ドル円ロングが切られて魔がさしてショート。しかし結局ロングの取り直し、結局、望まぬところで利食い全決裁。ドルカナダ吹っ飛ばされて、半分以上消失、売り直し。

ドル円の振り落としはここだったか…

 

22:15過ぎ、なんの前のブレもなく、いきなりドル円がまた108.10割れまで下落。

 

あまりに急速な陰線に、108.15からのロングを一気に損切りしてしまい

ドテンショートにしてしまった。

 

USD/JPY  L 108.149  108.155 108.158 → 108.10 損切り

 

ドテンショート 

 

USD/JPY  S 108.10

 

これが、108.10割れから急速に切り返し、

わかっちゃいたのに、引っ掛かって、ショートを入れてしまっていたことに

我に返り、損切り、ドテンロング。

 

USD/JPY  S 108.10 → 108.15 損切り  L 108.18 ドテンロング。

 

わかっていたのに、この振り落としで、一時的ながらショートを打ってしまった…。

 

自分のショートポジションなど、為替市場においてはチリのようなものだが

こういう自分のような狼狽のショートは市場に大量に表れたはずで

そここそが大口の買いのチャンスであろう。

 

この妙な突然の下落は、大口が演出したのかどうかは不明ながら、

大口の大きな買いをカバーするだけの狼狽ショートがどかどか現れたであろうことは、事実である。

 

こういう状況は

大口グリードにしてみれば、格好の買い場であり、入れ食い状態である。

 

しかし結局、この持ち値の悪くなった持ち直しのドル円の108.18からのロングは、108.25あたりですべて利食いしスクエアにすることになった。

 

原因はドルカナダ。

 

1.3280アンダーから頭打ちになっていたドルカナダは

突然の再上昇の勢いで、

ドルカナダのショートを大量に保有していた自分は

レバレッジが耐えきれなくなり、ドル円はスクエアにせざるをえなかった。

 

ドルカナダはまず1.3280で頭打ちになり、1.3260あたりまで押した後、

二波めの買いが突如発生し急速に上昇。

これが1.3275を抜けてからいきなり1.3300ジャスト寸前まで伸び日通し高値を更新した。

 

この高値更新は前週の高値すら更新することになり、

 ドル円に一足遅れて、ドルカナダも窓埋め完了からの高値更新である。

 

ドルカナダのタイムラグは下落で起こると思っていたが、そっちっすか…。

 

ここで戻り高値と思われたチャート波形からの一気の高値更新だったため

自分のような戻り売りの人間たちは想定外の上げに一気に損切りを誘発してしまったのだろう。

 

本日1日かけて上昇していた値幅に匹敵する値幅25pipsあまりを値幅を

たった2分ほどで稼ぐ上昇となった。

 

このたった2分の上昇で、ドルカナダのポジションの半分以上を損切り

いきなり本日収支がマイナス転換…

 

25pips程度の上昇で半分以上のポジションを損切りするしかないほどに

 大量のポジションをショートしていたということである。

 

1.1375あたりで頭打ちを見せとき、15分足のチャートを見ていると

通常はほとんどみられないほどの高値更新で、

テクニカルからはその説明が困難な上昇は

カナダドルの投げ売りに等しい火柱で、

 

なんでこんなありえない形状の垂直上昇をしたのかと

原油相場を見ると

 

なんと原油相場は垂直落下…。

 

次いでニュースを追うと、

サウジの原油施設の破壊が早くも回復の兆し、とのヘッドラインである…。

 

そんなのありかよ…。

 

週初めのサウジ問題は

原油相場を操るために、サウジ情勢を口実にして

原油相場の仕掛け買いに仕掛け売りをしたかっただけ…だったのか??

 

まあ結果的には、原油相場に翻弄される形で、

ドルカナダまでもが仕掛けられる結果となってしまった。

 

原油が今後どうなるかはともかくとして

とはいえ、ドルカナダはこの原油相場の急落でバイイングクライマックスを迎えたという考えは堅持したい。

 

テクニカルだけを見た場合、1.3285あたりは、

ドルカナダ相場ではかなりの買われすぎ水準で、戻り売りの絶好の位置と自分は考えている。

 

そもそもドルカナダは戻り相場を継続していた状況で

週初めのサウジ問題による原油の急騰においても

下値を限定的としていた。

 

たしかに最初こそ下窓を開けて下落したが

原油相場の急騰に反して、

そこまで下値を追うことはなく、むしろ、再上昇のための底固めをしていたような状況である。

 

テクニカルの後追いで、ファンダメンタルズ的な材料が発生する、

とよく言われるが

ドルカナダは、原油相場の急騰に反して

テクニカル的には底固めをしていたわけである。

 

個人的に、為替相場は商品他、その他金融市場に完全に相関しているわけではなく

トレンド増幅のために、都合よく、その他市場を口実にすることも多い。

 

で、今回のドルカナダの高値更新のためのバイイングクライマックス?のために

原油の急落が口実にされただけで、

 

ドルカナダが戻り相場でなければ、

この原油相場の急落にも、それほど大きくは反応しなかったように思う。

 

つまり、ドルカナダが原油相場に連動して高値を追ったのは

トレンドがそのようなものだったからそうであったに過ぎないと思っており、

 

そして、その戻り相場は

この原油急落によってターゲット(自分は1.3285あたりとみている)が

達成されたと考えている。

 

ファンダメンタルズ的な事由からは、

ドルカナダはいま売りをすべきではないかもしれない。

 

しかし、テクニカル的に見た時、自分の判断ではドルカナダは売りである。

 

ドルカナダはテクニカルに応じて動きやすい通貨ペアであると思う。

 

これまでドルカナダは上昇過程において、

どれだけ原油が上昇しようが上昇をやめなかったことは多いし(本来は逆相関が生きるなら下落すべきなのに)、

逆にどれだけ原油が安くなろうと、下落を続けてきたことも多い(これも本来は上昇すべき局面)。

 

ファンダメンタルズを考えてみても

今回のサウジ問題がデマか自作自演か、それともまともな真実かはともかくとして

 

原油高にもっていきたいサウジ界隈が

原油相場の再度の下落でもとの木阿弥になることを望んでいるだろうか。

 

原油施設の復旧が想定以上に早く進み

供給に問題がない、などというリーク情報は

 

原油相場を下げたい、サウジ界隈と利害の反する勢力による

リーク情報なのではないか、とすら思えてしまう。

 

世界情勢は情報戦の化かし合いで、なにが真実かはわからない。

 

また自分たちのような個人投資家レベルに伝わってくる情報が

最新である保証はどこにもない。

 

相場を大きく揺るがす情報を事前につかむことができる連中など

一部の当局に癒着する有力者のみで

 

我々のまだまったくしらない最新の情報が

いまと真逆の意味をすでに帯びているという現実の可能性は往々にしてある。

 

インサイダーたちの思惑を感じ取れる近道のひとつとしての大きな手段は、

やはりチャートであり、

自分がドルカナダで待っていた戻りのレートは1.3285あたりである。

 

実際、ドルカナダは、1.3285あたりから上値が重くなってきている。

 

しかし、先週のユーロドル売り、ユーロ豪ドル売りに引き続いて

今回もドル円のロングを早々に利食いスクエアとして

こんどはドルカナダ売りを大量に持った状況になってしまった。

 

しかも、ユーロがらみのショートのときと同じく

ドルカナダショートも情勢は現状、不利めである。

 

ただし、ユーロドルの時は

1.1105あたりが戻りめどとみていたところで

上昇に売り向かい、1.1020~1.1050あたりから売り持ちでフリーズさせられるという圧倒的に不利な状況だったが(自分の戻りめどから50pips以上の下から売っていた)

 

今回のドルカナダはすでに上値めど(1.3285あたり)と考えているレートを背にしてのショートなので、ずいぶん気は楽である。

 

ただ、1.3360越えの段階からショートを打っていたことは

やはり早すぎた…。

 

為替相場が反落するとしても

その前にはたいてい高値を試し更新したのちに下落する。

 

1.3275あたりで頭打ちとなっていたことから

1.3285あたりには届かず反落、と考え大量のショートを積んでいたことは

甘すぎた。

 

為替市場に巣くうグリードどもが、そんな安易なショートを許してくれるはずはない。

 

で、案の定、高値は強引なまでに再更新され、

おかげで、半分以上の自分のショートポジションは損切されたわけである。

 

1.3385からのショートという自分の相場観は

現在、ショートを持ってからあとに自分を擁護するためにいま強引に考えたポジショントークではない。

 

自分は日々、エクセルで、戦略シナリオを立ててからトレードするようにしているが、本日のドルカナダについて立てていたシナリオは以下である。

 

シナリオを立てたのは本日の17時半ごろ。

この段階では、原油の急落など想像もしていない。

 

■以下は、エクセルからのコピー

USD/CAD

基本下げ目線で、05:32 PM現在、ロンアニが売り気味で動いているため、NYの担ぎあげを待っての逆張りが基本戦略。

下落シナリオ:NYでの担ぎ上げを待ってからの逆張りショート(その場合、なにかご都合主義な理由を口実にする可能性大)。引き付けるとすれば、その担ぎ上げは1.3285を抜いてくると思われるので、さらに上への息切れを待ってからのショート。それ以前の段階で1.3260のレンジ上限を再び試し、それのゾーンがリジェクトされた場合は、その段階からのショート。

 

ターゲットについても、あらかじめ以下、シナリオを立てている。

 

■以下は、エクセルからのコピー

ターゲットは最大1.3140まで。途中のレンジ群の途中で、それらレンジが上方ブレイクされた場合は逃げ場。  

 

ポジション

USD/CAD S 1.32970  1.32916  1.32843  1.32824  1.32758  1.32725