買って負け、売っていまいち、再度の買いで取り戻す。そもそも、チャネルの引き方が適当すぎた

本日相場を見てみると、
昨夜、上昇を食い止めていた113.60アッパーを破った後、吹き上がっていた。

昨夜は撤収して正解だった。

なんでも、イエレン議長の話がどうのこうで
またもドルの利上げネタである。

別にこの手の話はいまにはじまったことではないが
それを格好の口実にされたようで、ドル円は吹き上がり
またも114円代に突入である。

個人的な感覚に過ぎないが、
ドル円については、奇数桁で止まりにくい、というのを勝手に思っている。

111円とか113円とか115円とか

その意味で113円から112円への定着が失敗した段階で
113円代は早々にパスして、114円代に突入してもおかしくはなかった。

で、本日であるが
上記の個人的なアノマリーで言えば
113円にせよ115円にせよ、どちらも滞空時間は短いように思いつつ
114円のままでいるとも思えず
どちらかに抜けていくか、となると

残念ながら115円代にいきそう、と思って相場を眺めていた。

亜空間東京はいつものようにパスし
欧州時間を眺めると
ロンドンアニマルどもが強引に買いアタックをして
115円を攻めていた。
しかし、それにとどかず114.97あたりで反落。

ここからの押し目をまつことにした。

114.95アッパーを二度ほど失敗したダブルトップのような形であることは気になったが、
ネックラインは114.80アンダーで
値幅は20pipsもなく
114.60あたりでいったん反発したように見えてロングしたところでつかまった。
後から振り返って見れば、絶好の戻り売りの契機とも見えるが
そんな後講釈なら誰でもできる。
リアルタイムの段階では上昇に見えたのである。

そもそもこの戻りは超短期に引ける急角度のダウントレンドラインを上抜いていた。
で、飛び乗ったら
それが見事にダマシ…。
最初こそ114.70あたりまで戻したが
そこから一気に反落、
安値を更新し、ダウントレンドラインを鈍角に引き直すような事態となった。

トレンドラインを次々引き直すときは危ない予兆で、

そのやな予感通り、結局、114.40あたりまで叩き落とされた。

114.55、114.50と買い下がるたびに損切りされ、
戻りそうにみえて戻らず、完全に下落圧力があることから

短期的には典型的な負けの鉄板パターン、
戻り買い、をしてしまって、
114.60から114.40アッパーまでの下落は全敗である。

下落の圧力も、114.42あたりでいったん下ヒゲをつけたため
114ミドルアッパーでもう何度目かというロングすると
これが20pipsほど戻す、
ここで利食いをすればいいものを、所用が入り
目を離している間に、
再下落で、114.40をもう一度つけていた。

最初の下ヒゲのジャストに損切りを置いていたため
どんぴしゃで損切りされ、2pipsだけ下押し反転である。

これが利食いなら天才的な指値だが、
どんぴしゃの逆指値損切りである…。

もう少し下においていれば助かっていた…。

損切りされた瞬間、仕事もあってチャートを見れていなかったため
気づけば、ドル円は再度、114円ミドルアッパーまで戻していた。

ほんと、ふざけんなよ…という感じであるが

要は、ここまでの自分は
まさに落ちていくナイフを素手で拾っていくような、
ド下手くそなディールで推移していたこととなる。

ここから何度か114.60-70あたりでロングするが
たびごとに、114円ミドルあたりまで落とされ
ちこちこと損切りされ続けた。

もちろん利食いもできたが、それ以上に損切りされた。

翻り、このあたりで売りをしたりもしたが、
それもちこちことやられる。

もちろん、いずれにしても勝ったりもするが
負けの累積の方が多く、
NY時間までに、けっこうな損失が膨らんでしまった。

ドル円が安定せず、
どちらかといえば、ドル売りぎみに推移していた
原因のひとつが、
ドルストレート、特にユーロドルが
値幅がそうないなかでも、とにかく堅調、ということで
ここでの中途半端なユーロ買いとドル売りによって、
ドル円がどちらにも進みにくい、という状況だったのが大きい。

ユーロドルなど、ECBの金融政策決定会合を控え
ポジション調整なのか、なんらかの買い期待なのかはしらないが
とにかく堅調気味。
しかし値幅は中途半端。

すでにロンドンアニマルの買いによって、日通し高値も更新しており
東京勢は本日、ユーロドルを売っていたようだが
これが見事に刈られたような状況で
そうしたうえでも、さらに高値をじりじりと更新していく。

こちらはユーロドルも売っていたので
ユーロドルもこのおかしな堅調地合いでことごとくやられた。

ただ、ドル円については、
ロンドンアニマルの売り仕掛け以降
どうも、114円ミドルより下が堅く
昨夜からの継続を思えば、
嫌だけど、ドル買いの目線で見ざるをえなく

ドル円のロングをしつこく繰り返していたが、
114.70あたりからのロングしていたところ
米住宅指標や新規失業保険申請件数などが良好な結果であったようで
ついに上昇。

なんとか、115円で利食いできた。

そこでいったんポジションをスクエア。

ユーロドルも下落を開始したことから、1.063あたりに戻ってきたところでショート。
1.0590割れのところで利食い

その後、ドル円が115円から下に押されたところで
ドル円をショート。

これを114.90アンダーで利食いできて、
ここまでの利益でようやく、本日の収益をプラスに戻せた。

そこから下が堅いことを確認し
114.90アッパーでまたロング。

ユーロドルは、1.06割れのところで再度ショート。

しかし、ユーロドルは、1.06をまた上回ってしまい損切り

しかしドル円は、115.20アッパーまで伸びて、まずは利食い


最後に残ったドル円のロングポジションは、115.40越えのところで利食い
これで完全にスクエアである。

1.06アンダーのユーロドルのショートは、1.0608あたりで損切りしたが、
結局、1.0620アッパーまで戻してから
ふたたび、1.06を割れているので、そのまま持っていれば利益を伸ばせたかもしれないが
20pips以上も含み損で耐えたくないので、もういいとする。

トレード記録の前置きが長くなったが

ここのところずっと気にしているチャネルラインである。

おとといのNY勢がチャネルを明確に下回ったように見えたが
結局、あまりにも簡単になかに戻されたことから

あらためてちゃんとチャネルラインを引き直してみた。

すると、結局のところ、ロンドンアニマルしかりNY勢しかり
まともにチャネルを下回っていることはなく、
ことごとく、下ヒゲをつけていた。

で、今夜については、むしろチャネルを明確に上回っている。

現状としては、であるが…。

このまま上昇し続けた場合、
を考えてみる。

チャネル幅が先日、3円ほどと述べたが
いまいちど計り直してみると、チャネルの上下幅は3円なかった。

トレンドラインなど、まあ主観が入るものなので
どれが正解、というわけでもないが、

上記チャネルラインを見てみると

ドル円は下のラインできっちりサポートされつつも
きれいな下落ラリーを繰り返していたが、
今夜、上のラインを明確に抜いてしまった、という状況である。

現状としては、であるが…。

今の段階で、ドル円はすでに115円ミドルまで届いている。

チャネル幅はざっくりみて、2.9円ほど
チャネルを上にブレイクしたのが、115.1あたりなので

テクニカル的にみると118円をふたたび窺う、というような状況で
さらには、その途中過程で
戻り高値、117円ミドルも越えることとなり、

現在のダブルトップの天井、118.6あたりをついには越えてしまいそうな状況、
というのがいまである。

ドル売り勢からすれば、非常に危機的なシグナルではあるが
テクニカルから見るとそのような状況である。

繰り返しとなるが、
現状としては…である。

現在は、ポジションスクエアではあるが

明日のトランプ次第で、ふたたびドル高が大いに加速しそうな足形である…。

ただ、ドル円の現状は
ここまできても、まだ完全にアップトレンドには回帰し切れてはいないので、
明日のトランプ次第では失望の下落、という状況もありうる。

現時点で、まず重要なラインは、115.60アッパーである。

昨日も重要ラインが113.60アッパーであったが

コンマ60あたりがまたも重要な位置となっている。

現在の天井も118.60あたりだし

なんか因縁めいたものを、感じなくはない。

とにかく、いまはポジションスクエアで、もうトレードする気はない。

明日、また動きを追いつつ、機動的にトレードしたいと思う。