見誤っていた

本日、こちらが作ったドル円のショートがロンドン以降、上に担ぎ上げられたが、

本日の相場で根本的に見誤っている点があった。

本日の東京勢が、序盤、104.94あたりまで買い上げたところで、ロンドンアニマルの仕掛けをショートと見ていたが、

よくよく考えると、東京勢のロングは仲値に向けての初動のみで、後はショート方向に傾いていた。

がゆえに、こちらは東京時間ドル円のショートで稼げていたわけだが、

よくよく考えると、東京時間に逆張りして利が乗っている段階で、しかもそれが数回繰り返せている段階で、

東京勢に溜まっていくポジションはショートであり、
ロンドン勢が狙うべき損切りは、
ショート勢の損切り
つまり、こいつらが傾けるポジションはロングだった。

14:30に104.70あたりをボトムに戻ってくるドル円をみて、ここからロンドン勢がショートを叩き、このボトムを割る、と思ったものの、

よくよく考えると、14:30からのロングなど遅すぎるロングで、ポジションのボリュームも薄く、ロンドンアニマルが仕掛ける損切りとしては旨味はない。

東京時間の圧倒的比重で、東京勢が繰り出していたのは、裏切りの逆張り、つまりショートだった。

さらに欧州勢が、まずロングをかけてきたが、14:30からのロングにこれらロングが加わったところで、ロングには厚みがない。

偏りがあり損切りラインが見えやすいのは、なんども押し戻しを繰り返しながらも、東京勢が繰り返し続けるドル円ショート、だった、というわけだ。

ロンドンアニマルは東京刈りとして、ドル円ロングを仕掛けてきた。

がゆえに、欧州株が下落しているのに、ドル円は買われていたのだ。

欧州株の下落ならば、本来はドル円など下落気味なものの、そのときにおいてすらドル円が買われつづけていた。
この矛盾、このときか気づける最後のチャンスだった。

この見立てに立てていたとした場合、自身はどのようにトレードしていただろう。

まずは、おそらくノーポジションだったと思う。

理由は、ドル円の下落を見立てているため、ロンドンアニマルが買ってくるなら、その戻りのピークを待ちたいからだ。

さらにロンドンアニマルの戻りを待ったあと、NYにかけてはどうだっただろう。

おそらく、ここではつかまっていただろう。

なぜなら、ロンドン高値をNYが叩くと考え、NY参入前から105円アッパーでショートをしていただろうからだ。

結局、本日の見立てにははずれたにせよ、どのみち自分は105円界隈でドル円をショートしていたと思う。

ひとつだけ確実にいえるのは、ロンドンアニマルの買い仕掛けを読めたとしても、NY勢に担ぎ上げられたとしても、ドル円の買いは、選択しないということだ。

現時点の相場観において、105円ミドルを明確に抜けない限り、自身にドル円の買い、という選択肢はない。