逆らうニワトリ、そして世界の誰も実行できないマッドトレーディングをやってのける東京

ニューヨークが先週末、ドル円を落として終えたところ

月曜週初はオセアニア(隠れ欧米勢も混じる)の
順張りターボ勢は安値更新に割ってでた。

そこで、
ここに東京勢が追随するかと思われたら、逆らってのドル円買いである。

理由は株価がプラスだから…。

ニューヨークの方向に合わせるか
日経平均の値段に合わせるかしかできない

相変わらずの、脊髄反射トレードのバカっぷりをかましてくれる東京勢である。

そして、そのバカにバカを重ねているうちに
バカがきわまってしまうと
超えられもしない109円を再び届こうとするような愚行をかましてくれている。

欧米勢はまずやらないが、この予測不能のバカさかげんも
東京勢だけが行うオリジナルプレイであり
ある意味で、欧米勢を超える超越的なトレードをかましてくれるのが東京である。

後に引けないまでもドル円を買い上げ、結局、落とされる。

それがわかっていながら、買い上げるところが、東京のすごさである。

戻りを戻りでないところまで上げながら、
とはいえ、そこでトレンド転換などとうていやれることはなく、
落とす(というか落とされる)。

このチャートフォーム無視のトレードは
ある意味では、欧米勢より過激であり
アジアの神秘というか…東京勢だけが行える狂ったトレードである。

戻り高値をぶち抜きながら、結局トレード転換させられず
落とされる。

すごいトレードだ、と思う。

こんな狂ったトレードは、まず東京勢しか行えないだろう。

相も変わらず魅せてくれる、東京勢の伝統芸である。

人間国宝級の養分の演舞である。

…本当に、同じ日本人として恥ずかしいことこの上ない、プレイである…。

その後、
叩き落とされるのがわかっていながら、
108.5アンダーから109円を再び目指すことが
まあ、皮肉を全開に込めれば、とってもすごいと思う。

実需はまあよい。

輸出の実需は五十日のからみもまり
どっかでドル円を買うしかないわけで、まあ仕方ない。

こちらも仕事上、
仕方なく、高かろうが安かろうが
ドル円やユーロ円を買ったり売ったりしなければならないときはある。

しかし、絶望的なのはこの流れに乗じて
投機的な意味しかないのにドル円を買いっている方々(特に日本人個人投資家
である。


ドル円をここまで買っている理由は、

理由は株価がプラス圏であるから。
もしくは、テクニカル的に買いのゾーンに入ったから

まあ、なんでもよいが、

そして新値作りをしたくなく、
本日の108.5割れでの逆張りの狙いであるとしてもまあいいだろう。

東京勢は逆張りストが本能であるから。

なんでもよいが、とにかく…

バカである。

NY勢に逆らわず、とにかく順張りで走る東京勢のニワトリっぷりもバカだが、
NY勢に逆らって逆張りの買いを入れていくのは、もっとバカである。

東京時間の安値は、108.5アッパーだが

ここが私たちの損切りです。さあ戻り売りで切ってください。

といってるに等しい。

どれだけ奴隷だよ…という感じである。

お望み通り、欧州勢に根こそぎ刈られればいいのだと思う。

どうせお金がいらないのだから。

こんなことをしているから、円高が進んでいくのである。

まあ、むしろ、ニワトリトレードで安値追いをしなかっただけよかったか。

変に値固めができてしまい、欧州以降、仕掛けの戻りを試されないかねないので。
今週からふたたび円高相場が強烈に再開していくというのが個人的な見立てなので

この動きはありといえばありだが。

あまりにもむなしい…。

今週から強烈な円高が進む、という見立ては、
まず第一条件が、東京が愚かにも逆張りをして、ドル円を買っていくありき、
ということであったが、

まさか、109円に迫るまで、そんな愚かな戻りを試すとは、

欧米勢の新高安作りも強烈で、想定外の波動を描くが
それはトレンド方向からは、振り返れば、まあわかるね、という感じだが

戻りにおいて、そのめどさえ想定外に円安に進める東京勢は
ある意味で想定外の養分するすぎて、
こちらの方が、むしろ想像を超えた亜空間っぷりを発揮してくれている。

東京勢のドル円ロング大好き!!
というメゾンデートるっぷりは、まあいつものことながら

そこで作る値幅は、もう想像を絶するすごさでる。

ともかく、
まあ、皮肉全開で言えば、よくやってくれた、東京勢よ、
エリート養分たちよ、と言いたいところである。

東京勢の無計画きわまる逆張りの円売りの
おかげで、ドル円は近いうちに105円を割ることになるだろう。

欧州勢も、円高に進めるためにより値幅を走らせる準備が整ったということである。
バカみたいに円を売った方々の
方々というのも皮肉全開だが、まあそんな東京勢の愚か者たちのおかげで
今後、より円高にレートが走る。

今後円高が加速すれば、それは彼らの損切りによってより生み出される円高である。

こちとらはなから円高相場観なのでそれはそれでよいが
こんな金を市場に献上するトレーディングは、東京市場を除き、他のどこもマネはできない。

それもこれもチーム日本(円安応援団)のおかげである。

まあ、やがて彼らは根こそぎ全滅するだろう。
もちろん、彼らはそんなことは望んでいないだろうが、

彼らの円安応援エネルギーが、円高相場の再開を生んでくれるのだから

当たり前と言えば当たり前である。

相場とは、皮肉なものである。

ごちそうさまです。

そしてご愁傷様です…。

骨の髄までバカな東京勢の伝統芸た本日も見られた。

本当にお見事で、これぞプロの養分である。

ただ、同じ日本人として、恥ずかしいことこのうえない…というのだけは述べておきたい。