目下、注目は豪ドルのみ、といっても過言ではない

越週でもちこしたドル円、豪ドルドルは
ドル円損切りされることで終わった。

まあ、NYで103円をつけてからの下落なので
いつもの東京のNY様の売りをぎりまで売ります状態は続くだろうと思っていたので
想定内ではあったある。

ほとんどないに等しい量でしかロングホールドしていなかったのでスクエア上等である。

その後、欧州時間から102.3アッパーから売って102.1あたりで利食いするも
結局、102円割れまで進む。

結局、昨夜は101.50あたりまで進むのだから

石油在庫どうのこうので102.5まで吹いて、翌日の欧州が順張りしてきて103を超えて
とかいう相場はなんだったんだよ…という感じである。

しかし、戻りのめどとみていた103円あたりが本当に戻りのめどとなるとは…。

そして注目の豪ドルだが、豪ドルドル。

日中は落ちて欧州でも安値を更新しながら、

欧州時間中に米時間のすんでの20時前あたりから反転してきた。

0.7494あたりが底である。

たしかに、直近安値が0.7490に控えてはいたが
ここを突破してくれると思えば、結局、サポートとして守られ
その後は米時間に1日の下げを全戻してである…。

振り返ると、本日はダウが上昇。

週末下落で、日本、欧州はじめ株価の下落を誘発しておきながら

自身は気楽に反発である。

ブラックマンデーからはじまり
ITバブルしかり、リーマンショックしかり、いつも世界に混乱を及ぼしながら
それでありながら自らがいの一番に復帰する
という人騒がせかつ世界の迷惑児は、いまも昔もアメリカ様である。

欧州以降反発した豪ドルドルに下落の兆候はまだみられない。

豪ドルドルは0.75を割れた瞬間、一部利食いしていたが

0.755においておいた逆指値にかかってしまい、
結局、またもポジションスクエア。

結局、週末の株価の下落がなんだったんだ、というほどの全戻しである。

終値はほぼ日通し高値べた付きの0.7565あたりでひける。

そして本日東京。

いちおう、東京9時に高値更新を試みわずか数pipsばかり上に行くも
そこからは下落。

結局、このあたりはNYがつけた最高値につき
東京程度ではそれを大幅に超えられないのだろう。

そこで0.760あたりから再びショート。

その後順調に下がるが、逆指値を引き下げてしまったことで
11時の中国指標の予想上振れの瞬間の跳ねでポジションが一部微益決済となる。

その後は欧州時間まで下落が進み

欧州が0.751あたりをつけたところで、豪ドルドルのショートはスクエアにした。

そこからドテンでロングに変える。

豪ドルドルはやがて落ちると思うのだが、
やはり米株が強いことがどうも気になる。

豪ドルは商品市場や株式市場とほぼニアイコールの動きをするため
先週末のような株価の大幅な下落がないと下を追うことは難しい。

現在、9月の米利上げが遠のき、
緩和継続を期待するクズどもの株買いが、まだやむ気配がない。

米株が大きく崩れない限り、豪ドルは死にそうもないのである。

ただ豪ドルは既述の通り、いまや三画持ち合いのなかにある。

日に日に上下幅は狭まり

いま上は0.77アッパー、下は0.74ミドルアンダーあたりまで
そのレンジが縮まっている。

こちらとしては無論、下抜けを期待はしているものの
未だ決着がついていないため、いまの豪ドルは上にも下にも行きうる。

昨夜、0.75アンダーのサポートを守ったこと自体
まだまだこの気迷いが続きそうなことの証左ともいえる。

そして、なぜ本日買いなのかといえば、

昨日の全戻しに近い上げで、短期ダウントレンドがひっくり返ってしまった。

下落トレンドの否定がすなわち上昇トレンドというわけでもないので
本日は持ち合いに終始する可能性は高いが、

少なくとも、本日の豪ドルは0.7493の昨日安値を割らない限り
下落トレンドは消滅で
昨夜から本日の高値0.7567あたりを越えることになれば
短期上昇トレンドが完成する。

まあ現状としては、決着がついたほうにつけばよい、というのもあるが
欧州時間の豪ドルドルは、上昇トレンド出会った転換した場合の
下限近くまで下げており、リスクリワードから考えて買ってもよいと考えた次第である。

その意味では同じ豪ドルに関する通貨として
ユーロ豪ドルの上昇トレンドも終了している可能性が高い。

がゆえに、ユーロ豪ドルは売り。

これが基本のポジション戦略だが、

それにくわえて、ドル円についてはショートを入れた。

ドル円は101.21あたりから103円アッパーまでの過程における
上昇トレンドラインを昨夜割り込んでおり、

本日の東京勢のニワトリトレードである順張り売りは、
ある意味でトレンドに叶ったものであり、個人的には珍しく評価している。

普段なら昨夜の米勢の安値101.57を前に切り返すというチキンぷりで
欧州勢に焼き鳥にされるところだが、

本日は果敢にそこも割ってきた。

ただし、米系安値101.40割れまで目指せてないのが少し気にはかかる。

さらにやはり東京、そこにカウンターを入れてくる者たちがおり、
その後の欧州は相も変わらず東京を刈るがためだけのクズトレードによって
瞬間102円超えをしてしまう。

ここまで上に置いてられてしまうと、
短期勢としてはストップをかけざるをえないだろう。

ただし、102円超えは昨夜から何度も上が押さえられているラインで
米時間ならともかく欧州時間にそのレートに進む根拠はかなり薄く
欧州勢の投機以外にありえないとみている。

よって、現在は豪ドルドル買い、ユーロ豪ドル売り、ドル円売りである。


□ポジション
USD/JPY S 101.985
AUD/USD L 0.75015
EUR/AUD S 1.49419