わかっていたのに、やられる…。ならば、再びポンドロング!

昨日は自分のなかでの、ポンド買いという、やや大きな賭けが見事にはずれ
大きく負けてしまった。

まだまだ上昇しそうにないポンドを横目に
本日は、ドル円メインで相場を眺め、ロングした。

ドルはやはり下が固く、どうあっても103円さえ切りそうもない地合いで、
ここのところの膠着から、
ドル円ショートの逆張り勢のボリュームも増してきたはずで
そろそろ上へ担ぎ上げるビルトアップも終わりそうな勢いで
本日あたり、ふたたび104円を超えそうな勢いに思えたからである。

昨夜はポンド円の売りから円買いがされて、ドル円も下落したが
それはポンド下落の勢いと、株安にやられただけで、
やはりまだまだドル円の堅調っぷりは終わりそうにない。

ということで、103ミドルあたりから押し目買いをしたが、

103.9アッパーで利食いした。

本日あたり、104を越えそう越えそう、という予感がするなか
米時間になっても、いつまでたっても104円を超えないことから
しびれを切らし、利食いしてしまった。

そして、ここから何を思ったか逆張りドル円
104円を背にして、ショートしてしまった。

結局、0時前にいきなりドル円は突然吹き上がり、
104円をあっさり抜けての、ロスカット

わかっていた(?)のに、やられてしまった…。

104円を抜けてからのドル円は、一気の上昇で
もはやロングで入れるタイミングなど取れず、
ドル円は104円を抜けてからは一本調子の上昇に上昇を続け

ついには、こちらが最後の砦としていた
104.3をも抜き去ってしまった。

これにて、現在のドル円のアップトレンドはより強固なものとなってしまい
テクニカル的な要因からは
107円くらいまでは、下がる根拠が失われてしまい、

ドル円ショートの目線は、しばらく封印することにした。

我が同士達(?)とも言える、
ドル円のショート筋は、のきなみチェックメイト状態とされてしまったのが
本日の相場ではないだろうか。

今後、ある意味で続伸が約束されてしまったドル円の上昇を食い止めるには、
なんらかの衝撃的なファンダメンタルズ的な事態や
市場を動揺させるほど圧倒的に悪い経済指標、のようなものがないかぎり
ドル円が落ちるという期待は希薄となってしまった。

無論、本日の米時間にショートをいくら打っても無駄であると思う。

この期に及んで、テクニカル的、ファンダメンタルズ的な要因を一切無視し、
あえて、相場参加者のありようから、
ドル円が下落するチャンスを探るとすれば

明日の東京勢が、本日の米時間の買いをニワトリトレードし
米時間高値すら更新して、
東京勢が高値を更新し、最後の買い手になった時くらいであろう。

東京が105円とか106円とか、本日米勢が作りもしなかったような
すっ高値を東京時間だけでぶひー! っと、作り出しでもすれば
その後の欧州、ロンドンどもの格好のカモにされ
東京勢の損切りがオーバーシュートし、
勢い余ってテクニカル的なアップトレンドも転換させてしまう、
可能性もある程度は高くはなるようにも思う。

その意味で、個人的にあえてドル円のショートを狙うとするなら
東京時間に大きく高値を更新した場合にのみ
逆張りショートをかけていく、というシナリオくらいにはなるが、
それすらもテクニカル的な根拠は薄い危険な逆張りとはなる…。

まあとにかく、本日は、10pipsとかの薄利を狙っていくならともかく
相場の反転を期待してのドル円ショートはほぼ無理である、と思う。

こちらとしては、これにて、ますますドル円は放置することに決め
もう基本、ドル円は当分、無視しようと思っている。

ドル円をさわらず、
ドルがどこまでも買われてしまう、
ドル買い相場の流れから
あえて相場に参加するとすれば、やはりドルストレートを売っていくしかない。

ユーロドルは、先週下落を期待し、
その通り、どころか続落し続けているが
もはや売られすぎなところまで来てしまい、易々と手出しができない。

さんざん、膠着しておきながら、下がり出すとこうなのだから
世のグリードどもの現金さといったらない。
いまや手のひらを返したグリードどもが
はしゃぐかのように我先にユーロドル売りを浴びせているような状態である。

となると、やはりポンドの追撃売りか、となりそうなものだが、

たしかに、やらないやらないといいつつ、
今夜、少額のスケベ売りでポンドドルを売ってしまった。

昨夜の買い下がりはなんだったのか…と後悔したくなるほど
簡単に利が乗っていった、ポンドドルのショートでは、あった。

しかし、こちらは、0時過ぎにポンドドルのショートをやめた。

本日、途中までポンドドルのショートをしたのは
東京勢がまたも、欧米勢の燃料となるかのような
ポンドドルのロング方向で東京時間に動いていたからである。

昨日、大きく下落したポンドが
いきなり朝方、ロスカットを巻き込み大きく吹き
1.2135あたりから、1.228までおよそ100pipsあまりも一気に吹き上がった。

その上昇に乗っかっていったのが東京であるが、

東京のヘタレロングは、案の定、1.2325あたりで上昇を終えてそこから下落、
その後の欧州、ロンドン勢に、1.2166まで押し込まれてしまうのであった。

東京が買うのはいいが、結局、前夜の欧米勢がつけた戻り高値1.2329は
きっちり越えないのだから、ここが戻り売りの狙い目ですよ、と宣言しているようなものである。

こんな買いなら、買わねばいいのに、買ってくる。
それが、ザ・東京、である。

当然、東京がロングがしまくれば、その下にロスカットを置かれていくわけで
そこは狙われて当然である。

本日のこちらのポンドドルショートは、その流れを狙っていっただけである。

結局、ポンドドルはずるずると売り込まれ
東京時間からその値幅150pips以上下げているのだから、
あいかわらず、東京は何がしたいんだ…という感じではあるが、

それ以上の下落はどうも怪しいムード満載である。

そもそも、レートの加速は損切りによってなされるが、

ポンドドルは昨夜の執拗なまでの下落によって
ロング筋のほとんどが一掃されたように思う。

もちろん、
次なる損切りは、昨日の安値、
1.21アンダーにずらりと並んでは、いることだろう。

ポンドドルの再度の大きな下落を起こすためには、
ここまでレートを下げねばならない。

そして、そのレートまで届くだけの損切りが出るほどに、
戻りを期待してのポンドドルのロングが大きく積まれていなければならない。

本日の東京勢のロングだけでは、そこまで届かせる燃料としてはやや力不足である。

そもそも、1.214あたりから、1.2290あたりまで大きく跳ね上がったのは
オセアニア時間の、東京時間午前7時半ごろであり
ここまで踏みあげてきたのは、東京勢ではなく
おそらく夜更かしの米系などである。

この段階でこの仕掛けを、本日の欧米勢が切り崩す可能性は低くなる。

実際、本日の欧州以降の下押しは、1.216あたりまでで
今朝方の発射台となる、1.214あたりまでは届かず
ちょうど、東京勢のロングを刈っただけのような値幅である。

たしかに、ポンドショートが現在の投機筋の仕掛けと化しており
下ヒゲの先まで距離があることで、
むしろ、彼らが下値を試す目標値とされているようにさえ見える。

しかし、昨夜、1.21割れまで売り込まれたポンドが
本日、米系(と思う)が、1.23近くまで吹き上げさせた流れを
欧州ロンドンだけの力でふたたびねじ伏せ、
本日、さらに安値更新でふたたび1.21まで押し込むには
カモの東京ロングの損切りだけでは、少なすぎるように思う。

今朝方の大きめの戻りがなければ
続落方向で、1.21アンダーをさらに売り込み、
1.2090から下のロスカットをさらに叩き、下に下に追うこともできたかもしれないが

今朝方の吹き上がりによって、1.21ミドルあたりから上には
ある程度の抵抗(東京勢ではない新規ロング)も積まれたはずである。

そんな力によって、
吹き上がりによってショートはある程度一掃されたことから
そうしたなかからあらたなショートで、
もう一度下を狙う、というのには
いくら、ロンドンアニマルといえども、相当の気合いが必要になってくるだろう。

本日、ポンドは、欧州時間にかけて
1.23アッパーから、1.22割れまで下落するなど
またもの下落の恐怖を感じさせるような動きがあったとしても

その値幅を見ると、
所詮は、ロンドンアニマルの東京刈りでの残骸に過ぎないように見える。

本日の下落は、本日の東京勢のロングの損切りだけによってもたらされた
といっても過言ではなく、
それらが一掃された後、これ以上の下落への勢いは困難ではないかと思う。

そういうシナリオのもと、
またも懲りずにポンドドルロングをうかがいつつポンドドルをショートしていたが

ポンドドルは1.21をふたたび割るどころか、
1.215すらも割れず、1.2166あたりを底にじりじりと戻してきたのを確認し
ポンドドルショートを利食い

その後、件のドル円の加速、104円超え、を見た後から
ポンドドルのロングで参戦した。

ドル円が上昇なら、ドル売りでポンドドルショートでしょ!
というロジックは、ことポンドドルにおいては、
あまり当てはまらないように思っている。

ドルとポンドは兄弟のような存在で

ドルが買われるときは、ポンドも買われ
ポンドが売られるときはドルも売られることの方が多い、
というのが個人的な感覚である。

そもそも今年のドル円の大きな下落についても
それに大いに寄与しているのは、ポンドの下落であるとも思う。
アナリストによっては、今年の円高の主犯格をポンドにしている者さえいるほどである。
ならば今年のドル安相場、というのはどう説明するのだ…というのは、ともかくとして。

とにかく、個人的な感覚としてはポンドが上がるとドルも上がる。

逆も同様である。

現に、昨夜ポンドドルが大きく落ちたとき
ドル円は上昇せず、むしろ下落気味であった。

ということで、昨夜、もうポンドはいじらないと述べた舌の根も乾かぬうちに
いまいちどポンドドルのロングでベットする。

再度のロングの最大の理由は、ポンドドルそのものの動き、ではなく
ドル円の高値更新という事実である。

幸いにして、昨夜、一本調子で下落していたポンドドルは
本日は明確に下落下落と進まず、
さらに言えば、こちらの方が重要だが
戻るとしても、それが一本調子でない、というのもポイントが高い。

昨夜は、1分足レベルさえ20EMAを越えられない一本調子の下落で
本当に、どこで売っても勝てるという相場で
ロング志向で走ったことは本当にもったいなかった。

1日の値幅も結構すさまじく、
そんな日によりにもよって、ロングで挑んでいるのだから
本当に自分は持っていないというか、下手くその極みである…。

そんな下手くそディーリングながら、
本日もまたまたポンドドルのロングである。

そんなことはともかく、
ただ、本日については、昨日のギャンブル的なロングとは
少し意味合いが異なっている。

本日、ポンドを買おうと思える理由は
ポンドが、一本調子に戻して言っていない、という点もある。

戻るは戻り気味ながら、スイング気味でじりじり戻っている。

一気に戻すときよりも、実はこういうときほど要注意である。

昨夜のポンドドルの一本調子の下げは
強烈な印象として市場相場参加者の感覚には刻まれたはずで
もはや誰も彼もが、
ポンドについてはショートという相場観しか描きにくくなってしまったように思う。、

強固なポンドショートの見立てになてしまった特に個人投資家については
先週末からどんどんと増えてしまったように思えることも気になるポイントである。

そのような感覚(ポンドショート)となってしまえば、
彼らは、ここから万が一ポンドが明確に戻りの波形を描いたとしても
目の前にバイアスがかかり、チャートからその事実を読み取ることができず
むしろ、ポンドショートという呪縛から逃れられないままに
踏みあげられ続けながらも、ショートを繰り返していくようにも思う。

そんな彼らが何度戻っても売りを狙ってショートを積みつづける。
一旦は下落しても、何度も何度も高値を更新する。
ショート、上昇、ショート、上昇。
ポンドの上昇するたびに、そんな彼らは
望まざるして上昇の燃料となる。

そういう呪縛にからめとるためには、
ポンドが一本調子の上昇であってはだめである。
そうなると、多くの者たちが呪縛から冷め、ショートは積んでいかない。

じりじり上昇するからこそ、こここそが戻り!
と期待を抱くことができ、何度も何度もショートが積まれるのである。

繰り返しとなるが、トレンドは誰かの損切り
損失によって伸びていくわけで
誰も彼もがポンド売り、ポンドのオールショート状態になってしったとき
誰が、みすみすロングを積んで彼らの利益を提供するか、ということである。

本日の東京は、もちろん、ロングを積んだので
欧州ロンドンに損切りという名の利益を献上したが

その後に損切りで利益を献上する買い手は、もはや数少なくなっているように思う。

相場は殺し合いであり、慈愛のかけらもない欧米グリードどもが
次に狙ってくるだろう損切りは、
昨夜の暴落に調子づいて、本日よりショートを積み始めている
にわかショートに対する担ぎ上げではないか、と思っている。

そうであるなら、本日からロングを取るという暴挙(?)を選ぶかはともかく
しばらく狙うべきポンドの方針は、
少なくとも、新規でショートを積むことではないと思う。

冷静な判断ならば様子見、欲豚なら、果敢にロング
というのが、とりあえず、ポンドに対して講ずるべき策であるように思う。

こちらは欲豚上等につき、ポンドを再度ロング。

というか、本日のロングは、ある意味でリベンジ・ロングである。

相場において復讐心を抱いてはならない、
というのは相場の心理の鉄則のように教科書的に語られるが

もちろん、なんの根拠もなく、闇雲に復讐心を抱くのは
相場に反撃される可能性が高いとは思う。

本日については、自分なりに根拠があってのロングであり

言ってみれば、時は来た! といった具合のロングであり
気持ちはともかく、冷静だとしても、ロングするだろうと思う。
まあ、とはいえ心中には存分に復讐心を抱いてはいるが…。


□ポジション
GBP/USD L 1.21973