タッチしてからショート、などと期待を込めた結果、大負け…

今日はめちゃくちゃに負けてしまった…。

もう吐き気を覚え、泣きたくなるレベルで、
フルレバレッジでやっていたので
証拠金の多くが吹き飛んでしまった。

こういうのを何度でもやってしまう。

証拠金をこれまでで最高20倍まで増やしたことがあるが、
それをすべて吹き飛ばしたこともある。

今日の負けの原因ははっきりしていて
金管理が途中で無茶苦茶になってしまった。

今週こつこつがんばってきた利益が
一日にして吹き飛んでしまった。

途中から完全に感情的になってしまって

特に、トランプの就任演説時の乱高下で
ポジションを取りまくり、さらに損切りをしまくったことで
ここで一番やられた。

もっともやってはならないところで
損失を取り返そうと熱くなり
ルールも無視してフルレバレッジでポジションを取りまくった結果が、これである。

トランプの演説前にもたしかに負けてはいたが
資金配分を考えながら慎重にトレードしていたため

負け額も証拠金の5%もやられていなかった。

それを取り返そうとして
よりによって、本日の乱高下でフルレバトレードしてしまったことで

当初の負けどころではないほど負けてしまった。

ざっと当初の負け額の20倍ほど負けた…。

かなりきつい状況だが
備忘録として、本日の経緯の詳細は記録しておこうと思う。

本日は途中まではほぼ見立て通りで
利益が積み上がっていた。

相場観もほぼ間違っておらず
普通にやっていれば負けようもない日だった。

昨日は、自分が上値のめどとして考えていた
115.60アッパーで、ちょうど下に切り返し

115円アンダーに沈み、ふたたび114円代で東京に帰ってきていた。

オセアニア勢こそ、ドル円の下落に抗っていたが
東京勢も9時半頃までは、上を目指していたところ

東京勢は115.10アッパーあたりで、戻り売り
安値を更新して、114.53レベルまで沈み込んだ。

しかしそこはそれ、東京。

NY勢の押し安値、114.40あたりには到底届くこともなく
レンジプレイで買い戻し、

以後、114.80アッパーと114ミドルの間でレンジを繰り返す。

昨夜のNYはたしかに最後に下げて引けたが、

いったんはチャネルラインを結局は上抜いたままひけたわけで

チャネルのなかに東京が押し戻そうにも

裏切りの逆張りロングがいることから、そのパワーもない。

本日は典型的な東京刈りの相場であると思った。

上昇基調のなか、NY勢のトップに敬意を表し
逆張り的にショートしてくる、東京勢を刈りにくるであろう
というのは、
ロンドンアニマルのくずっぷりを考えれば、おおかた予想がついた。

ということで、まずは114.80あたりからロング。

これが予想通り、115円を抜け
115.20あたりで利食い

その前のロングで入る前

まずいと思いながらも
すこしじりじり停滞しつつ下押したことから
114.80あたりで、最初にあえてショートをしてしまい
これがロング方向に刈られてしまった。

この瞬間がまさに東京刈りの瞬間で
東京高値114.87あたりを上抜いてから、一気にレートが115近くまで走ってしまった。

これぞ東京刈り。こういうのを取っていかねばならなかった。

もう買いで乗ることはできず、放置していると

また114.80アッパーまで下押し。

ここから一気に115円を超えてきた。

この過程ではチャートをみておらず、

ドル円はすでに115.20を越えてしまっていた。

もはや短期的には買いしか選択できないところ
115.15あたりに押してきたところでロング。

これが115.38あたりまで伸びたあたり
115.37あたりで利食い

超短期的には115.40アンダーが
一端の戻りのメドと思っていたので
115.35あたりから、今度はショートした。

ここまでは最高のトレーディングだった。

いまみれば、ここが本日の天井で
逆張りのショートがドンズバで決まっていたのである。

で、おかしくなってきたのが、ここからである。

ドル円のショートは
これがうまく下落し、115.25あたりで利食いした。

ただ、その段階ではどこかで下落が止まるとみて
押し目買いを待ち、ロングに転向してしまった。

下落が低調になったようにみえ
5分足レベルの押し安値115.15割れあたりを下回れないとみて

21時あたりまではドル買い方向で相場が動いているため
ドルショートが逆張りに思え
利を伸ばすのが、単純に怖い。

しかし、ドル円はいきなり115円を割れるまで下落。

これは大きな意味では想定通りなのだが
ロングポジションが切られたことから
買い目線に執着してしまった。

しつこく買いをくりかえしていると
ドル円が一端はね、
115.20アッパーレベルまで伸びた。

ここで利食い

ここまでで本日の収益はちゃらかほぼプラス、
のレベルまで戻していた。

それが深夜1時のレベル。

ここでそれ以前の高値を瞬間抜けたことから
そのまま買い目線でみてしまった。

その瞬間の高値は一瞬で
そこから一気に下落。

30分足レベルで上ヒゲ陰線を完成させ
ここで売りに目線を変えねばならなかった。

そこからは上に上がりながらも
上ヒゲですぐ戻され
ロングが損切り
上昇、即下落、損切り

かたちが繰り返され、

買い目線でトレードしているため
瞬間、大きく含み益になり、一気に損切り
大きく含み益、損切り
というような繰り返しで

まったくリバースしなければ
とっくに売り目線に切り替えられていたかもしれないが
とにかく高値圏へのアタックが繰り返されることから
含み益が何度も示現することから
最後まで売り目線になれなかった。

そしてトランプの演説がはじまり
相場は激しく乱高下を繰り返し始めた。

こんなところスルーしておくべきなのに
大きく値段が上下することから
損失を重ねていたことから、取り返そうと
ロングやショートを連続で繰り返し
そのほとんどが、損切りとなった。

どちらかに進むことをイメージして
損切りを必ず置いていたため
どちらにも進まず上下に乱高下する状況では
損切りだけが積み上がっていく。

いつもは損失許容を数パーセントにおさえてロットを決めるのに
この段階では感情的になってしまっていて
このころにはそういう計算もまったく頭から吹き飛び
ただただ取れるだけのロットをロングし
それがただただ損切りされる、という愚かなことを繰り返してしまった。

その後、深夜にようやく値動きが落ち着き
乱高下していた下値を更新した。

ここでショートし、
これはうまく取れたが、
ここでも焦りがあり失敗した。

114.60アンダーから下落したドル円をショートし
114.40あたりに差し込んできたとき
一瞬、上に戻す局面があった。

114.40は、欧州勢あたりがつくった押し安値で
ここが割れれば相場が走りそうな状況で
一方的な値動きは、それが完全に狙われているような状況だった。

で、あるにもかかわらず
114.40アッパーで利食いした後
ここをサポートされることを期待し、ロングにドテン。

完全に神頼みのトレードである。

ここでロングしたのも
114.40を切って走るより
114.40を守って反発する方が値幅が取れる
という欲深な思いからのロングである。

結局、ドル円は114.40をばっさり割り込み
114.20アッパーまで。

もはや損切り幅も大きく取ってしまっていて
まあ10pipsほどだが

114.30に到達した段階で
損切りされた。

そこからもむちゃくちゃで
114.40を切った段階で、ロールリバーサルが起こっていることが考えられ

114.40に迫れば戻り売りがセオリーだが
114.40割れから突っ込み売りした者たちの損切りが起こり
114.40より上に戻すとまた根拠なき願いのまま

114.30アッパーからロング。

これがやはり114.40あたりで頭打ちとなり
安値更新で、さらに損切り

次の上昇で、114.40からの戻りを狙うと
今度はそれを抜けて114.60まで走り損切り

もはやリズムもタイミングもめちゃくちゃで
損失ばかりを繰り返してしまった。

最後は114.60あたりからの下落の114.55あたりでショートし
これはもうスイングとしてホールドしている。

損切りは割と大きめに取り、115円アッパーである。

もう本日はめちゃくちゃにやられすぎて
スイングで値幅でも取っていかないとしょうがない、
というような思いである。

普段はスイングトレードはやらないのに
それをやろうとしている段階で
本日は、とにかくどうかしている。

来週、窓でも空けてくれて下に走れば利益も伸びるが

これがまた上に跳ねでもしたら、また負けである。

イベントトレードや金曜日のトレードは
とにかく勝てない。

値動きが激しいのに加え
週末のポジション調整が起こるのか
本来のトレンドがどちらなのかわからないような値動きが多い。


自分の最大の欠点は

負けが続くと熱くなり、ロットをどんどん上げてしまうことである。

教科書的には負けが続いた場合、ロットをむしろ下げねばならないそうである。

水曜、木曜も実際、負けが続きロットを上げていった局面があった。

ただ、ロットを上げまくっても
方向性が間違っていなければ、最後に勝てることが多い。

この2日も、なんとかそれで挽回できていたので
少しあまくみていた。

連日、こういう勝負は危ない…と思っていたし
本日など特に、ビックイベントがあるため
トレードを控えようとすら思っていたのに

なんで、やってしまったのか、自分でもよくわからない。

きっかけは、115.40アンダーからの下落から
押し目を狙い失敗したところからである。

そもそもドル円が本日上昇するとは思っていなかったのに
なぜロングばかりしてしまったか。

テクニカル的に見て、
本日、ドル円は115.50アッパーから90アッパーあたりまで伸びるとみていたからだ。

さらに1時間足レベルで
ボリンジャーバンドの+2σにわずか届かない状況が続いていて

ここにとにかく一旦はそこにタッチするまでロングし
その後、ショートしようと思っていた。

しかし、いつまでたってもそこにレートが届くことはなく

そこに届いてからショート
そこに届いてからショート

と思いながらロングを続けているうちに
相場は下へ下へと進んでしまっていた。

届いていないレートに対して、届くであろうと
勝手に期待することは

レンジが割れる前から割れ期待をしたり
逆に割れる前に割れない期待をしたりするのと一緒で

神頼みのトレードである。

トレードはあくまでも事実を見て判断しなければならない。

+2σへタッチするまではロングで
タッチした後でショート

などそもそもまったく無意味だった。

タッチもしていないのに、そのタッチを前提で
買い目線をキープし続ける、

ということ自体が、完全に運任せである。

考えるべきだったことは

ロングでもショートでもそのときの地合いで判断する。
結果、ロングであるならロングをするし
それがショートに転換する前に+2σに届いたなら
ようやく逆張りショートが検討できる。
ただし、+2σにタッチしただけでショートにするかどうかは
そのときの値動き次第であり
ロングをホールドの可能性もある

といったようなシナリオである。

+2σにタッチするとかしないとか以前に
それを思った時点からチャートを眺めたとき
ポジションはロングかショートか、という話である。

タッチ云々を考えず
素直に目の前の相場だけを見ていれば
完全にショートだったと思う。

それが+2σにタッチするはず、というような予断が

素直な下落を下落と見られず
最終、その地点に向かうための押し目にしか見えなかった。

本日は昨日と異なり
経済指標も予想を下ぶれていた。

その意味で、上昇のエネルギーはよりない状況で

株価を見ても、トランプの就任演説の内容を見ても

リスクオンでわっしょいわっしょい、と
なるような状況からはほど遠かった。

今週はすっきり終われると思ったのに

最後の最後にこんなむちゃむちゃの結果になるなんて
思いもしかなった。

できることなら、夢であってほしいくらいである。

嗚呼…もう泣きたい。。。

□ポジション
USD/JPY S 114.578