今日はやめ

GDPの結果は意外にも予想を下振れ

ドル円は一気に114.70アッパーまで下落した。

しかし、買いトレンドに煽られた提灯の買い豚どもがすぐに買いに群がる。

115.30アッパーを再び抜け結果、ドル円は日通し高値を更新。

そこから再度下落し、115円割れ、しかしまた115円代に浮上。

めまぐるしくレートが上下し

要するに115円を挟んで、それより上か下かで
買い豚と売り豚が欲の戦いを繰り広げているのがNY市場である。

こちらはGDPの指標結果を見て
下落するドル円を眺めるもまずは放置。

一気に戻りが入り115円を超えたあたりで数回戻り売りをしたが
いくつかは微益で、いくつかは微損で損切りされた。

115を割れた後、やはり115円に戻そうとしているため、
115を越える瞬間あたりでロング。

これが115.20アッパーまで伸びた間、買い増しも続け
115.20を越えたあたらりで、一部のみ利食いしホールドすると
今度はそれが一気に114.90まで下落し損切り

ここでの一気下落が本日、最もやられた。

やられた理由は2つある。

ひとつは雑なピラミッティング
もうひとつが損切りの遅れである。

まず、115円でのロング(以下A)のみならず、
115.10アッパー(以下B)、115.20(以下C)アッパーと
買い乗せしていったため
逆回転ですべてが逃げ遅れた場合の
ピラミッティングの損失の最悪パターンとなった。

たとえば115.20の段階で
A=20 B=10 C=0
というだったものが

114.90まで下落することで
A=-10 B=-20 C=-40

合計70pips分の損失となってしまう。

さらに、このポジションについてロスカットを予め置いてなく
いきなりの下落時で損切りが遅れた。

もちろん、損切りするラインは予め決めていた。
115円が割れたら切ろう、と思っていた。

ここまで一気に落ちるとは思っておらず(この楽観が為替相場には厳禁!)
かつ、そのときはチャートをリアルタイムで見ていたので
いきなり急反落する前までは、連続的な陽線を作っていたため
下落をしていったとしても、
手動でロスカットが間に合うと思っていた。

しかし、自分が想像したよりも下落の勢いと速度があり
手動で損切りするよりも速く
自身の損切りラインを大幅に割り込んでしまった。

もちろん、損切りはしたにはしたが
手動なので、やはりタイムラグがある。

ただ、もともと115割れですぐに切ろうと思っていたため
手動での損切りが遅くても、
114.90までフルに損失を持って行れるまえに
スクエアにはできたのだが、

手動の損切りでは、115割れ即座に全決済することが間に合わず
全決済を追えるまでに114.94くらいまではレートが持って行かれた。

結局、ここが押し目でその後上昇していったので
あわただしく損切りしたことも、いまとなってはむなしく
まったくむかつく話ではあるが…

損切りってなんなんだ…と、こんなときに本当に思う。
しかし損切りはかならずやらねばならない。
こういう苦痛を必ずセットにせねばならないのが相場であるのだから
相場において心地よい状態を常時保つことは、
相場の世界ではありえない、ということである。

いずれにしても、すべての損失が
114.94で確定であったとしても
さきほどの、A、B、Cで
合計-50pips以上はやられた計算となる。

けっこうハイボリュームのポジションなので
合計50pipsのやられは、結構な打撃である。

さらに加えると、
これらポジションはすべて同等のボリュームだったのも悪かった。

ピラミッティングの鉄則は、
徐々にポジションを小さくすることだと言われるが
それにも反していたといえる。

その後は、115円を挟んで一進一退で

少しだけ買っても売ったりしたが
微益微損の繰り返しで、もうやめることにした。

いつもながらの週末の枯れ相場に突入か。

ここからは115円を割ろうが割るまいが、
相場が大きく動きそうな感じがまったくしない。

数pips狙いのスキャルならば、
こういう局面でも売ったり買ったりとトレードチャンスも見いだせるかもしれないが、

自分のやり方だとこういう動きのときは、小さな損切りを重ねて
もろ損切り貧乏になる。

自分は損切り幅が狭く
(最大でも10pipsほど、ボラティリティが激しくてもその倍ほど、ただ基本は5pipsほど)
かつ、利食いは最低でも10〜20pips以上(基本は損切り幅の2倍以上、伸ばせる場合は、どこまでも伸ばす)
という形なので、
トレンドレスな小刻みな動きをされてしまうと
利食いに届く前に、ばしばし損切りされ続ける。

結果、じりじり証拠金が削られ、
最後の方がむかついてきてハイロットを積んでしまい
それがまたちまちま切られ、証拠金の減少速度がむしろ増し
最終的には大負け、

というのが、自分の負けの鉄板パターンである。

ハイロットでも上記同じ現象が起こっているなら
利食いできず損切りばかり、となるのは当然で
むしろハイロットがゆえに損害もより甚大となることはわかっているのに
感情的になると、それをやってしまうのである。

だから、自身の勝率においても
動意が薄くなる週末の金曜日は最も勝率が悪くなるし
欧州や米国が休場となって、値動きが乏しいときなども
勝率が著しく低い。

さらに方向性のはっきりしない乱高下に巻き込まれても、それは同様である。
値動きが激しくとも、
どちらにいくとも限らない大幅なレンジのように上下動にさらされたときも
上記トレード方法だと、利食いはまったくできないかわりに
ばんばん損失を重ねまくる。
トランプ相場のときはこれで大きくやられた。

自分は基本、レンジディールや逆張りを狙わず
短期トレードであっても、短期時間足ですらトレンドを狙っていくことが多い。
そうでなければ、損切り幅の2倍の利益は決して取れない。
がゆえに値動きが乏しいときすら、
そこからかすかなトレンドの兆しを追っていこうとするのに加え
そういう時なら利食い指値を8とかにしてしまうと、
損切りが逆指値は4となる。
動意がないときに8pipsはなかなか動かないが
どれだけ動意がなくとも、4pipsくらいは動くものである。

だから負ける。

わかっているのに、なぜやるんだ、という話だが
だからポジポジ病なのだろうし、だから、もうやらない。

とにかく、自分のようなトレードスタイルでは、
高いところからさらに買ったり、
安いところからさらに売ったりすることが多くなるため
レンジ相場や枯れ相場のような
同一レートをいったりきたりするような相場展開では
より損切りにかかりやすくなる。
高値で買ってやられ、安値で売ってやられ、
という結果になってしまうのである。

その意味で、今夜のような状態からトレードをすることなど、
もう何年やってるんだおまえは、という感じで
いい加減、このポジポジ病など完治させねばならず、
動意のないときにかかわり損切りラッシュを食らうという悪癖については
もう今後は絶対に忌避すべき、自身の最大の必達ミッションである。

ということで、
本日はよほどのことがないかぎり、もうトレードはしない。

結果的、本日は微益。

途中、そこそこ利益が乗った時もあったが
このいつものちまちました相場でのちまちました損切り
けっこう利益が削られた。

本日のGDP数値ですら動かないドル円

おそらく、買いたくて買いたくて仕方ない者が多いがゆえに
動けないのだろう。

予想を下振れるたのだから。

予想が上振れでもしたら、買い豚が一気に群がり
下手をすれば116円さえ超えてしまったかもしれなかったので
危ないところだった。

GDPの予想が下振れしてすら、115円すらしっかり割れないドル円
やはり相当の数の買い豚たちが、ロングを握り続けているのだろう。
こいつらは、ドル買いの口実になりそうな材料を
息を潜めて待っているように思える。

そんなもの週末に起こる可能性は低いが
あるとすれば、米株がいきなり暴騰するとか
国債の利回りが急上昇するとか、そんなもんではないだろうか。

しかし、最近のドルは株価の上昇にはしっかりついてこない。
相関性が日々弱まっているように思う。
国債長期金利には、いまだに超敏感に反応してはいるものの
この相関性さえも失われてしまったら

まあここまではなかなかないかもしれないが、
株高なのにドル安、のような事態も起こりでもしてくれれば、
こちらにとっては大チャンスである。

株が暴落すればドルは当然暴落するわけで
株が上昇しようがドルが下落するとなれば
ドルは下落の一択しかなくなるからだ。

まあ、いずれにしてもしっかりとした動きが出るのは、
来週以降であると思う。

来週の月曜火曜で、1月終了まで残り2営業日が終わる。

月足が確定する、ということである。

月足というのは結構重要な足で
時間足などと異なり、
月足は、長期トレンドを見たり、ドル円の歴史を紐解いたりする際、
今後、何年、何十年と参照されていくことになる。

いまドルを買いたくて買いたくてしかたない買い豚たちは

月の最後にドル円を月足陽線とするために猛烈に買いをかけてくるかもしれない。

2日で3.5円ほど担ぎ上げねばならないが
ここまでのドル買いの熱狂からすれば、できない話でもない。

ただ、そこまで強烈にドルを買って、提灯ロングさえも煽り
ドルを持ち上げるだけの材料が、果たしてあるのか。

1月の月足がもしも陰線で終われば
トランプ当選からの11月のトランプユーフォリアだけでなく
実はその前の10月から実はじまっていた
ドルロング相場(未だ自分は投機相場としか思っていない)、
この10月から11月、12月と3連続続いていた月足陽線が、

ついに4ヶ月目にして陰線に切り替わる。

ただ、この月足陰線が単なる調整として終わり
2月から毎月のように月足陽線を刻んでいく、ということも
よくある話ではある。

しかしながら、どちらにしても
月足で陰線を確定させる、という意義は大きい。

下落相場は陰線の連続によって、作られるのだから。