朝一からすでにドル売りを積み増し
週明けの相場は、週末にドル買いもたらすようなポジティブニュースもなさそうで、ドル円は上値が重いままで開いた。
こちらは週末リスクをさけてドル売りポジションを軽くしていただけなので
7時過ぎから、どんどん、成行で上に上がるたびにレバレッジの限度いっぱいまでドル円を売り増し。
小口にユーロドルを買い増しした。
ドル円は先週、106円ミドルを守ったことから、値ごろ感で逆張りするなら106.50を背中に買い、ということになろうが、
為替相場において、誰でも狙えるところにスウィートスポットがとどまることなどほとんどない。
先週のNYは106.50を割れずにクローズしたが、これはNYが106.50を守っているとは自分は見ていない。NYどもは、ここから下を東京勢に割らせるためにこのレートにとどめたのだと思っている。
先週の大きな下落からすれば、先週末の段階で106.50を割り込ませるのは幾分突っ込みうりのような状況となり、時間的な調整を取りながら、突っ込み売りをするリスクを東京勢に取らせようとしているようにしか、個人的には見えないのである。
もしも106.50が底であるならば、買い豚どもがそんな好機を見逃すわけもなく、一気に値が106後半あたりまで戻り、底値買いをするチャンスなどわずかの時間しかないV字のような急激な戻しの陽線が出るはずである。
106.50代で買うチャンスは、先週のNYから何時間にもわたって続いており
それでも値段が上がらないというのは、
売り豚にまだまだ先安観があるからだろうと思う。
NYがむざむざ最後の売り手であるバカとなる可能性は低く、奴らは、さらなる安値を追うバカがいると思っているからこそ、えんえんと106ミドルあたりで値をとどめていたはずである。
NYが最後のバカと期待するのは、無論、東京勢である。
今朝がたのオセアニアは、106.50の底を今一度確かめた後、そこからは切り返してじり高とはなっているが、
こうした応答的なじり上げのドル買いは、戻りを待つ豚の主導的な売りによって切り崩されるような買いっぷりで、
これはあくまでも綾戻しの逆張り買いで、これは結局、その後のさらなる下落を生み出すための燃料になりかねないロングとなり、NYの短期戻り高値106.75あたりは抜けないと考えている。
ドル円の戻り高値更新のドル買いが生じるならば、それは先週のNYでとっくに起こっているはずで、NYがそれを選ばなかったという段階で、本日のNYあたりが動いてくるまでは、流れはドル売りから変わらないと考えている。
結局、為替の趨勢を決めているのは、NYであり、ときにロンドンであり、少なくとも、東京勢風情がそういうトレンドメーカーになれることは、真夏に雪が降るというほど、レアなケースである。
オセアニアンは東京市場が開く前の綾狙いで小銭を稼ごうとしているが
先週の株安や債券利回りの低下から、本日の日経平均は下落することは必至で、そこでまたヒステリックにドル円が投げ売りされ、NYどもの思惑通り、本日東京時間早々に106ミドルは割れてくるのではないか、と思っている。
東京勢がバカ売りのド底を作った場合、その売りにロンアニどもが追随するかどうかは五分五分で、奴らの本能としていったんは東京勢を刈りにくるかもしれないが、それはあくまでも東京勢を刈るがための買いであり、ロンドン時間でさえ、ある程度の戻りはあったとしても、ダウントレンドを転換させるほどの継続的な買いが続く可能性は低いと考えている。
ユーロドルについても、先週FOMCからの週足サポート1.1105割れはダマシとなった可能性が高く、いまいちど1.1105あたりを割り込んだとしても、下値1.1080以上は割り込めないのではないかと思っている。
ということで、ドル売り追加。
特にドル円の売りは、無茶苦茶追加。
ポジション
USD/JPY S 107.071 106.645 106.604 106.575 106.566
EUR/USD L 1.19885 1.1107