ショートも損切りしまくり、と

 

こんな見事に負けられるか、というほどまでに、本日は負けまくっている。

 

今月はほぼ日にち単位では全勝できていたので

大きな負けがいつかくると警戒はしていたが、

 

ここまで見事に負けられるものかと、

相場の残酷さを思い知る、NY時間である。

 

NY勢はむやみな逆張りは行わず

たいていがモメンタムに応じた順張りをかけてくるが、ロンドン時間から前日比プラスの買い過熱感満載でNYに回ってきたのが最悪の流れで

 

その過熱感を覚ますどころか、より加熱するような買いを繰り返すのが、狩猟民族たるNY勢である。

 

こんなモメンタム状況でNYに回ってきたとなれば、NY時間、日通し高値をドル円は更新するだろうと思ったが

やはり更新してきた

まずは、107.47まで。

 

ただ、この上昇でもじり高が推移するということは、バイイングクライマックスのような最後の吹き上げが来るかと思ったら、それもきっちりやってきて、

 

ドル円は結局、107.60越えまで。

 

すべては米債利回りの上昇を口実にしてのドル円買い仕掛けだが

 

107.60越えをピークにドル円はようやく反落してきた。

 

ただ、米債利回りはいまだ強烈な上昇を続けている。

 

それなのにドル円がトップアウトしてきているところから、

結局、為替相場は仕掛ける方向の口実として、各金融相場を悪用している、ということがわかる。

 

結局、本日狙われたのは、売りの損切りが膨大にあると思われる107.50アッパー

そこを狙うために、テクニカル的にはかなりの買い超過領域にあって買うことにはリスクしかないドル円を、米債利回りの上昇を口実に買っていき、そして、見事にその損切を食らいつくした。

 

そこでようやく満足したであろう買い豚どもが、利食いしているのが、午前2時過ぎのいまである。

 

さらに、この高値更新のさなかに自分は両建てロングを持てていない。

 

両建てのドル円買いは損切をかなり浅めに置いていたため、何度も何度も小刻みに損切され続け、

疲れ果てて、もう両建てロングを止めてからすぐに、買い上げが起こり

これが本当の高値を狙う買いとなった。

 

小刻みな損切りとはいえ、

ポジションボリュームが大きい両建てのため

一回損切されるたびに、数万近くの損失となる。

 

数万以上の損失を恐れ、損切りしまくったことで

そこからの上昇を大きく取り逃がし

ショートポジションの損切りを加えると、その何倍もの損失を負っているのだから

 

とんだ損失を恐れた貧乏性の、結局は大損、というオチである。

 

NY時間、ドル円が高値を更新したという悲劇はやはり起こったのだが、

結局、自分は両建てロングを持ててておらず、ショートのみの保有となっていたため

 

日通し高値更新のところでは、ただドル円のショートポジションを損切りで捨てていくしかできなかった。

 

買いでことごとく小刻みに損切されて、操作ミスで、両建てしたのつもりが両建て外しでロングをもったポジション分、売りも失い(20万ロットくらいを一気に失ったため、決して少なくない)

それでありながら、売りポジションを失って持った買いポジションは結局、小幅に押されたところで損切り

 

しまいには、

両建て買いを止めたとたんに上値を伸ばして、107.45越えまでドル円は上昇。

 

今夜は両建でロングしたポジションはまったくもって利益を出せず、

 

ただただ、ポジションを持つたびに損失を増やしていっただけである。

 

それもショートポジションを守るためのロングだったのに、一部、両建てロングをいれるつもりで、両建て解除からのロングだったため、売りポジションをざっくり失うなどもしているのだから、

 

今夜については何もせず、ただドル円ショートの踏み上げを耐えていればよかった感じだが、結局、そのショートポジションも捨てざるをえないくなった。

 

現状、ドル円はついに107.45のレジスタンスゾーンを突破され、現状のショートは損切りせねばならない水準に入ってしまったことで、ドル円のショートはすべてではないが損切りし、ポジションを減らした。

 

明確に上抜けを確信したら、すべて損切りしようとも考えたが、

 

やはり現状のドル円の水準は、戻りとしては、かなり限界水準に近いとしか思えない。

 

まず、ドル円の10月3日からの戻り相場(決して昨日ではない)で作られた上方チャネルゾーンの上限ぎりぎりのレートが、現在のドル円の107.45あたりのゾーンであり、まともな下押しもないまま、これを超えた水準を保ち続けることは、

 

上がり下がりで波をつくる為替相場の通常からすれば、かなり異例の流れである。

 

さらに、上位のレンジゾーンの価格領域の下限域も107.50あたりに重なる。

 

ただし、この下限領域は午前2時過ぎに突破され、損切りを巻き込んだ。

 

ただ、上位レンジゾーンの中間域になるゾーン107.62あたりでジャストぴったりではじき返され、そこから反落はしている。

 

トップアウトゾーンはここだったか…

 

というか、ここまで上げるつもりで本日の買い豚は買いまくってきたのか、ということが、いまさらながチャートから見て取れる。

 

このレートに到達するまで

売り豚は一切動かず、買い豚も一切利食いせずすすんだ。

 

ただ、このレートが、売り豚の新規売りと、買い豚の利食い売りの均衡点にようやくなってようで、そこからようやく下落ターンに入ってきたように思う。

 

つうか…あまりにも遅すぎる。

 

ただ、自分はショートポジションをすべては損切りしておらず、このレートに向かって突き進む買い豚に逆向かい売りを入れたため、

ほぼトップアウト位置である、107.60アンダーで売り持ちはできた。

 

ただ、それまでの損失があまりにも大きすぎた。

 

ドル円ショートは、107.45を抜けた時、3割くらいを損切りしたが、

107.50を背に、再度売りを積んでいった。

 

しかし、107.50を抜けた時には、ポジションが大きくなりすぎ耐えきれず、さらに損切り

 

最も最悪だったのは、本日のほぼ最高値のレート107.60アッパーの位置でもいくつか損切りを余儀なくされたことである。

 

本日は、もうぼろぼろのトレードであるが、

結局のところ、現状はいまだドル円ショートを保持し続けている。

 

本日はドル円ショートが踏まれまくり、ぼろぼろの状況ではあるが

ドル円の上昇がこのまま継続するとは思えず、どこかで大きく反落しそうに思う理由は以下3点ある。

 

 

1つ目が、4時間足200MAとドル円の関係である。

 

ドル円は、今月はじめにこの200MAのラインを下回った。

200日移動平均線は、相場を占う意味で重要だとよくいわえるが、この200移動平均線は、4時間足ベースにおいても、かなり重要なラインであると思っている。

 

通常は4時間足200MAを境にした場合、それを上下に抜き去った場合、その乖離は、逆側の乖離と同値分(もしくはそれ以上)進みやすい。

 

しかし、今回のドル円の場合、その下方乖離は、上方の乖離の半分ほどしか進まず戻り相場が早々に開始された。

 

ただ、こうした戻りがある場合でも、それは戻り売りにさらされることが多く、結局は、下方乖離の限界まで進むことが多いのだが、

 

そこからの戻りが収束するどころか

下落のピークを迎える前に

ドル円は4時間足200MAをふたたび下から上に貫いている。

 

これは自分の中で時間の逆行状態と呼んでいるような状況で、相場にかなり負荷がかかっている状況と閑雅ている。

 

つまり、こういう状況での200MA上抜けはすべて売り場、ということである。

 

こういう状況は、本来は下落すべきところに買いが入っている、という、歪んだ状況であると考えている。

 

この時間の逆行、ねじれが生じてしまった最大の理由が、まずは一方的な米債利回りの上昇がひとつ。

テクニカル的には10月7日のNY時間、その米債利回りの上昇に関連することにはなろうが、極端なまでのドル買い仕掛けが起こり、10月3日の戻り高値107.30アンダーを上抜いたことである。

 

このNYのドル買い仕掛け自体が

相場の波を歪める上昇を完成させ

これが短期足ベースの、下落相場の転換のシグナルとなり、

今夜の高値更新による

1時間足から下にだけ通用していた、アップトレンドの形状を、4時間足でも完成するに至ってしまった、と考えている。

 

 

とはいえ、現状はアップトレンドにあることは事実だが、とはいえ、上記の理由から、ここから買いに入りたいとはとても思えない。

 

たとえて言えば、ゴムが最大限に伸びきってしまっている状況で、ここから一切の押しもなく上値を伸ばすというのは、自分のこれまでの相場観からするとありえないほどの状況で、

でありながら、なぜまだ買いが継続しているのか、本当に理解ができない。

 

今夜のNYのドル円買いは、伸びきったゴムをさらに引っ張る、というようなことをしている、というのが、現在の自分の見立てである。

 

そういうわけで、現状のショートは損切りするというよりは、逃げ場を探したいのがいまである。

 

2つ目の理由が、これは前頁で述べているが

10月3日からのドル円の買い戻し相場で作られている上方チャネルラインの上限限界が、107.45~50あたりであることである。

 

チャネルラインはいずれ上か下に破られるものだが、上向きのチャネルは通常、下に破られやすい。

 

健全なレートの上げ下げからすれば、上向きのチャネルは下方向に行く方が破りやすいからである。

 

上方チャネルを上に破るということは

健全な上下動を破って、さらに鋭角な角度で上に上がっていく、ということで、

通常は強烈なファンダメンタルズ的要因でないと起こりにくい状況であり、

米債利回りがいくら急上昇しているからと言って、そこまでドル円を急激に上向かせる要因にはなりにくように思える。

 

最後は、我らがくそユーロ豪ドルである(棒読み)

 

ユーロ豪ドルは本日のドル円上値追いの状況においても、堅調を保っている。

 

ユーロ豪ドルが堅調を保つときというのは、決してリスクオンの状況のときではない。

 

市場がリスクオフのとき、ユーロ豪ドルは買われることがほとんどで、現在のユーロ豪ドルが堅調を保っているということは、市場ムードは決してリスクオンとはいえない。

 

では、なぜ、ドル円が今夜こうも堅調なのか。

 

その理由はただひとつ。

 

間もなく発表のFOMC議事録である。

 

これはドル相場における材料で、

これを見越してのドル買いの投機買いが起こっているのが今夜で、

 

これが米債がやたらと売られ、ドル円だけがやたらと買われている原因であろうと思う。

 

なんの意図か、本日のグリードどもはFOMCめがけてドル円を買い続けている。

 

これがどのような結果をもたらすのかは、FOMCの結果をみればわかる。

 

自分は、上記3点の理由からドル円の継続的な上昇を疑っていることと、午前3時から、ドル円が本来の方向、下落へと突き進んでいく、と考えているため、ドル円ショートをいまだ保持し続けている、というわけである。