極限的なバカをみたければ、東京時間の為替を見ればよい

世の中に金融市場は数あれど、
東京市場の為替以上に愚かな相場はない。

株式、債権、商品など、あまたの相場があるけれど、

東京市場の為替以上にバカはいない。

それは、欲望と本能に赴くままの
畜生チンピラばかりが為替相場を担っている、
というのもあるが、
欧米勢のチンピラはまだ欲を追った強欲トレーディングが
トレンド方向にワークすることもあり、まだ
欧米市場の為替相場は、
他の金融市場に比べて格別愚かであるとは言えない。

しかし、東京市場に限れば
東京市場の為替トレーダーは
他のあらゆる金融相場のトレーダーに比して、
絶望的に愚かであり下手くそであり、ギャンブラーであるという名の養分である。

それは、まず、欧米勢(特に米国)が作ったトレンドの順張りしかできないという
ニワトリっぷり
さらには、でありながらも、新値が作れないレンジ好き
というか、レンジ突破ができない臆病っぷり。

この2要素で構成されるトレーディングでは
いわゆる、値段の上げ下げ、トレンドの増幅や収縮
といったエネルギーでもたらされる相場においては、
とても生きていくことはできない。

これは為替にかぎらずいかなる相場においても、負けの鉄板トレードである。

ここで東京勢のなかで生きている者がいるとすれば
ゴミのような値幅のスキャルッピングでしこしこ
落ち穂拾いのようなゴミあさりをしながら、
とのかくそのゴミのような利を拾い集めながら
それが損失を上回るようなやり方でに生きていくか

東京勢のバカ丸出しのトレーディングんに同調せず
それを無視して
欧米的な狩猟的なトレーディングを行い
むしろ東京勢のバカを養分としていくか、
のどちらしかない

そんな下手くそが行っているトレードであればこそ、
こちらは普通にドル円を戻り売りである。

これを欧米勢に刈られるとは思っていない。

むしろ、この方向が、本日の東京勢のバカを刈っていく方向性だからだと思っているからである。

東京勢がまっとうなトレンド順張りをできるとすれば
それは、ドル円が上昇相場のとき、だけである。

このときは、東京勢のトレーダーでなくとも着物トレーダーであってもなんでも
勝つことはできる。

欧米もその方向に順張りしているからである。

しかし、円高相場であるとき、それはうまくは運ばない。

円売りの時は新値を作れるほどのドル円買い。

しかし、円買いの時は新値を作れないドル円売り(で、どっかで買い)、

のようなやり方の違うやり方をしている東京勢に

円高時に勝利の目はない。

相場はシンメトリーであり

ドル円が上にどこまでもトレンドを追うように
下にもどこまでもトレンドは追う。

どちらかだけなどありえない。

それがわからないかぎり、東京勢は勝つことはできない。

次の円安相場が来ない限り。