ポンド損切り

ポンドゆえに、普段より多めの損切幅を置いていたにもかかわらず損切りされた。
じり高で推移し、日通し高値も更新である。

しかしながら、その他の主要通貨が軒並み強さを感じないところで
ポンドだけが上値を伸ばし続けるというのには、やはり違和感を感じる。

ということで、いまいちど1.278あたりから売り直し。

しかし、そこからさらに相場が伸びて、1.2790アッパーまで、
ここがいちばん大きな上昇で、
そこでもさらに損切を食らう。

ポンドゆえに、ポジションを軽めに入ったにも関わらず、
ここ2日の利益を吹き飛ばしてしまったのみならず
その数倍の損失を出してしまった。


18:30に現れた陰線が下落再開かと思ったら
そこが上昇過程の格好の押しとなり、
まんまとやられてしまった…。

反転の下落ではなく、上昇の格好の押し目となったところで、
売ってしまった形だ。

セオリーからすれば、そりゃ買いなのだろうけれど

ユーロが弱く、ドルすらも対スイスで弱含んでいる段階で
ポンドのみが買われ続ける必然性が感じられない。

買っていくとすればテクニカルムーブの投機以外にない、
と思っていたが

残念、ポンドはそんな投機通貨のど筆頭格だった。

チームロンアニとして、投機のクズどもが一丸となったかのように

無理目な地合いを一切無視して、
テクニカル的な観点のみで
数時間にもおよびわっしょいわっしょいポンドを買い上げていく。

そして、通常ならば届きようもない
時間足レベルの直近高値に買いをぶつけるためだけ理由で
こんなにまで一方的に駆け上がり、
損切に対して見事に買いをぶつけ火柱を上げていく。

ポンド値動きは、もうここまで上げれば、少しは休むだろう
というとろから、さらに買ってくる。
さらに、というか、こここそが本番であるかのように
最も大きな玉をぶつけてくる、という感じである。

だからこそ、ここで? というところで、平気で買いが入る。
ここで? というところだからこそ、その上に損切りがあり
レートがさらに伸びるのである。

他の通貨ペアに見慣れていると、もう違和感ありまくりな動きである。

しかし、これぞ、投機通貨ポンドなのだろう。

ポンドは実需などの影響などほとんどなく
もうほぼ99%投機でしか動かない。

とはいえ、現在の上昇が本物であるなら、
ポンドの狂気はこんなどころでは済まないだろう。

この上昇が本当の上昇ならば、こんなマイルドな上昇ですむわけがない。
たとえば、ファンダメンタルズ的な材料なども飲み込みだせば
50どころか、100PIPSも200PIPSも平気で踏みあげてくるのがポンドである。

その意味で、今回の戻しは、やはりポンドにしてはマイルドである。

マイルドとはいえ、1時間で40pipsほども上げており
その他通貨からすれば、十分な値幅である。

ドル円ならば、これで、もう1日の値幅を終えているベルだ。

しかし、これがポンドである…。

すでにポンド売りで三度ばかり損切されたが、最後の売りを売れた。

ダウ理論からして、直近高値を抜き去った段階で
短期上昇トレンドを確実なものとしている。

しかし、ポンドほどテクニカルがあてにならない通貨はない。

1.2880あたりの直近高値高値を抜いて、
損切を巻き込み日通し高値を更新したことなど、完全無視で

再再再度の売り。

日通し高値を損切を巻き込んでの上昇で達成したグリードが
ほくほくの体(?)で利食いをかけているところで、
こちらは新規のショートをした。

こんなところでの売りは完全に逆張り状態で
本来ならば、売りも買いもするべきではなく

待ちのところであろう。

短期トレードに限ってみれば
現在の状況は教科書的には、
ここからは押し目買い狙いが狙っていくのがセオリーだろうが、

もっと大き目の足型で見れば、
いまだに戻り売りのステージである。

ポンドは依然述べた下方向の三角持ち合いを下放れしており
そこから算出できる下値のターゲットは

どれだけ甘めにみえても、1.27は下回る水準で
妥当なところで、1.2660あたりである。

下落が始まると、押し目がまったく押し目にならず落ちていくのも
またポンド。

しかし、また売ったはいいが、打ったそばからまだ踏みあげられている。

ほんと、なんなんだ、この通貨は…。

ポンド円については、まったく新たな売り直しだが、

ポンドドルが一部損切をし損なってしまったものが残り
1.2758あたりからの売りポジションだが、
このポジションなど、現在、-35pipsである。

とはいえ、この-35とて、ここからの下落を考えればリワードとしては無茶なものではない。

このあと、下落が加速し、1.27を割れるようなことがあったら、
その段階で、利幅は50PIPSを優に超える。


昨日こそ勝てたものの
基本、ポンドに触ったときは、基本、火傷ばかりである…。

ポジション
GBP/JPY S 145.496
GBP/USD S 1.27909 S 1.2758