わかりやすい(?)存在

どこの機関投資家かファンドか銀行か知らないが、ほぼ単独で0時以降からドル円の買いを入れているように見える。

チャートの形状があからさまなのである。

ナチュラルに見せようとしても、所詮は人間のやること。ナチュラルなふりをしても、ナチュラルでなければ、それは不自然な状況となる。

一気に買わず、分散して買っているようで、およそ10分おきに同じようなロットで買い進め、その買いは1時を過ぎても続けられている。

この機械的な動きは、アルゴリズムなどといわれる自動売買の動きかもしれない。

いずれにしても、それを扱うのも人。とにかく、雰囲気的には、ほぼ単独に近い輩である。

このままレートが高値を更新すれば、にわかロングが湧いてきて、このじりじり買い上げた輩の勝利。

108.70あたりからの初動を下にやられれば、こいつは撤退で負けである。

こいつの買い方は、およそテクニカルムーブを無視したものなので、なにかの手かがりを握っているか、ファンダメンタルズ的な後押しでもないかぎり、こいつの買いは、単独の者であり、一定数の売りさえ現れれば、多勢に無勢で、あっさり負けるだろう。

ということで、こちらはそんな単独野郎の相場操縦などできないと見立て、ドル円はショートにしたい。