ドル円の気になる点

現在ドル円をショートにしているが、
ドル円について、気になる点がいくつかある。

まず4時間足ベースでみたとき、120SMAを執拗なまでにキープしていることと
終値ベースでいまだ200SMAを上回っている点である。

この執着は一週間以上にわたるレベルで、その点が不気味ではある。

さら、日足ベースで見た場合
111.45あたりから107.49を結んだ下落チャネルのラインを、
9月2日の雇用統計で104.30を越えたときに抜いている点。

ただ、これは終値ベースでは結局ライン下にあり、
明確な上抜けとは言えない。

さrないこのラインはこれは明確なダウントレンドラインとはいえず、
まっとうなダウントレンドは
111.45から英国離脱問題でつけた安値99.10アッパーを結んだ線にあり
これはすでに抜かれている。

その後ということとになると、99.54を底に
イエレンネタで吹いて、直近高値102.65を抜いた段階で
ドル円の下落トレンドは一旦は収束している、

99.15を底に99.54と安値を切り上げている段階で
今後の上昇トレンドの可能性は残るが

99.54を底に、104.32を天井と見たときに
104.30アッパーの雇用統計高値を抜けないことには上昇トレンドとも言いがたい。

ようはドル円は持ち合い相場にはいており
豪ドルドルと同じく、大きな三角持ち合いのなかにあるともいえる。

ざっくりみると、上は103円ミドル下は101円割れ
このどちらかに到達した方に勝負はつく。

で、こちらとしては、ドル円は下を見ている。

いま日足のボリンジャーバンドでミドルライン(21日移動平均線)で
値を保ってはいるが、
通常、ボリンジャーバンドのミドルバンドを下回ったレートは
それが終値ベースで上回ったとしても
結局はかなり高い確率で−2σにまで届く。

いま−2σのラインは100円割れの位置にあり
三角持ち合いを破ることはもちろん、英国問題の安値99.10アッパーも破り
安値更新で下落トレンド復帰の可能性が非常に高い。

いま米利上げ期待でも日銀緩和期待でもなんでもいいが

期待感だけで作られる相場はいつか必ず瓦解する。

少なくとも現在、ドル円を買う気にはとうていなれない。