115.60はかなり重要なラインだが、116円こそが生死をわける重要ライン

昨日深夜に見た114.30割れを押し目買いとみていたが
本当に、そのあたりが押し目の底となってしまい

本日は115円超えである。

深夜にたまたま見たレートから
押し目買いぃぃ!
などとグリード全開に買うことなどできはしない。

本日の東京が、日銀がまた裏で動いたりもしたこともあって
無邪気にニワトリトレード。

NY高値の114.80も軽く抜き去り、再び115円代である。

さすがドル買い円売りにかけては、
世界一のファンでもある東京勢である。

こういうときの東京勢のパワーはある意味で世界一である。

この上昇は米系ファンドが主導していった模様だが
米系とか何系とか関係ない。

東京時間にトレードしている段階ですべての者が東京勢である。

米系ファンドがリードしていたのなら
彼らは米系東京勢、ということになるだろう。

今宵は、ロンドンアニマルも
鼻息荒い東京勢のドル買い円売りに抗うことはせず
高値を更新。

115.30アッパーまで上値を伸ばしてきた。

112円ミドルを守ってからのドル円
昨年のトランプ相場の再来のように
じりじりとではあるが、1日に1円ペースで上を更新し続けている。

昨年11月のあのうんざりするほどのドル買いのエネルギーを
彷彿とさせるような値動きである。

あのときの狂気(?)の相場が再来するとなるかどうかは、
今後の値動きにかかっている。

現在は、115.30あたりが押さえられてはいるが

このあたりの115.30-40あたりは
いまでも忘れない、こちらがぼろ負けしたトランプ就任式の日に
ロンドン勢が作った、戻り高値あたりである。

ここから112円ミドルまで下落したのが現時点での終着点となり
本日はふたたび115円に乗せている。

言ってみれば、先週金曜日のトランプ就任式からの下落を見せたドル円
1週間後の本日になって、ほぼもとのレートに戻ってきた、ということになる。

一体、この一週間はなんだったんだ…というむなしさを覚える。

こういう虚無感を覚えるのが、レンジ相場の典型で
がしかし、為替相場のほとんどはこうした大きなレンジの繰り返しである。

こういうのを見るにつけ、損切りのむなしさが
心の底から湧いてくるが、
ならば損切りしなくていいのか、となると
時折起こるそのレンジを破ってのトレンド相場がすさまじいため
そういうわけにもいかない。

とにかく、先週金曜の悪夢は忘れ、
頭を切り換え、現在の相場をできるかぎり冷静に眺め見ると

現在のドル円は、115.60あたりという
NY勢が作った高値に向けてじりじりと歩を進めている。

115.60あたりは、いま、かなり重要なラインとなっているように思う。

ここが守られれば、112ミドルをボトム
115.60をトップとしたレンジが守られることとなり、
トランプ相場の継続わっしょい!
ではなく、今後も気迷い相場が継続する可能性が高まる。

しかしここを抜けたとなると、
一気に次のターゲットは115.90あたりまで伸びる。

ただ、ここはけっこう強めの抵抗帯である。

現在のドル円の上昇を阻める最終ライン、とさえ言えるようなところが
115.90あたりである。

昨年途中まで進んだドル安相場は
116円を決壊してから本格的に加速した。

その後のトランプ相場で一端、それを抜け118円を超えてきたが
今年はふたたび116円より下に沈み込んだ。

とにかく、116円というのが、重要な分岐点であると
個人的には思っている。

もしも、ここすら越えて116円を明確に上回るようなことになれば、
もはや117円代など通過点に等しい。

最終的には現在の戻り最高値118.60も十分射程に
そしてこれを越えれば

ついに

わっしょーい!

トランプ相場、わっしょい! わっしょーい!!

と、わっしょい祭りがまたも再燃。

トランプ相場第二幕の開演、という事態も想定内となってしまう。

そうなれば、世の多くのアナリストが鼻息を荒くするほど見立てていた
ドル高株高のアナライジングが見事大当たりドンズバとなり、
120円超え、ことによれば、アベノミクス円安相場の高値125円抜け
130円…などなど

ドル高止まらないぞ、わっしょーい!
株高も止まらない、わっしょーい!

という狂気(?)のバブル相場が本格始動しはじめることにもなりかねない。

2017年はドル高鉄板だ! 株高わっしょーい!
みんなドルを買え買え、株を買え買え、国債など売りまくれ−!
のような年にもなりかねいない。

そんな未来に予想される悪夢(?)はともかく

本日のトレードであるが
小口ではありながらいくつかは試し玉を打ち、なんとか小さく勝利できた。

まずは、またかよ…という感じだが、ドル買いからである。

ドル円はロンドンアニマルが115.30アッパーと高値を更新したあと
それを自らで戻り売りし落としてきた
そこから115円を割り込み、114.90あたりまで
それを押し目とみたのであろう、次は牛筋が買い上げることで
5分足短期ダブルボトムのような形となり
ふたたび115円を越えてきた。

ただ、115.10アッパーが重たそうなことから
まずはショート。
これがあまり落ちないことから、115.05あたりで微益で逃げ。

このあたりからドル円は、115円-115.10あたりでもみ合いとなり
もみ合いの下となる、115.05あたりでロングしたら

このもみ合いで作りかけていた足場が下に崩れ、またも114円代に

この過程でドル円ロングは損切りに。

下がじりじりと追われ出すこととなる。

114.90を背中に見て、
何度かロングを試し続け、何度か損切りをされながらいたところ
やはり114.90には届かず、114.94あたりでようやく上昇。

これを115.10アッパーですべて利食いしてスクエアに。
ロングでは、およそ20pipsほどをようやく取れた。

今度はショートに切り替えたが、115.10あたりからもう一段上昇し
ドル円は結局115.15アッパーまで
この過程で、切り替えたショートは損切り
さすがに頭打ちになってきたように思い、115.15アンダーから再度ショート。

これが下に走り、半分を115.07あたりで利食い
残りをホールドしていたが、
もう一段の上昇によって、同値決済となり、

ドル円はふたたび、115.20を越えていまに至る。

現在のポジションはスクエアである。

ドル円はいま買いと売りとでの拮抗の狭間にあるように見えるが
やはりドル買いがやや優勢である。

今夜は米国のGDP速報値を控えている。

かつては、GDPの発表は、雇用統計に匹敵するほどの大イベント
であったと聞くが
いまでは、ちょっと重要、くらいの指標に成り下がってしまった。

ただ、今後のトランプ新政権の経済政策を占う上では
本日のGDPの結果いかんによっては、
相場が大きく変動する可能性が高い。

この指標についても、無論、
インサイダー野郎どもがすでにいると、個人的には信じている。

インサイダー野郎ども、というのは、
指標結果をすでに知っているインチキどもである。

が、現在のチャートを見る限り、
こいつらはどうも買いの方にベットしているように見える。

もしもすさまじく予想を下ぶれるなど、悪い結果であるなら
ここまでじり高で推移するとは思えない。
インサイダーどもがショートを仕込むはずだからである。

その意味で、今回の結果は
予想結果は上振れ、無茶苦茶よいか、まあまあよいかはともかく
少なくとも激悪の結果ではないのだろうな、と、勝手に予想している。

まあ、指標結果がよかろうが悪かろうが
その方向にドルが進むとも限らない。

材料出尽くし(アホな用語だ…)、のような形となって
良結果にかかわらず、後に反転下落、ということもよくある話である

とにかく、相場の流れ次第で、本日のトレードの方向を決めたいと思う。