昨日はいつもの東京刈り。本日はドル買い目線で考えたい(嫌だけど…)
昨夜のユーロドルはレンジ割れまではないものの、深夜結局1.15を瞬間下回るところまで落ちたようだ。
結局のところ、おとといのドルストレートの上げについていき、高値更新していった東京勢の値幅をまるっこ刈ったような相場となってしまった。
NY様について行きさえすればいい、みたいな、単細胞ロングの連投での高値更新は、ど高めをつかまされるとんまトレードだ、ということを、東京勢はいつになったら学習するのだろうか…。
そもそも日本は欧州でも米国でもないに、どちらの時間でもない東京時間に、ユーロドルを買って高値更新とか、NY様盲従以外になんの根拠があってのロングなのか、という感じである。
だから、東京勢は養分なのである。
ユーロドルはおとといたしかに日足のレンジブレイクのような形で、現在はこれまでのレジスタンスがサポートにロールリバーサルしたような状況であろうと思う。
だから、高値追いというのは、自分でも悪くなかったとは思うが、悪かったのは、その高値追いを東京勢のみが展開したことである。
その後のロンアニが、その高値をさらに更新させ、東京勢を利するような展開を選ぶか、地合いが強気でも、東京勢の買いの値幅を丸まる刈っていくか。
もう百年1日のように同じことばかりしてくるクズまみれのロンアニなら、後者を選んで当然であったように思う。
ロンアニはその後、いったんNYのゾーンを避け売りをひいたが、当のNYもまた、自らのロングを解き、さらに東京を追い込む形でロンアニと組んだのだから、昨夜はもうドルショートの目は潰えていた、というところなのだろう。
東京刈りはともかくとして、今年に入ってから、大衆の目線がドルショートに傾いてきていようで、その傾きが、ドルの戻りを助長している感じがする。
ドル円についても、おとといにレジサポ転換したライン108.40を早々にアタックしたようで、いったんは失敗に終わり108.20あたりまで押し戻されたようだが、その押しも弱すぎで、サイドのアタックが懸念される。
これらを総合して考えれば、ドルが早くも買い転換した、とまでは言えないにせよ、
ドル売りさえしておけばいい、というようなドル売り圧力は現時点では大きく後退してしまっている感じである。
昨年まであれだけ、猫も杓子もドルロング、となっていたお花畑相場から、今年に入って、年初の大幅下落のインパクトから、ドル売り目線のプレイヤーが増えてきている感じがする。
長年のガチドルショートの自分としては、こうしたにわかショートが増えてくると一見心強いように思えるかもしれないが、実際は逆である。
にわかはにわか。
こういう手合いが増えてしまうと、安易にナンピンしてショートを積み増しし、それでありながら、強めの戻しがくると、損切りする(ポジション量に耐えられず損切りさせられる)ような状況となり、結局、戻りの勢いを与える燃料となる場合も多い。
今日は週末で、ポジション調整もあろうから、大きな値幅も期待できないかもしれないのもあり、ますます本日はショートで入りづらい。
ここ最近の安易なショート筋をはしゃがせるような、大きな下落、もしくは、これらにわかが一掃されるような踏み上げ、
このどちらかが発生しないかぎり、ちとドルショートは狙いにくい感じがする。
全く望まない戦略ではあるが、本日はドル買い目線をベースに相場を眺めてみようと思う。