NYが一番動かないとは…

チャートを見ると、NY時間が最も値幅がなく、動かないという…。

結局、ロンドンアニマルの東京刈りの“祭り”が最も進んだ、ということか…。

112.75あたりのドル円ロングはもう112.90アッパーで利食いし、スクエア。
ここから元気に上を上を目指していく時間はもうない。

来週の月曜は、NYが休場らしく
今日以上にしょっぱい動きとなりそうで
自身もトレードする気はないため、
今日中になんとかしたかったが、

ポジション調整的な大きな動きもなにもなく
ただただちんたらちんたらした動きばかりで終わりそうである。

やめた途端、ドル円は112.90から上にじりじり上に進んでいるのが腹立つが、
ここからロスカットを引っかけて、数10pips以上も上伸、
などということがあるのだろうか…。

もういい。

すでに既述したが

昨日今日で、重要なラインを3つ行き来した。

1)113.20あたりと、
2)113.05あたりと、
3)112.90あたり、である。

NY、東京(TK)、ロンドン(LN)、それぞの勢力の

これらのライン間の動きを見れば

昨夜、NYが、1)を下回り、これをサポートからレジスタンスに
本日、TKが、1)を上回り、これをレジスタンスからサポートに
その後、LNが、1)2)3)を下回り、これらをすべて、サポートからレジスタンスに
そして、NYが、3)を上下…。

ここで東京は無意味、ロンドンはインチキで
NYのみが真性の動き、だとすれば

昨夜、1)はもはやNY勢が下回らせていたため、目下、レジスタンスになっていた(その後のTKが抜くのもニワトリなど意味なし)

3)はその上下をいったりきたりながら、
若干それを上回っているため、サポートになるのか…。

となり、

2)については、LNが破ったとしても、これがまやかし、インチキ、であると考えれば、このラインの重要性は薄れ、

となれば、ドル円は結局、
112.90あたりと、113.20あたりの狭いレンジ
という結果で、本日は終了、ということになりそうである。

結局のところ、
東京よりは若干値幅があるものの
普段の東京勢と変わらないほどのしょぼい値動きである。

今日の勝負所は

前夜のNYが113円アッパーから戻してきたからといって
それをまたバカみたいに安心材料として
以下はただただ追随するロングをかます
という、エブリデイとんまな東京勢に
見事に戻り売りをかけ、東京勢の損切りを切りまくる

というロンドンディールが最も成功のディールだった、
ということになる。

この時間帯、エリア含め、
完全、投機のみの相場勝負であるが

本日は、ここで勝負できなければ、
利益を取れるチャンスはほぼなかった。

もちろん、東京もNYも少しは程度の値幅あったが、
相場で天底をすべて取ることなどできない。

戻り売りがかけられるところ、
押し目買いがかけられるところ、

というのは、どちらもその段階では、
天底からはそこそこ離れたところからのスタートとなる。

天井圏のゾーンから、底値圏のゾーンまで
それらを除いた、移動距離
いわば、天底のゾーン間を結ぶ真空エリア
こういったところを取るのが、いわゆる順張りである。

頭と尻尾はくれてやれ、

という格言があるが、

この頭(天井圏)と尻尾(底値圏)を除いた
身の部分(真空エリア)

を取っていくのがトレンドフォローである。

その意味で、本日のロンドンアニマルは

東京が113.50あたりまで戻したが
その発射地点が、113.20あたり、となるが

113.50から113.20までの値幅を無視して、
東京9:00からの安値割れ113.20アッパーを下に突くだけで
下のゾーンまでほぼ障害物なしで
一直線に112.70あたりまで落とせているので

これでも50pipsは取れている。

東京勢は値幅がいつもあまりないが
それは、取引ボリュームがない、というわけではなく
実は、実は取引ボリュームは世界でも屈指の量である。

それに値幅がないのは
トレンドが伸ばせないチキンディールで逆張りばかりして
レンジを形成してしまうからで、

その上下どちらかの逆指値さえ突けば
彼らの損切りが発動され、しかもそのボリュームがけっこうな量であるゆえ
相場は思った以上にしっかり伸びるという、ということである。

ロンドンアニマルがすさまじい量のポジションをぶつけているばかりではない。

初動こそ、そうしたパワープレーは起こしているだろうが、
そこでロスカットを狙われることにより
指値で望まない決済が発動し
ロンドン勢の仕掛け方向に従順にレート更新させる
という東京勢のオートマチックな損失ボリュームがあってこそ

かくまでに相場がつきすすものであろう、と思う。

本日の失敗は、
夕方までまったくチャートが見られず

見た瞬間にすでに
113円ミドルから、113.25あたりまで下落してしまっていたことである。

もう少し待っていればよかったものを

すでに30pipsも一方的に落ちていたことから
スケベロングの綾取りでロング飛び乗り、
をしたことが最悪の間違いだった。

チャートを見た瞬間に、どのようなスィートなチャートパターンに見えても

やはりしばらくはチャートを眺め
動きのイメージをもう少し固めなければならなかった。

これだけ初動が落ちていれば
少しはリバるだろう、とか…。

完全に値頃感のみのバカトレードである。

それで、本日、最も負けているのだから
安易な相場参加は本当に本当に危険である。

古くからの相場格言、

待つのも相場
まだはもうなり、もうはまだなり。
押し目買いに押し目なし

これらを肝に銘じて、本当に心して相場にあたらないと
為替相場は簡単に死ねる。

あらためて、強烈に学習させられた週末だった。