個人投資家のガラ(ナイアガラ)期待をシグナル?に、ドルロングに転向

雇用統計は予想を上振れ

ドル円は一度102円を触れてから下落。

雰囲気的にはドル円の下落が再開されたような流れである。

こちらはドル円を売り上がり、
損切りをばしばしかけられながらも
102円あたりからようやくそれが収まり
ドル円ショートの利益が上がってきた。

しかしながら、個人的によくみる掲示板があるが
そこで気になる点が…

本日の相場で、
ドル円のショート、
つまりドル円の下落を期待している向きが異常に多いことに少し不安を覚えた。


ナイアガラ来い〜
のように、無邪気にはしゃいでいるお気楽な書き込みをみると

ドル円の下落に一抹の不安を覚えた。

我が国の個人投資家は、
基本、相場においては最後の買い手であり最後の売り手であると思っている。

そんな彼らがドル円の売り期待をかけているということは

ドル円の切るべきショートはまだ貯まっている、ということになる。

個人的に本格的に下落トレンドが再開されるシグナルとみているのは

結局、戻り高値も更新し、
そんな彼らが相場の反転だとか、
さらなる上昇や押し目買い〜などといいはじめたころである。

このあたりが、戻りのピークとみて、こちらはショートの準備をはじめる。

これがうまくはまることが非常に多く、
その段階では、さらなる上昇などなく、その戻りのピークが天井で
そこからの下落は押し目押し目とならず、
下を更新し続けるのである。

本日102円を少し超えた段階になっても
ショート期待の者たちが意外といるとなれば
彼らに相場転換を促すような、絶望に近い形

いまでいえば、103円を超えるくらいまでドル円が上がってからでなければ
ドル円の戻りが終わらないのではないか、
と思えてきた。

まあ、これは完全な個人的なアノマリーであるので

彼らの願いも叶い、そのままドル円が下落すればなによりだが

チャート的にも、まだ短期的な戻りアップトレンドを否定できる要素はなく

現在の下落は調整の形で
まだ上昇トレンドの継続を示唆しており、
いまの下落はむしろ、押し目買いのチャンスに見える。

皆が皆ショートショートというならば、
それでは、誰がドル円のロングをカバーするのだ、という話となってくる

本格的なショートは、ロング期待が多ければ多いほど加速する。

ドルショートのポジションはすべて利食いしてスクエアにした。

そして、またも忌々しいながらも
ドルロング方向

ドル円買い、ユーロドル、ポンドドルは売りを入れた。

基本、個人的には強烈なドル売り志向なので
ドルロング方向は、いつも居心地が悪い。

しかし、いまドルショートをするくらいなら
ポジションを持たない方がましに思え、

持つなら、ドルロングとなってしまう。

NYクローズまでにポジションを閉じるかもしれないが、
思惑通り大きく戻ってくるようなら、ホールドするかもしれない。

□ポジション
USD/JPY L 101.748
EUR/USD S 1.10983
GBP/USD S 1.30749