欧州市場がクソのような市場となってしまっている本日

本日の欧州時間は、まったくもって動きのない相場である。

その値動きは東京市場の方が遙かにましなほどで
この腐った値動きは、何が原因なのか、逆に興味があるほどである。

まあ理由はわからくはない。

すべての原因は、おそらくユーロドルである。

ユーロドルは続伸を狙いたい、という思惑がありながらも

アメリカ市場が作った高値、1.1390アッパーを異常に警戒している。

1.1380代にすら入ってこない、ということがその証明である。

これが東京時間に作られていたまやかしの高値ならば
それをあっさりぶち破ってもよさそうなものだが

いかんせん、その高値が米時間に作られたがゆえに

欧州勢すら、敬意をおはらいしているような状況である。

その結果として、
ドルがらみについては、ユーロドルが上げたと思えば下げ
ドル円は下げたと思えば上げ、といった感じで、

見事なまでにレンジを形成している始末である。

1.1390アッパーには大量の損切りがあることは間違いなく

ここを買い上げれば、ユーロドルは伸び
ドル円などとっくにお陀仏であること必至だが

欧州勢はどうも米国様のレートを尊重しているように見える。

結果、トレーディングが逆張りでない限りは
どこで入ってもひっくり返される、という地合いが続き

レンジディールをしなければとうてい勝てない腐った相場が続く。

さらには英国の指標がよい、という感じとなれば

ポンドがらみすら、上がったり下がったり、というおかしな浮動をみせる始末。

こんな相場ではレンジディールこそが正義という動きとなってしまっており
順張りを行うことは愚か者の象徴、のような始末である。

こんな腐れ相場においては
高安を自動売買するアルゴリズムのおうなものが抜群に効果を発揮する。

こちらは損切りを浅く置いているため

どこでポジショニングしても、高値更新、安値更新といった動きを見せられ

まさに損切り貧乏状態である。

アルゴうはうは、逆張りうはうはのような状況が本日である・

本日の欧州時間帯は、まったくもって死んでいる。

東京市場以下である。

東京市場は、まあ相も変わらずの脊髄反射トレードではあったが
まずは米国様の下げに奴隷ばりに敬意を払ってのドル円の安値更新という
まあ、トンチキではあるが、トレンドを走らせた。

まあこれは結果として踏みあげられるバカトレードだったにせよ、
まだトレンディにがんばった。

その意味で本日は、東京市場の方がはるかに値動きはあったわけで

東京市場は為替の昼休みといわれるほど意味のない相場と言われる相場の
それ以下の値幅を全く作れない欧州市場は、
いったいなんなんだという時間っぷりである。

ここまで膠着している欧州時間もめずらしく、なにかあるのか
とうがった見方さえしてしまう。

まあ、本日の欧州勢はユーロドルの高値更新を狙ってみたものの
それが叶わず思考停止、というのが個人的な見立てである。

それでもロンドンアニマル他、欧州の鬼畜どもは
ドル売り欧州通貨売りをあきらめているとはみえなく

それがあきらめた瞬間に

欧州通貨の投げが開始されるのだろうとみているが

それはおそらくないだろうと思っている。

現在の膠着は、一部のインサイダーがしつこいドル売りを入れいているのだとみている。

つまり、本日発表の米指標はことごとく悪いであろうとみている。

それを予め知っているクズどもが、ドルを売り続けている。

それでもドル売るに走らない理由は

テクニカル分析から見ると、あきらかにいまはドル買いの地合いだからである。

指標結果を知らない者どもがそのテクニカル分析からドルを買う。

しかし、インサイダーはその後の動きを知っているがゆえに
自信満々でドルを売る。

このインチキクズとフェアなトレーダーがぶつかることで

現在の硬直相場が作られている。

指標の下振れ一点のみでドルを売ってくる
欧州勢(さらに一部の早起き米国勢)の強欲っぷりにはあきれるが

それを食い止めんとする市場の相違は、インサイダーが実現する
米指標の下振れとともに
一気にドル売りに転換することだろうとも思える。

欧州勢が総力を挙げても突き進めないドル売りは

フェアな相場の相違がドルを買っているからに過ぎない。

その流れは指標発表後に明らかな動きへと変容するだろう。

個人的には反吐が出るほどの、狂った流れである。