ユーロドルの売りがしつこかった…。

ユーロドルは、1.0950アンダーで買いを入れた。

しかし、一方的な下落が続き
一旦は1.0936あたりまで下押された。

そのまま保有を続けるも、とにかく上が重い。

個人的に超短期レベルで売り買いを決めているトレードルールがあるが、

超短期レベルの個人的な買いシグナルを

ユーロドルロングのポジションを取った後、
およそ8回、
細かく見れば16回も、失敗した。

普通、買いシグナルが失敗すれば
そのまま下降となってしまうもので

なんども上を繰り返し、シグナルを発し続ける、
ということは、ほとんどない。

失敗、シグナル、失敗、シグナル…

と、何度も何度も上値への中途半端な戻りを繰り返し
気づけば、その買いシグナルが16回である。

16回!! ……

なんなんだ…。

シグナルのたびに新規ロングを取る、などはしておらず、1.0947あたりのロングをホールドし続けていたのだが、

含み損が減ってきて伸びると思えば、下押し
もうだめかと思えば、また戻し
ちょっと、きたいすればまた下押し。

そういう状況を10回以上繰り返してきたのである。

こうした異常な状況を示すように

ユーロドルのチャートは、30分足で見たときに
陰線陽線を繰り返しながらも
じり安気味に、
小さなローソク足でもって、一方的な下落波形を描いていた。

ただ、ひとつひとつのローソク足が小さすぎるがゆえに
上に跳ねたときは一気に損切りを巻き込むことを期待してたところ、

17回目…

ロンドンフィックスの1:00あたりに、ようやく、
突如ユーロドルが跳ねた。

ようやく、1.0965あたりで、1.0947のロングを半分利食い

残りホールドで様子をみる。

今夜、やたら待たされて、ようやく跳ね気味となったユーロドルだが、

ユーロドルが為替史上最大の通貨ペアゆえに

この通貨がドル高傾向であると、
ドル高地合いが決定づけられやすい。

それゆえか、
その他ドルストレートがある程度の行き戻りを示すなか

ユーロドルだけはそれを許したら負け!
のようなムードで

ユーロポンド、ユーロ豪ドル他
ユーロクロス全般もユーロ売りに傾斜させることで

値幅がないとはいえ、
ユーロドルだけがドルストレートのなかで
もっとも一方的に下に追われる、という状況が
東京時間からNY時間からロンドンフィックスまで、延々と続い。

現状の材料で、ここまでユーロ売りとなるものは見当たりにくいが、
つまりは、ユーロドルの下落は、やはりユーロ安、ではなく
ドルの戻し高、という流れのしわ寄せなのであった。

しかしながら…
これだけの回数、自身の買いシグナルが否定され続ける、
というのは、きわめて稀で

自分がトレードしているなかでは、今年初なのではないか、
と思うレベルであった。

この前のポンドドルのときもそうだが、

かくまで徹底的にユーロドルがいたぶられる日に
ユーロドルの買いを取っているのも、なんだかなあ…
という感じである。

今週は、それだけ神経質な動きが繰り返している、ということだが、

ユーロドルは、
ユーロ売り…というよりもドル買いの圧力にさらされ続けていた、ということである。

ようやく一旦は片のついたユーロドルに対して

一方のドルと言えば、もちろんドル円だが

こちらは105円界隈に、すでに3時間以上とどまった後に
NY参入後も高値更新。

105.25アンダーまで伸びたが
既述の通り、東京、欧州、NYと
オールロング状態で、誰が一体カバーするというのか。

とは思ってみた者の、

今夜の米指標はいずれも格段よいわけでもなく
米国債利回りは低下気味でも
底堅いドル円

いい加減、ドルショートを保有し続けていることに疲れてきたところで、こちらもまたロンドンフィックスあたりで
いきなり下落。

ただ、105円は割れずにじりじりとした展開が続いている。

一端の下落時に、ドル円については、105.05あたりでショートを追加した。

いまだドル円が下を踏ん張っているが、
もう各通貨ペアは、ドル売り方向でホールドしておく。

本日のだらだらした相場展開には、本当に疲れた。


□ポジション
USD/JPY S 105.515 S 105.303 S 104.942 S 105.051

EUR/USD L 1.09471