この賭けは甲斐があるのではないか

賭け、とか言ってる段階で、今の自分は終わっている。

 

相場は常に賭けみたいなものだが、今回のポジションはかなりでかい。

 

今回はユーロドルのロングをホールド中である。

 

昨日は、ドル円の110円越えがダマシとなっていこう、リズムが崩れズタボロになった。

 

ドル円が110円から109.8あたりに落ちる過程でロングを強めに握っていたおかげで、20pips近くやられ、この下げが自分のトレードにおける最も大きな値幅となった。

 

ここからショートにドテンすればよかったし、

 

たしかに、109.8あたりからショートし、109.6アッパーあたりで利食いしたものはとれたが、

 

なぜだか、大きめに損失をやられてしまうと、同方向に再度インしてしまう自分には悪い癖があり

 

ドテン売りにしても、それを握り切れず、またドテン買いをし、それがやはり切られ

再度ドテン売りをしても、どうも握れない、

 

という繰り返しをしてしまい、小さな損切の繰り返しながら、大きくやられてしまった。

 

そこからは、値動きが小さい間で行ったり来たりしてしまい、買ったり売ったりがことごとく伸びず損切り

 

ユーロドルは戻り過程でまた売ったり買ったりを繰り返してしまい、そこでもまともな浮動がなく損切りを繰り返した。

 

大きい値幅は負けていないにもかかわらず、このドテンの繰り返しで、昨日はまた、今週の勝ちを全て吐き出すほど負けてしまった。

 

結局、ユーロドルのロングを握ったまま、日をまたぎ、早朝にはユーロドルロングをさらに買い増しして現在に至る。

 

ドル円のショートは、109.70あたりのサポートが強すぎて、イマイチ自信がないため、現在はノーポジだが、ユーロドルのロングは賭けてもいいか、と思っている。

 

 

その理由は、まず、ユーロドルが日足のレンジ内にいまだとどまり、その下限にあること。

 

ユーロドルのこれまでのレンジ内の上下動の動きには毎回さしたる根拠はない。

となれば、現在の下落がそのまま加速し、レンジの下を破る可能性よりも、レンジの上限に向かう可能性の方が高いように思える。

 

次に、本日が週末であること。

 

今週のユーロドルは先週とは打って変わって売られたが、そこにさしたる理由は本当に見出せない。

 

ユーロ圏の景気減速や利上げ期待の交代など、いろいろ理由が語られているが、

そんなものは、以前から分かっていることで、

それでは、先週の上げはなんだったのか、という話で

そんなものはユーロドルの今週の下落に対する後付けの講釈に過ぎない。

 

いずれにしても週末は、これまでのポジションの巻き返しが起きやすく、

本日は、今週積み続けてきたショートのカバーが起こってもおかしくはない。

 

すでに昨夜22時半ごろに現れた比較的長めの陽線は、そうしたショートカバーの第一陣であったと考えている。

 

今週のユーロドルはたしかに明確な下げトレンドで、トレンドフォローをするなら、もちろんショートである。

 

先々週踏みあげられ続けて、大損をくらったユーロのショートは

今週まで踏ん張れていたら、すべて利益になっていた…

とはいえ、まあハイロットなので、持ち続けることなどできなかったのだが…。

 

そんな過去の嫌な思いはともかくとして

とにかく週末は新規ポジションを積むよりも利食いの方が勝るように思われ、

 

売り方と買い方、どちらがポジションを閉じるかといえば売り方である。

 

買い方がポジションを閉じるとするなら、今週の下落過程でそれらはとっくに投げとして行われているはずである。

下の方でのロングは利食い、上の方でのロングは損切。

どちらにしても、ロングは反対売買のショートとなり

新規の売り豚を助ける望まぬ援軍となって、下落の継続に貢献したはずだ。

 

だから、今週は1.14ミドルから1.13ミドル割れまででと、さしたる戻るもないまま、一方的に下げたのだろうと思う。 

 

今週圧倒的に残存するのは今週ショートを積み続けてきた売り豚メインで、

 

しかし、こいつらが現レートから、週末のいまさらにショートを積むとは思えず、

いま現れるとしたら、

新規のにわか売り豚か、新規の値ごろ感の逆張りの欲豚のロングである。

 

でいま、自分はそうしたともすると下手くそ側に入る新規の買い豚陣営の1人である。

 

議論をわかりやすくするため、状況をシンプルにすると

 

昨夜までの流れで、既存ロングがあらかた消えて、

ショートカバーの流れに乗ってきたにわかの買い豚が1増えたとすれば

1日1ずつ増えるとして、

 

売り豚がショートカバーを少し下として、4から-1で3

そこに新規買い豚が入り、1とすれば

 

既存のロングが0

既存のショートが3

新規のショートが1

新規のロングが1

 

となる。

 

ここで、本日トレンドフォローの新規の売り豚が入ってくると

 

まず新規のショートには既存のショートのカバーか

新規のロングがぶつかることになるが、新規のロングがぶつかってきたとする

 

そうなると

 

既存のロングが0

既存のショートが3

新規のショートが1

新規のロングが2

 

となる。ここで新規のショートがさらに加わり、

新規ロングが切られると

 

既存のロングが0

既存のショートが3

新規のショートが2

新規のロングが1

 

さらに新規のショートがロングを切りつくして本日の安値さえも更新してしまうと、

ロングが一掃され

 

既存のロングが0

既存のショートが3

新規のショートが3

新規のロングが0

 

となる。

 

すごく単純な話となるが

極端な話、このような状況となると、レートは低いのに

ショートポジションしか残っていない、という状況となる。

 

本日新規の売り豚が仕掛けてきたとして、

 

 

最初こそ値段が落ちるかもしれないが、それは本日のショートの相対での新規ロングと、昨夜の新規のロングのポジションを切るまででそこから下落は限定的。

 

もちろん、それ以上の売りをぶつけまくって

1.1330よりさらに下にロングしていて、まだ投げていない既存ロングにまで到達できるかもしれないが

 

到達したところで、こいつらはきっとロングを手放さない。

 

手放すなら今週のもっと前に手放しているはずで、

週末の最後の出がらしのような新規売り豚の仕掛けに

損切りという形での下落加速につきあうとは思えないからだ。

 

重要なのはここからで、もし今週、レートが上に戻っていったとすれば

 

その戻りは、今週の既存ショートのショートカバーがメインになる。

ここに新規の買い豚が加われば、新規の売り豚の損切りも加わる。

 

つまり、本日は下落するとすれば、それに貢献するのは新規の買い豚の損切りのみ

上昇るとすれば、新規の売り豚の損切りに加えて、既存の売り豚のショートカバーも加わる。

 

しかし、値段が上がるとすれば、新規のショートの損切りと既存のショートのショートカバーが加わる。

 

さらにいえば、本日の下落には、新規の売り豚の売りが必須である。

なぜなら、既存の買い豚の損切りは、もう起こらないからだ。

 

それに対して、本日の上昇に新規のロングは究極、必要ではない。

 

既存の売り豚がショートカバーすればよいだけだからだ。 

 

さらにいえば、新規の買い豚がロングするとき、それをカバーするのは新規の売り豚と既存の売り豚のショートカバー。

 

それに対して、新規の売り豚をカバーするのは新規の買い豚にくわえて、既存の売り豚のショートカバーもある。

 

さらに新規のロングがまったくはいってこなくても、新規のショートに既存のショート筋の利食い場として利食いロングをするだけで、ロングの数がまったく増えない状況でただレートが上がる。

 

新規のショートが既存のショートにカバーされるということは

ショートの総量は変わらないのに、レートが落ちない、ということになる。

 

総量が変わらないとはいっても、高値圏でのショートは減り安値圏でのショートが増えるという形となるので、新規の売り豚は下で捕まり、やがて耐えられなくなってポジションを投げる。

 

ここをカバーするのは新規の買い豚、値が上がれば既存の売り豚のショートカバーをより促し、買いが買いを生み、買いの連鎖は続く。

 

で、もしもその買いの連鎖が起こった場合、レートがどこまで伸びるかといえば

ATRを見ると、最近のユーロドルの値動きは細く、1日60pipsほどしか動いていない。

 

となると、ユーとドルが、1.1320あたりまで押してしまうと、

上限は1.1380あたりまでしか伸びない、ということにはなってしまう。

 

ただし、ポジション調整の連鎖が止まらなくなるとその値幅は最大まで動く可能性があり、

ユーロドルが1日最大に動きた時は100pipsは動くので

そうなれば、1.14はふたたび超えられる可能性はあるだろう。

 

ただ、どこまで上昇が続こうとも、

本日はさすがに1.15を超えるまでは難しいだろうと思う。

まず200pipsあまりも1日でユーロドルが伸びることはまず困難で

 

万が一、そこまで伸びたところで、

今度は現在のショートポジションの偏りとは逆に

ロングポジションの偏りが起こり始め、上値を抑え始めてしまうだろうからだ。

 

その繰り返しで、ユーロドルは昨年の10月あたりから延々と、日足レンジのなかを動いている。

 

…というのが自分のイメージだが、

 

現在のロンドン市場で、ロンアニどもはなおもユーロドルを新規で売っている…。

 

このどこまでもトレンドを食い尽くそうとする、ロンアニの野獣っぷりには、相変わらず嫌悪感しか覚えない。

 

ポジション

EUR/USD  L 1.1345 1.1338