下手くそしか残っていない相場、ここで勝てるやつはいるのか…

クリスマスに近づくと、
今年バジェットを稼いだトレーダー達は長期休暇に入り、

残っているのは、今年マイナスのトレーダー達だかだと言われる。

となると、年末間際の相場参加者は、下手くそばかりということになる。

そしてここ数日はユーロドルばかりを眺めているが、

結構激しい動きが続くユーロドル相場だが、

率直に言って、この相場で勝てる者などいるのか、という感じである。

下手くそ、といえば、東京勢の専売特許(?)だが、

現在残っているのは、欧州、米国とも下手くそトレーダーばかり、
ということになる。

無論、そんななかでも東京勢が最も下手くそ、だとは思うので
現在の東京勢は下手くそのなかの下手くそ、ということになる。

現在のユーロドル相場を眺めると
1.035から1.05の間でのデッドロック状態、ということとなる。

昨日、そんななかで下手くそのなかの下手くそなりに
東京勢は、ユーロドルを果敢に買い上げた。

1.05が強いレジスタンスに迫っていながら
1.048あたりまで上げる狂気の東京ロング勢。

このまま1.05を抜き去ることなど、当然できない。

どこまでも買い上げる資金も胆力も
現在の東京勢にないからだ。

そこから今度は下手くそなロンドンアニマルが参戦。

こいつらは、さすが動物の血が混じっているだけに
どこまでも売り浴びせ、
続く、下手くそなNY勢もそれに追随。

しかしながら、1.035には当然のように届かせられず。

現在、資金力がある連中がつけたレートは
1.035から下は売らせず、1.05から上は買わせないレートである。

つまり、レジスタンスとサポートである。

無論、これらを破れたら相当の資金量の損切りが走り
レートは上でも下でも跳ね上がるとは思うが、

繰り返し述べているように、そこを突き破るためには
相当の資金力がいる。

というわけで、昨日のユーロドルは、
1.037あたりを底に上昇したのだが、

下手くそのNY勢が、東京の昨日の東京の高値1.048アンダーを突き破り
1.0492まで突き上げた。

レートとしてはおよそ10pipsあまりだが、

これにて、昨日の東京高値から逆張りしていたショート筋は殲滅されたとともに
全戻しな状況のため、
昨日、ユーロドルのショートをホールドしていた者は
根こそぎ、潰された。

昨日のロング勢も、もちろん、昨日の押し下げによって
根こそぎ潰されている。

結局のところ、昨日の東京ニワトリロングをそのまま保有していれば
全員がプラスということになるのだが、

昨日のピーク時から、一時は100pipsあまりも下に追い立てられている。

そこまでの損切りを耐え、ロングを保有し続けられた者がどれだけいるか。

そして、昨日ロングを切ったショート筋についても

ことに、1.03代でショートしていた者に至っては、
こちらもまた100pipsあまりも上にやられている。
そこまでショートを保有し続けられた者がどれだけいるか。

要するに、昨日今日の相場で言えば

どれだけ、1.05近くまで待ってショートできたか、
1.035近くまで待ってロングできたか。

それだけの話である。

要は、1.035と1.05の間の大きなレンジ相場をやればよかった、
というだけである。

とはいえ、いま手負いの虎と化している負け組トレーダーたちが
待つことなどできはしないだろう。

バジェットを稼ごうと血眼になっているのだから
1.035と1.05の間で、売ったり買ったりしながらも
一方的な上下動で結局利を伸ばしきれず
むしろ、切り刻まれているのではないか。

昨日は米株が下落した。

とはいえ、本日、そこまでユーロドルが買い上げられるほどではない。

翻り、昨日のユーロ反騰までの経緯もまた同じである。

米株は下落を開始するまで、特に強い上げでも下げでもない状態であった。

それでありながら、1.037までも急落するほどではない。

結局は、1.035から1.05の間のレンジを一方的な方向で
上下動しているだけである。

では本日はどうか。

昨日の高値を更新し、1.049アッパーまで伸びたユーロドルだが、
所詮は、昨日あたりのショートの損切りをひっかけたのがせいぜい
というのが内情ではないか。

ここ数日でユーロドルのショートをエントリーした者たちは
当然、高値メドとして、1.048アッパーに損切りを置いていたはずである。

これを上に押し上げたところで、それ以上上に押し上げるエネルギーはもうないだろう。

もはや、それ以上のところに損切りはないからである。

無論、1.05を上抜けば話は全く違ってくるが
すでに述べたとおり、それは市場参加者が出そろったなかでの上値であって
そこに到達するためには相当の資金力が必要になる。

その点はドル円も同様で、

本日、やや大きめに下落したドル円ながら
ドル円については、116.10より下あたりは強烈なレジスタンスになっており、
これを破るためには、もっと市場参加者が必要であるように思う。

結局のところ、ユーロドルしかり、ドル円しかり
ここ数日どったんばったんしてはいたものの

結局は、ユーロドドルもドル円も(もちろんその他通貨も)
結局は、収まるところに収まってしまいように思う。

収まるべきところ、となると、どのあたりとなるのかが難しいところではあるが、

少なくとも、ドル円は、107円以上、ユーロドルは、1.045以下あたりではないかと思う。

はっきりとした均衡点はわからないが

クリスマス前までの相場を眺めたとき

ユーロドルは、1.045あたりからと1.038あたりより下はいずれもオーバーシュートで
ドル円についても、118.2あたりから上と116.5あたりから下はいずれもオーバーシュート

であるように思う。

その意味で、昨日はユーロが売られすぎで、
本日はドルが売られすぎ
であると思う。

ただ、ここ数日はオーバーシュートばかりしがちなので、

明日も取引時間内においては、
上記上下を突き抜けるようなオーバーシュートがあるかもしれないが、
最終的には収まるところに収まるように思う、

ドル円についてはもっと上、ユーロドルについてはもっと下、もありえるかもしれない。

ともかく、相場参加者がすべていないなかでは、
新しいトレンドは発生する可能性はきわめて低く。

その意味では為替も株も同様で、

株で言えば、たとえ米株が昨日下落したとしても、
年内に暴落することなど、ほぼありえないと思っている。

なぜなら、株を投げ売りするような市場参加者自体が少ない。

もちろん、近いうちに米株は奈落の底に暴落するとは考えているが
それはおそらく来年の話である。

ともかく、今夜のNY時間は、ユーロドルが買われすぎている(ドル円は売られすぎ)。

ということで、こちらはドルロングのポジションを取った。

ユーロドルの売り、ドル円の買いである。

本日、ドル売りをかけまくった欲豚どもも
まさか、このままドル安が突き進むとは思ってはいまい。

もし思っているとすれば、バカ(?)である。

ここ数日で欲深のトレーディングをしている者どもは
利食いにせよ損切りにせよ、
年内にはまず反対売買をしてポジションを閉じていく。

そうなれば、明日の最終日直前に行われていたメイントレンドはなにか、
といわれれば、ドル売りである。

ということで、明日の最終日は、よほどのことがないかぎり
ドルショートのポジションを閉じていく相場にならざるを得ない。

ということで、今年最後のホールドポジションとなる。


□ポジション
USD/JPY L 116.338 L 116.57
EUR/USD S 1.04922