やはりドルショート。そして今後の戦略。

ドル円のロング、ユーロドルのショートといった
ドルロング方向でのポジションは、1日も待たずして
101円割れ、1.123越えのところで設定していたロスカットにかかり
あっけなくスクエアとなってしまった。

やはりドル買いなど、やるべきではなかった。

その後、ドル円は一方的に落ち続け、99.5まで到達。

英国EU離脱ショックでの安値98.65は割れないにせよ
直近の押し安値7月8日につけた99.98はしっかり割ってきた。

そのまま99円も割るか、と思われたところ、
その晩の21時ごろ、米国のどこかの連銀総裁の
早期利上げあるかもね、
みたいな無責任(?)発言から
いきなりドル円は反騰し、101アッパーまで戻り
翌朝は、いつものニワトリ東京勢が
ドル円買いですよね、買いですよね! ふがー! ぶひー!
と、またはしゃいで101.16あたりまでつっこみ買い
このアホどもいつになったら学ぶのか、な感じなまま
いつものようにそこをド天井として叩かれたままずるずる下落し、
FOMCなどを経て、今朝にはまた99.6まで下落である。

こちらはロスカットされて以来、相場に入っていなかったが
こんな乱高下は取れる自信はないので、関わらなくてよかった。

ドル円はバカみたいに乱高下を繰り返してはいるものの、
ユーロドルについては、1.123を超えて以降、
それを割り込むことがまったくないほど強めなので

1.123を境にロールリバーサルが起こってしまったような印象である。
ユーロドルについては、これを割らない限りは
しばらくは強気の地合いが続きそうである。

ユーロドルはともかく、
ドル円は、結局、買値以上まで戻ってきたのだから、
損切りしなければ、逃げれたのではないか…
などとはまったく思わない。
結局、99.5までも押されているのだから、
1.5円も含み損に耐える気などさらさらない。
結局損切りしてよかったとあらためて思う。

で、本日のドル円の再びの100円割れ99.6であるが
またもやらかしたのが東京勢である。

この朝方の大幅な下落については、
米系ファンドが売り浴びせた、という話もあるようだが
東京時間である段階で、こいつらも東京勢である。
アメリカ系東京勢、といったところ。

これは日本人でもそうで、欧州時間にトレードしているなら日系欧州勢となるし
米時間にやっているなら、日系米勢である。

まあ、そんなことはともかく…

東京勢のテンプレは、養分、かつ、ド下手というところにあるが、
本日もまさにそう。

朝方から、100円を一気に割って
米系だかなんだか知らないが、99円まで再び持ち込むのはいいが

真の米系(こちらは米時間)が16日につけたボトム99.54は割れない始末。

そして、そこから一端、日銀ネタで、100.37あたりまで吹き上がるのはいいが
そこからまた逆張り気味で攻めてのドル売り
しかし、今度は99.7という始末で
私たちのロスカットは100.37あたりですよ、
という宣言チックに東京時間を終える。

おまえらわざとだろう、というアホな流れを終え欧州勢が参入
そして、その後いよいよロンドン勢が参入。

欧州はともかく、ロンドン勢は、ファンダメンタルズとかは基本無視で
東京勢を刈ることだけを目的にしたようなトレードをしてくるクズどもである。

もちろん、欧州株だとかグローベックスとかの動きを参照にしている的な、動きはとるが
それも結局は口実に過ぎない。

たとえば、ショートしたいときに株が下がっていればそれを絶好の口実にして、一気に売り込む
しかし、ショートしたいときに株が上がっていれば、口実にできないが買いたくもないので、レンジ的なしょぼしょぼした動きをする、
のような感じで、結局は、基本、東京殺しの方向でしか相場を見ていないフシがある。

で、こいつらが狙ってくるのは本日についてはドルロングだった。

まあ、当たり前である。

東京朝方の突っ込み売り、しかし直近安値は割れず
さらに、午後からのもう一発の逆張り売り。

ショートがぱんぱんに貯まっているのはあきらかで
101.37あたりを抜けば相場が跳ねる感じ全開である。

こちらは、ドルロングなど二度としたくはなかったが
そうした動きからロンドンのクズの思考を嗅ぎ取り(?)
99.8アッパーあたりから、
こちらもロンドンクズとともに欲豚のドルロング。
ロンドンをクズだクズだといつも言っているが
為替相場に関わっている段階で、こちらも同様にクズである。

それはともかく、案の定、ドル円は16時以降、上昇。
101.37を狙いに来るとは思っていても、
一端、100.03あたりまで押したのもあって
こちらは、101.37を超えるまでつきあう胆力はなかったが、
100.20あたりで利食い

その後、ドル円はやはり100.37のロスカットを打ち込み
それが20pips近くもロスカットを巻き込み、一気に100.5超えまで伸びていった。

ここまで買い上げてくるロンドンの強欲っぷりは、やはり見事である。
わかっていても、こちらは同じようにはできない。

ただ、ここでドル円が上昇したとはいえ
完全にグリードなドル円ショートのロスカットを狙ったクズトレードと思っていたので
ここからあらためてドル売りのチャンスをうかがうこととした。

それから、100.20−30あたりでドル円は滞空してしまい
いやな底堅さを感じさせていたところ
米系グリードがやっぱり、あらためて100.5を試しにグリード買い。

しかし、ここでは100.5を超えられず頭打ちとなった。

欧州高値を米系が超えられないときは、
基本、欧州高値が天井というのが自身の鉄板に近い状態であるため、

このあたりで、ようやくドル円を100.46あたりからショート。

今回は、あわせてポンド円も132.14あたりでショートした。

ポンドは欧州時間の小売売上高が予想よりよかったとかなんとかで
一気に吹き上がったが
こんな指標一つで、現在のポンドの弱さの地合いが変わるとは思えず

また、このポンド買いは、相対の円売りをかけることで
ドル円ロスカットを誘発させたことにも成功できたことから

結局は、ポンド買いと円売りの合わせ技投機であったに過ぎないと考えている。

結局、その後の米時間からの押しにあわせ
ドル円を100.5あたり、ポンド円を131.5割れのあたりで
ポジションの半分ほどは利食いしたが、残りはホールドしておく。

現在の個人的な見立てでは、ドルとポンドは強烈に弱く
資源通貨は強い、という感じである。

円は基本、強くも弱くもないと思っているが

そもそも例えばドル円などがアベノミクスとやらで70円代から125円代までと
50円ほども円安にふらされた。
日銀が緩和政策という名の、米国風に言えば、為替操作同然の自国通貨大毀損政策を行い
歪なまでの円安と、官製相場のみによってもたらされた株式のバブルを生み出した。
こうした人為的な方法によって、
そもそものレートよりはかなり弱くされた円は
まだ元の水準にさえ戻ってはおらず
まだまだ円高になるべきなのは必然で、
その意味では強いといえば強いとみることもできる。

まあ、逆説的に強いでよい。

これはユーロも事情は同じで、ECBの緩和策により
これまた為替操作同然に不当に安くされてきた。
ギリシャ危機だなんだ、と危機を煽り安値を追わせた上に
さらに当局の為替操作であるから、
やってることは、ある意味では日本以上に悪質とも言えるが

その意味で、ユーロも本来よりも不当に安くされてきたという意味では
強いと考えてよい。

結局、主要通貨で言えば、
ドルとポンドが弱く、ユーロと円が強いということになり、

組み合わせで見れば、ドル円、ポンド円などは売りで
ユーロドル、ユーロポンドなどは買い、ということになる。

豪ドルやオージーなどはあまりいじらないが、
あえて、ここでの組み合わせを考えれば
豪ドルドル、ニュージードルドルなどは買いで
ポンド豪ドル、ポンドニュージードルあたりが売り、ということになるだろう。

ユーロ円や、ユーロ豪ドル、このあたりはある意味で強い同士となってしまうため
いじる必要はないか、という感じである。
また、ポンドドルも、どちらも弱い同士なので同様のイメージである。


□ポジション
USD/JPY S 100.465
GBP/JPY S 132.140