こんなものがポンド買いの材料視とされたのか…
ニュースを見ると、今夜のポンドの戻しは
英政府の大臣が、現在のブレグジット案が最善だと語ったことが
材料視された可能性が高い、とのこと。
政府の草案を、現役の閣僚が否定することなど基本、当たり前の話である。
こんな想定内の範囲を一切超えない、気休めのような報道のみを材料にして
ここまでポンドが買いも戻された、ということであれば、
ほんとにばかばかしい思いになる。
テクニカル的に見れば、昨夜のNYで、守られ1.275からの短期レンジを
ロンアニの買い仕掛けによって上に破り、
テクニカル的なアップトレンドを形成した、というのみである。
そこに、無理やり材料をひっぱってくるアナリスト諸氏も
ほんと、ご苦労なことである。
結局のところ、
テクニカル的に買いであれば、グリードどもとしては
もう、雨が降ったとか、猫が跳ねたとか、そんな材料であったといしても
全力で材料視するのだろう…。
こういう報道で買ったり売ったりしているいい大人が、
世界中にいる、ということを考えるだけで
為替相場がいかにくだらないものか、ということを
あらためて思い知らされる…。
とか言ってる間に、ポンドドルはまたも日通し高値を更新。
ポンド円など、短期ベルの押し目145.30アッパーからちょこっと買えば
あっという間に、20PIPS超の利益である。
とはいえ、ユーロは相も変わらず上値が重い。
ポンドが続伸するイメージが自分ではまったくわかない。