豪ドルのスイングポジション

今朝方、短期トレードではなく、スイングを意図して
豪ドルドルを売っておいた。

0.77を越えてきたら豪ドルドルを売ろうとは思っていた。

現在の大きなスイング状況にある豪ドルドルは
それが継続するかぎりにおいて
0.77より上は、過熱感のある高値圏である。

豪ドルは日足で見たときに大きな三角持ち合いを形成しており

9月に0.75を割れ、下抜けるかと思われたらそれを守り
以後はじりじりと上昇、
一旦は、0.75に迫るもそれも押し目として、

高値切り上げで、昨日、ついには三角持ち合いの上を抜いてしまった。

しかしながら、個人的には豪ドルがここまで買われ続ける
というか、ドルが売られ続ける根拠に乏しいという見立てがあり

0.77を上抜いて三角持ち合いを上に抜いたとしても
0.775を越えない限りは、ショートしようと目論んでいた。

0.775すらも越えてしまえば、もはや逃げざるを得ないが

そこまではホールド方向での保持である。

しかしながら今朝方豪ドルドルを売ってはみたものの

上昇の圧力は止まらず、どんどんアゲインストとされた。

昨日の上昇は、
本日の豪雇用統計の期待感からの織り込み買いであったのだとは思っているが
だとしても、じりじり上げすぎであった。

その後、雇用統計の結果が発表はされたが、
予想は下振れで、
指標発表の寸前に最後のバイイングクライマックスが起こったかのように
がばっと高値を更新した豪ドルドルは、
指標発表の後、一気に反転下落をはじめた。

今朝は7時ごろから豪ドルドルの売りを仕掛けていたので、

9時半までじりじりと上昇し続ける豪ドルにはひやひやさせられたが、

なんとか、いまは利益が出ている。

豪ドルの大ぶりなスイングによるレンジは
徐々にその値幅を縮め、三角持ち合いを形成するに至っているが

昨日抜けた上限のラインを、本日再び下回り
またも三角持ち合いの中に戻っていった。

では豪ドルは三角持ち合いを下抜けるか、となると

もちろん、まだまだ楽観はできない状況ではある。

しかし、豪ドルは一端方向ができると、一方向に進みやすい。

現在、三角持ち合いのレンジ値幅を縮めているとはいえ、
いまだ豪ドルは持ち合いの上限から下限まで300pips近くはある。

0.775をこのあと上抜かれてしまえば、このポジションはジ・エンドだが

このポジションは短期トレードのつもりで取ってはいないので、

ドル円やユーロドルなどがどれだけがちゃがちゃ跳ねようとも、

当面、このままショートで握っておこうと思う。

ちなみに、豪ドルドルが下落を再開しそうな動きから
ユーロ豪ドルを見ると

ユーロ豪ドルは上に跳ねはじめている。

こういう動きをみるにつけ、ユーロドルの下落は

そろそろピークなようにも思えてくる。

ユーロドルの下落がピークならば、

相対はドル売りとなり、

ドル円の上昇もいよいよ危ういという、淡い期待感の見立ても立てられうる。

ちなみに、ドル円の下落、という意味では
東京が104.6アッパーのすっ高値をつけて以来
ヴォルフ波動から、実は、大きめの下落がはかれる状況にある。

そのターゲットは、控えめに見ても102円ミドル以下となる。

もちろん、これはドル円が下落を再開したら…という話とはなるが

ドル円が短期サポートを破りまくり下落を再開した場合、
そこまでは十分に行きうる、ということである。

そんなドル円の下落加速の淡い期待に備えて、
こちらはすでに、そうした皮算用のターゲットをすでに立ててはいる状況ではある。

□ポジション
AUD/USD S 0.77181