欧州安値を米勢が破ると、なぜ破った方向にトレンドが加速してしまうのか

本日の米勢は欧州安値を破ったことで、

面白いくらいに一本調子で下落が進んでいく。

欧州安値を米勢が破ればトレンドが継続かつ、より鮮明になる、という個人的なアノマリーは、実は理屈的にも合理的ではある。

ショートの場合

ロンドンアニマル含めた欧州どもが、ボトムをつけ戻して行くということは

彼らは利食いもしくは、逆張りに転換してロングしているということである。

その欧州どものボトムを米勢に破られる、ということは、こいつらは損切りされたわけで、

となれば、こいつらは場合によってはドテンするし、下手すると倍返しくらいでどてんのポジションを増してくる。

負ければ熱くなりポジションを増やす、

というのは、グリードであってもクズとはいえ人間であれば同じことで

人間の自然な感情の流れである。

となると、米勢のショートの圧力に加え、手負いの虎とかした、欧州グリードの倍掛けショートもあわさり、

ショートはより加速してしまうのである。

そして本日、その流れのままに
ドル円は下落し続け、ドルストレートはドル売りの圧力から、ユーロドルなどは上昇し続ける。

ユーロドルなどは、チャートフォームはほぼ意味をなしておらず、

テクニカル分析などして、売りシグナルに合わせるとやられまくることとなり、
もう何も考えずに、米勢と欧州勢とのツープラトンの圧力を信じて、どっからでも適当にロングしていったほうがましなほどである。

ドル円など、本日は戻れば売り戻れば売りをしていたら、米時間以降は、1分足などの超短期足であってさて1つ前の戻り高値をまったく超えず、落ちに落ち続ける始末である。

かねてよりドル円の暴落を確信してる自身としては、
さぞ大勝ちできたろう、と思うところ、

なんとぼろ負けである。

理由は根拠もなくドル円に逆向かってしまい、次々切られただけである。

昨日の値動きのなさと、なんだかんだ押し戻しを繰り返すであろう通常の値動きのにイメージが固まってしまい、

ここまで一方的な下落を短期的に信じられず、売りで入る勇気がなかった。

逆はまた真ではないのがあきらかなのに、
売りで入れないなら、買い、とこれまた条件反射的なオペレーションから、
買いを繰り返してしまった。

さらに、もともと大きく戻るなど思ってはいないがゆえ、ある程度の綾を取って軽く利食いしようなどと、安易かつすけべ心まるだしの、グリード意識もあった。

チャートを振り返ると、なんでこんなところで買いを入れるのだ、というヘボまるだしの、トレードの連続である。

今年最低最悪のトレードが本日となった。

為替相場は本当にどれだけやっても、わかるということはない。

安易な気持ちでかかわったときにかぎって、手痛くやられる。

どこまでいっても答えはなく、賽の河原のようにグリードたちとの対決が永遠に続く。

無間地獄のようである。