往復ビンタ

昨日今日ともう往復ビンタである。

こうなると、相場とはまったくシンクロできない。

昨夜は101円を割って以降も止まることなく、ここまで落ちるのか、というほどドル円が落ち続け、
買い下がった買いがことごとく切られた。

100.68あたりで下げ止まり、東京では101.35あたりを頭に今度は戻り売りを。

しかし、東京勢も売ってくるのが嫌な予感はした。

トレンドが継続するには、東京勢の戻りは重要だが、東京勢がそこから戻り売りをかけてきだすと、東京勢の戻り高値が、欧米勢のロスカット狙いの踏み上げのターゲットにされることが多い。

よくあるパターンは

米時間下落からの底打ち
戻しが東京でと進み戻り高値が更新されるが、東京がここから戻り売り
欧米に東京の戻り高値を狙われ、上に刈られる
そのまま上昇が続いた場合、
ついに東京が調子に乗って買い上がり、
ここが本当の戻り高値の天井となって叩き売られる。

こういう流れが場合によっては何日も続き、東京のショート刈られる、欧米の伸ばす、東京戻り売り、東京刈られる…の繰り返しの中、ついに東京が押し目買い的には買い上がり出し、ここでようやく、トップアウトで下落トレンド再開、
となる。

こうなると戻りが続きがちで非常にまずい状況となる。

本日の東京の戻り売りはとても嫌な予感だった。
本当にいつもながら下げても米国安値100.68は割らず、101.7アッパーあたりで切り返し、ということで、中途半端にショートがたまり、戻り高値の損切りはここですよ、私の損切りが刈ってください by 東京状態。

相当嫌な予感はしていたが、その通りとなってしまった。

欧州はまだ気迷い気味で推移してくれたが、101をもう割れないとたしかめられたとたん、米勢が踏み上げ、

本日のにわかショートと昨日の膨らみすぎたショートの損切りがまとめてかかって、
ドル円は101.5アッパーまでも戻した。

昨日の敗因は、売りや買いをころころ変えたことで、裏目に出たので、
本日は買い目線は一切無視して、売り目線だけでトレードした。

結果は裏目

昨日は売り一辺倒がよくて、
本日は売り買いを交互に切り替えることが奏功する相場となった。

ユーロドルも昨日今日と連敗で、
昨夜は売っても売っても上げてこられたのに、
本日は打って変わって買っても買っても下げてこられる。

昨日はポジションホールドしっぱなしがよくて、本日は短期の回転がよかった。

これも昨日今日とまったく逆のことをしている。

しかしながら、今夜は吹き飛ばされながら、再びドル円のショートとユーロドルのロングを持ち直した。

そもそも東京勢のカモアノマリーからすれば、本日はドル円買えよ、というのを、買わなかったのも、アノマリーはともかく見立てとしてドル円売りの目線だったからである。

アノマリーアノマリー

やはり理屈として分析すると、
ドル円は吹き上がりはしたが、昨夜割れて以降、101.4あたりはサポートからレジスタンスに変わっていると思えること。

ユーロドルは1.123を頭にあえなく下落したが、こちらはロールリバーサルは起こらず、むしろ1.1155あたりが何度も短期的なサポートになっていて、まだ、ここが切れていないこと。

これらから、ドル円の激しいボラはともかく、ドルストレート通貨の動きも総合的に見ると、ドル売りのトレンド転換は、短期的であってもまだ完全には終わっていないと見ている。

ということで、現在のドル円の短期的なアップトレンドこそがだましであると思っている。

普段は短期的なトレードが多いが、本日はもうスイング的にいこうと思う。

短期的なレートの動きが、ことごとくこちらのイメージと逆にいきすぎるため、短期でトレードはまったく自身がない。

本日のドル円の上昇は完全に101.3アッパーを頭に戻り売りしてきた東京勢をはじめとしたにわかショートのロスカット狩りの仕掛けであると思い、

今夜はそれがドンピシャではあったが、
そもそも現在のドル円に、そんなにわかショートを狩る損切り以外に上に上げる推進力はないと思っている。

ということで、米勢がまんまとやってくれた、101から101.5あたりまでの買い仕掛けで、本日のドル円の戻りはクライマックスとなったと思う。

ということで、ドル円のこれ以上の戻りは難しいとみる。

ユーロドルはドル売りからの調整のしわ寄せを受けているだけだと思うので、ドル円他、主要通貨がドル売りに戻れば自ずと上を追っていくとは思う。

しかし、昨夜も今夜も最もえげつないのはアメリカである。

昨夜は101.8あたりから一方的なまでの下落を進め、1円以上も下落させ、
一旦は戻りと見せかけ、東京や欧州が101.3アッパーから戻り売りをしてきた頃には、そのたまったショートを根こそぎ吹き上げさせる。

米勢は欧州やロンドンと違って、やり方がかなり一方的である。

欧州勢は、常にカウンター勢力がいるため、上でも下でもそれに抗う動きがおこり、スイング気味にトレンドが発生するが、

米勢は、皆がグリード仲間!といわんばかりに、皆で一斉に同一方向に押してくる。

こちらの相場感が、彼らと一致していれば、これほど心強いことはないが、

相場感が彼らと逆で、買い向かったり売り向かったりするときは、欧州ですら可愛く思えるほどめためたにやられる。

とにかくあらためて、ドル円の下落方向にかけてショート。

短期的には戻り方向のトレンドが発生しているため、
中長期には順張りだが、短期的には逆張りな自覚はある。
これでやられたら、もう今週は何も持ってない、ということである。

保有ポジション
USD/JPY S 101.535
EUR/USD L 1.1658