101.3アッパーの攻防、で、ドル円は下落方向ながら今夜はロングで見る

本日、下落したドル円であるが、

101.3のあたりでうろうろとしている。

このラインは意外と重要で、
ここは、個人的な下値目標値の位置であったとともに

例のヘリマネインチキ相場で突き抜けた高値のラインにも位置している。

ここを明確に下抜いてNYがクローズすれば
明日の日本の休日は阿鼻叫喚の円買い祭りもほぼロックオンできようが
いまはまだ予断の許さぬ状況である。

7月頭からの上昇はインチキな仕掛け的な戻り相場と個人的には見ているが
このはしゃいだ状況によって、テクニカル的には一定の形ができたわけで、

このあたりでぐずぐず動いていることはテクニカル的な意味から見たときの
押し安値である、という見方もできなくはない。

そもそもインチキ相場で作られたチャートを前提として
テクニカルもくそもないと思うのだが
テクニカルとはそもそもそんなものである。

内容はどうあれ、7月に
チャートの波形がそのように作られてしまったのは事実で

とにかく、明確に101.3を割り込み、さらに本日の相場がクローズするくらいまでは、
現状のインチキ上げ相場は
完全否定はできない、ということである。

で、現在の相場であるが、ドル円はなんやかんやと落ち続け

101円を割り込むか、ということまできた(瞬間は割り込んだ)。

つまり、101.3を明確に下回っているわけで、
ではこのままショートか、といえば、

こちらはドル円を101円割れのところでロングした。

実際には、101.05あたりからロングをしていたが
一端、100円割れで損切りされ、

そこからの下の堅さを確かめた後、再度ロングし直した。

ユーロドルについては、1.1190あたりが欧州で天井をつけたとみて
そこを背中にショートした。

今夜、あえてドルロング方向でいった理由はおもに2つある。

理由のひとつは、まず自身が今回の下落を見立てていた根拠は
ここ数日、再三登場しているヴォルフ波動というものであるが、

101を下回るあたりで、ヴォルフ波動からのみレートを見ると
すでにオーバーシュートに等しい下落をみせていること。

これが一番の根拠だが、もうひとつアナロジーからすれば
個人的によく参照にしている某掲示板が
またもドル円の下落を騒ぎ出したところも潮時かな、と思い始めた理由になる。

雇用統計での102円超えからの戻りの最中では
ガラれガラれと、ショートを積み続け

月曜の102.65までの火柱での損切り燃料として貢献した。

その後、火曜日の下落過程では、円売りに方針を転換し

落ちるところ落ちるところを押し目のように見定め
ドル円や、ポンド円などのクロス円のロングに転向し

それが今朝方一気に刈られる。

そして、本日の円高の続落と明日の祝日、
日経のSQ期日などの諸要素から、円高を予想。

いまでは101円を割れ、100円を割れと騒いでいる状況である。

大衆というものは、まあこうも相場の上げ下げで
相場観を節操なくかえるものか、という感じだが、


節操がないのは相場の世界では当たり前で
欧米連中もどもも、簡単に相場観を切り替えるクズの集まりである。

ともかく、これは何度も何度も述べていることだが

我が国の個人投資家、というかそもそもプロどもにはめられる
世界の個人投資家すべては、
相場においては最後の買い手であり、最後の売り手である。

こうしたプロの餌食になる個人投資家は、
必ずしも我が国のみにかぎらないとは思うが

世界で最も個人投資家の数と投資規模が多いのが
日本と思われるため

日本の個人投資家が、最後の買い手であり売り手である
という一般的な定義がいちおう成り立つ、ということである。

私ももちろん含めるが、個人投資家の得られる情報や見立てレベルで
明日の円高が鉄板で思えてしまうこと自体が、
そもそも大甘であると思う。

為替のプロども、特に欧米のクズどもは
そんな人間をはめて、彼らの生き血をすすることで利益を貪る。

素人の個人投資家円高を期待し、円を買いドルを売ってくるなら

誰がドル円ロングで損切りのかかる犠牲者となるのか。

ここのところの上げ下げの激しい相場展開で、
損切りされるべき円ショートの“素人”とやらは、はほぼ一掃されている。

されてないとすれば、そんな彼らは今後もドル円下落の燃料には当分ならない
そもそもいまのレートくらいでは損切りはしない塩漬けの方々だからである。

彼らが損切りするのは、99円とか98円とかになり
しかもそれは自らの意思ではない、強制ロスカットなどでそうなるであろう。

いま短期的にグリードどもの燃料になるのは、
ドル円のショート、ポンド円のショートなど、
円買いに傾いているにわかショートたちである。

ということで
というかアノマリーがメインみたいになってしまったが、
それを無視した普通の相場分析においても、
こちらはドル円ロング、ユーロドルについてはショートにである。

ただ、それぞれの通貨は、先ほども述べたレジスタンス、サポートを抜いており
現状、ロールリバーサルが起こっている可能性がある。

これらが強い抵抗体として作用しそうなので、
あまりにもそれが強固であるならば、

とっとと逃げようとは思ってはいる。

その抵抗体として、自信が見ているところは、
ドル円においては、101.3あたり、ユーロドルにおいては1.115あたりである。

がゆえに、
ドル円ロングもユーロドルショートも引っ張っても
そのあたりまでか、とも思っている。

もちろん、
相場は行き過ぎるので、それらも一時抜き、
らなる高値安値を追いかけるかもしれないが
それ以上は追いかけるつもりはない。

そうなれば、今度は再びドル円の買われすぎ、ユーロドルの売られすぎ
というオーバーシュート状態になるからである。

そこからのドル売りが本来的な方向で
そこからこちらはあらためてドル売りをしていこうと思うのだが

掲示板の方々が、その段階になってやはりドル円は上がるだとか
ポンド円が上がるだとかいいはじめたら、

こちらとしてはより自信を持ってドルショートに転換できる、というものである。

□ポジション
USD/JPY L 100.986
EUR/USD S 1.11892