ポンドをショート

今朝方、ポンドが突如急落した。

その値幅は1000pipsを超え、スイスフランショックを彷彿とさせるような、下落であったようだ。

理由はよくわからないが、かつての東日本大震災後も東京早朝に急激な円高があったし、最近では南アランド円も早朝に急落があった。

とにかく東京時間の朝方の流動性の少ない頃を狙った仕掛け的な売りが時々起こるが、今回もそのようなとのとなった。

一気に下げた後は数分でそこから一気に今度は800pipsあまり戻すという荒っぽい動きだったようで、

東京時間の前には、朝方の急落がなかったかのようなレートまで戻り、朝方につけた下ひげを底値に、以後は欧州時間まで
レンジのようものとなってしまった。

ここで相場が落ち着くか、といえば、ここまでの下落があったということは、ここで下落が終了するとは思えなかった。

それなのに、中途半端にいちいち戻りをためそうとする東京は、再下落時が起こった場合の燃料(ロングポジションの損切り)を製造する養分のようで、ますますその後の下落を予感した。

今朝ほどの大きなボラティリティがあるのなら、もう一段は下を試したとき、押しがあまりなくとも、その値幅は平常の数倍はいくはずで、そうなればボラティリティから大きな本日はむしろチャンスだと思い、雇用統計を前にしながら、
ポンドの戻り売りを狙ってみることにした。

東京はいつもながらの伝統芸でふらふらしているため、東京時間はほとんど無視し
欧州時間前あたりから、ポンド円を129円あたり、ポンドドルを1.24あたりからショートを狙ってみたものの、まだ戻りを終え切れておらず50pipsあまり押し上げられ、損切り。何度も売り直しを計ったが、そのたびに損切りの連打を食らった。

今回は下落したからよかったものの、こういう見込みだけの売り重ねは、押しが来なかった場合、大きく傷を負うだけで終わってしまうので、今後は厳禁せねばならない。

結局、その戻り基調は、17時頃まで続き、それまでポンドショートばかりでポジションを取り続けたために、短い損切りながら、100pips以上も負ける、という事態となってしまった。
あまりの負けっぷりに1.118アッパーでホールドしていたユーロドルも1.112あたりで利食いし、スクエアの状況にして、ちょっと熱くなってポンドに集中することにした。

損切り連打の売り上がりを繰り返しながら、
ポンド円が129.4あたり、ポンドドルが1.247あたりまで売り上がったところで、ポンドもようやく下落を再開。

大きな下落を狙ったものの、結局、ポンド円128.2、1.236あたりでびびり利食いしスクエアにした。
値幅はともに100pips以上取れたが、

結局、その後、ポンド円は126.78、ポンドドル1.2278と、もう一段下落し、そこまで耐えれば200pips以上の値幅も狙えたので、平常からすれば値幅は取り勝ってはいるとはいえ、プロスペクト効果全開のなんとも胆力の欠けた利食いとなってしまった。

それもこれも欧州序盤にかなりやられてしまったからである。

自分が利食いしたあたりのレートで、ようやく本日のマイナスを取り戻しせるころだったので、再びマイナスにいくのが嫌で、早々に(?)利食いしてしまった、という次第である。

結局、本日、勝つには勝てたが、ユーロドルのショートホールドは根拠もなく早々に投げてしまうし(それでもまあ60pipsほどは取れたが)、夕方にポンドで大きくやられなければ、こんなぶれぶれのトレードはなく、落ちついてやれたとは思うが、やはりポンドは上にも下にも値幅があって疲れる通貨である。

まあとりあえず、本日もなんとか勝利できスクエアとした状態で、雇用統計を迎える。