最近はニワトリがひっかからない
今週は東京勢はなんだか逆張り気味である。
欧州、米株と戻しながら、東京にパスされてきても
はしゃいで円売りをすることがない。
株高ですよ〜、と米国が終値間際でも無理矢理高値追いをしておけば
東京勢はうひょー、とばかり、その高値をさらに塗り替え
バカみたいに高値を追うことが通常なところ。
米国がつけてきた高値を、じっ、と疑うかのように
円を買ってドルを売ってくる。
という発想で、東京勢が素直に円を売ってくれないのが今週である。
しかしながら、その後、欧州、米国と高値を更新され
東京勢のドル円売り豚、円買い豚たちは焼き豚にされながら
結局は、高値を更新し続けているのも今週である。
欧米勢は、未だ戻りを試そうとしている流れにあって
そこを逆張りするように円を買い、結果、焼き豚にされているのだから
東京勢は円高相場でも勝てないのであろう。
戻りを終えて、再びドル円(特にはポンド円か)が売られるという円高地合いになってから
ようやく、逆張りの円売りをかけだすのである。
この神秘的(?)ともいえるマッドトレーディングの鍵は
我が国の個人投資家の力であると推測される。
いま日本の個人投資家のボリュームレベルは、侮れないレベルにあるという。
彼らが動けばその資金力は機関投資家の資金量よりも大きなものとなるという。
彼らはポンド危機からの予測から、
少し前までの円売りベッドから、円買いベッドに切り替えている。
だから東京市場になったとたん、円が買われていくのであろう。
いまミセスワタナベは、円売りから円買いに転換している。
となれば、彼女たちのポジションが一掃されるまでは
戻りが続いていきそうな予感がする。