週明け、押し込んだところからのドル円買いで、最大150pips超の利食い。そこから押したところを、再度買って、損切りされながら再度買い。

先週末、取引を控えたまま週を終えたが

 

米株の強さによって、結局、ドル円は108円越えまで上値を伸ばしていた。

 

夕方ごろ105円代を見て、戻りの継続には半信半疑だったが

そこから3円近くも上昇しているのだから、すさまじい戻しである。

 

結局、前週は下ヒゲの大陽線で引けており

先週初あたりに暴落した値幅をほぼすべて戻した格好で週を終えた。

 

そして週明け、FRBがまたも緊急利下げを行い、その値下げ幅は1%。

 

前回以上の利下げ幅で

サプライズに驚いたのか、週明けはいきなりの窓開けスタートで、しかも東京早朝勢は、その下げに追随売りをしてきたことから、ドル円は週末の108円超の高値から、106円割れまで、2円以上も下落してきた。

 

またも今週からはじまったかドル売り相場のドル円暴落!

 

ゴールドマンサックスも95円などと言っているし…

 

とは自分はいまはまったく思っていない。

 

自分は、先週101.10アッパーの底値を守ったところで、ドル円の売り仕掛けの相場は終了したと考えており

 

かつ、先週、105.90あたりを超えたところで、テクニカル的にもそれはより強固となったと思っている。

 

さらに、もっといえば再三述べているが、

ゴールドマンサックスが95円を下値メドとしてアピールし始めたところが、すでにドル円の下落相場の終了の合図であったとすら思っている。

 

天下のゴールドマンが見立てをはずすわけがない…と思うものもいるかもしれないが。

 

そう。

彼らは見立てを外すことはなかなかない。

 

だから、自分はドル円は上がると思っている。

 

個人的には、彼らは、95円までドル円がいくとか分析した裏で、せっせとドル円を買っているのだろうと邪推している。

 

これまで自分は何年も相場を見ているが

ゴールドマンサックスはもちろん、モルガンスタンレーでもバークレーでも

 

彼らが唐突に下値目標や上値目標を示しだした時は、相場がたいていその逆を行く。

 

これは彼らの見立てが悪いのではなくて

彼らは意図的に自分たちが望む方向の真逆のことを市場に垂れ流しているようにすら思える。

 

そもそも、彼らほどの投資スケールのある連中が、自分たちの目標値に届く前の段階から、その自分たちの目標値を世間にさらすとは思えない。

 

それは自分たちの手の内を市場参加者に示すようなもので、

 

そりゃ、大衆たちはゴールドマン様様とその方向についていくかもしれないが、

 

大口どもがそんな情報を知ったなら

むしろ、その逆を狙って、いくかのうせいすらある。

 

大衆も市場も底なし沼のように思えるほど暴落が続き

誰もかれもが底が見えずにあがいているからこそ、レートは暴落するはずで

 

どこかの大口がいきなり、わざわざ下値目標を親切に示してきたときは、むしろ、そのはるか手前を底と見立てて、すでに買いの準備に入っているシグナルであるとすら自分は思っている。

 

まあ、そうした邪推はともかくとして

 

本日は、東京早朝がパニック的に売ってきた106円割れから、随時買い下がっていった。

 

案の定(?)、ドル円東京市場が開く前から反転をはじめ、

レートは最大107.50アッパーまで上伸。

 

上昇過程でチキンな利食いも繰り返したが

最終、107.50アッパーからピークアウトしたところから、107.30あたりに突っ込んだところで、朝保有したロングのほとんどを利食いしたので、週明けから最大で150pips以上の利益となった。

 

その後、ドル円は、そこからまた1円以上下落し、106.20割れまで。

 

ドル円ボラティリティの高さは、今週においても、いまだ健在である。

 

今朝がたの下落に買い向かったときは、うまく底値を拾えたが

 

次の押し目拾いは最初は浅く広いすぎた。

 

下落がいったん106.30で収まったと思ったため、106.50あたりで買いを入れると

 

そこから切り返し、106.30が破られて損切り

 

押しを待って、106.20アンダーから買い直し、これはうまく底値を拾えた。

 

ということで、現状は、

105.80あたりを底に、押し目買いでポジションを追加できている。

 

自分の勝手な邪推の継続とはなるが

ゴールドマン他、大口連中がどこまでの戻りを仕掛けているのかはわからないが、

109円のミドルあたりまでは上値の目標をみているのではないか、と思っている。

 

ただ、109円を超えるのはテクニカル的にはちょっと現状からは困難にも見えている。

 

というのも、このラインを抜けてしまうと、

いったんはダマシとなった中期ダウントレンドラインをふたたび上抜くこととなり

現在のリスクオフ相場に反して

ドル円は中長期上昇波動を高めることとなり、そこからの上昇は

先月ダマシとなった112円アッパーの戻り高値すら超える全戻しとなり、

 

116円オーバーまで上値を伸ばす可能性が増してくる。

 

リスクオフの円買い圧力もあるなかで

ドル円がそこまで上値を追えるのか、

という疑問もあるが、

 

ここのところの狂ったようなドル円の変動幅を考えると、その上昇もまんざらないとは言い切れない。

 

とはいえ、やはり穏健に見れば

108ミドルあたりが、現状はまともな抵抗帯のようには思う。

 

しかし、逆に言えば、

いまのドル円でもそこまでくらいなら、簡単に到達できる、ということである。

 

先週の途中までは、ドル円日本株が500円でも落ちれば、ビュンビュン下値を追っていたし

 

米株についても、500ドルも下落すれば、その下落に思い切り売り豚がついていっていたが、

 

あるときから、日本株が1000円落ちようとも、米株が1500ドル下落しようとも、

ドル円の下落は緩慢になってきた。

 

本日の東京勢は107ミドルで戻り売りを講じてきたが、

ここはテクニカル的には教科書的な抵抗帯のゾーンである。

 

だからこそ、戻り売り、なのだろうが、

この高値の先の損切りを狙ってくるのもまた欧米グリードどもの常套手段である。

 

ドル円んはこれまでFRBの利下げを織り込みながら下落してきたが

 

すでに1.5%も下落した金利

もはやほぼゼロ金利の水準にまで引き下げられており

 

さらなる利下げはもはや織り込みがたい状況となっている。

 

しかも、先週101円まで下落したドル円

FRBが1%もの利下げを行ったにもかかわらず、105はおろか、106円さえもまともに割れないでいる。

 

これらを考えてもみても

ドル円には下げるエネルギーが失われており

下がらないとなれば、あとは上がるほかない。

 

ゴールドマンサックスを信じて、大衆はまだまだドル円の売りで見ているように思うが

 

彼らがドル売りに絶望し、買いに転じるまでは、ドル円の上昇は終わらないように思える。

 

彼らが絶望し買い目線に変わった時が、大口が再びドル円の売りを再開するタイミングなのではないか、と個人的には思っている。

 

USD/JPY

 

L  105.781  106.186  106.188 106.294  106.307  106.323  106.358  106.368  106.421