ドル円を必死に守る愚か者ども

これは完全に東京勢、というか、我が国の投資家1択である。

ユーロ円、ポンド円など、あらゆるクロス円が2013年あたり、
まさに日銀が日本を破壊するのと同然の緩和策を行い円安誘導前回の頃よりも
円高を更新するなかにあって、
ドル円のみがいまだ105円より上を踏ん張っている。


まあ、あらゆるクロス円がアベノミクスを否定するレートを叩いても、
ドル円のみが安値を更新しないなら、一見、アベノミクスはまだ健在のようにみえる。


ただ、それは完全に錯覚である。

クロス円は安値を塗り替え、株価も下落するなかにあって、

ドル円のみ105円アッパーですよ♪

というのがいかに無意味で馬鹿げているかを、日本の当局、及び我が国の個人投資家は骨の髄まで思い知るべきである。

いまのドル円の105円だか106円だかすら、のちに見れば十二分に高値であったことを、今後、当局、ならびにドル円をここ何年も買い進めていたクズどもは思い知るべきである。

伝説の投資家、とやらのジョージソロスとかが、ここ何年かの円安相場で相当に円を売り、それこそ1000億円レベルの利益を出したらしいが、

アベノミクスが行ってきたことは、こうした円売りの投機や、株上げの投機、

そうした連中のみを豊かにし、

その反動として、過度な円安による中小零細企業の疲弊や、一般消費者への生活苦を生み出したのみである。

民主党政権もたいがいであるとは思っていたが、

かくまでに投機的な円安株高相場を官製によって作り上げ、投資家や大企業のみを潤わせ、

その他圧倒的な庶民たちになんら利益をもたらさなかった、自民党の金融政策は


いまとなれば、完全に間違いで亡国であったと、個人的には断言できる。

こんな既得権益は一切の痛みを伴わず、それを庶民に押し付け、彼らのみが焼け太る金融政策を、今後も自民党が続けようとするならば、


こんなノーメンクラツーラのような政党は下野すべきである。


ドル円のみいまだ意味なく守っているが、2013年来の円高水準を、
ドル円以外のあらゆるクロス円が更新しているいま、

ドル円もそれにならいやがては105円を下に更新するはずで、

そうなればアベノミクスでの金融緩和政策は、さらに否定され、負の遺産のみがある状況しか残らない。

今後、過度なマネーフローによって歪められた金融マーケットがクラッシュし、日本が日本経済が、実態的にも危機的な状況になってしまったとしたなら、

日銀の黒田総裁など、どう責任を取るつもりか。

任期満了で退職金♪ など、普通は到底許されないレベルである。

退職金どころか、市中引き回しの上、一族郎等、打ち首にしたとしてもその罪は免れない。

一個人がどうこうすればすむ、というレベルなど意味のないほどに、日本の経済や国力を毀損してきたのが、アベノミクスであり、日銀である。

今後、日本はいまの凋落など生ぬるいほどに経済的に減速していく可能性は高い。

それをゆるやかに推進していたのが、かつての民主党政権であるが、

そのゆるやかさを一気に加速させるヤク中のようなやりざまで、日本に覚醒剤を打ち込み続けたのが自民党である。

どのみち日本の亡国者たちであるが、

日本への打撃という意味で、自民党の方がより過激で罪は重い。

今後、中長期的にみて日本はすまじい円高にやり輸出企業の業績が反転悪化し大いに毀損されたあと、次は凄まじい円安にみまわれるだろう。


株安で円高かあ…みたいなトンマな話が通じない日がやがてくる。

株がどこまでも下がり、円もどこまでも下がる。

いまの円高が50円だか40円だか極限まで進んだ後、本質的に日本円がそんな強くはない、

という根本的な真実に世界が気付いた時、ドル円は200円、300円、500円と突き進むだろう。

そのすべての原因が、これまで突き進められてきたアベノミクスのおかげである。

安倍首相はじめ、現在の当局為政者たちが、円が凄まじい安さに毀損させ、株価も国力もどこまでも減価するきっかけを作ったとたら

たとえるなら、

1ドル500円
日経平均3,000円
GDP 世界ベスト10圏外

のような時代を迎えるまで存命であってほしいと心から願う。

そんな世界が将来訪れたとすれば、それは上記彼らのおかげだからである。

彼らこそがそんな未来を目に焼き付けてほしいと、心から思う。

ドル円が500円、1,000円と安値をすさまじく更新してさえも、円安ばんざーい、などとは言えないであろう。


ほんの数年前、

なんの実態的な根拠もないまま、
ドル円が100円105円110円120円と上昇し

株価は8,000円から20,000円を超えていった。

この狂った相場で、中小企業や一般庶民がどれだけ苦しめられたかを、安倍首相他は一生実感することはなかろうが、

塗炭の苦しみを味わった当事者は、このことを生涯忘れない。

いまアベノミクスはようやく瓦解しつつあり、そこまで私はまだ生き残れているが、このクソのようなアベノミクスで絶望の淵に追いやられた朽ちた人々は確実にいる。

そのことを私は忘れない。

ここ何年かの日本は、日本の歴史においても最悪の1つに数えられる暗黒の時代であったと、後の歴史家が語ることとなるだろう。