ドルストレート通貨の値動きが非常にしょっぱい

今月に入ってから、ユーロドルやポンドドルなど、

いわゆるドルストレード通貨の動きがとてもしょっぱい。

まるでドル円のようである。

ドル円、といえば、日頃は、自律的な値動きができず
ユーロ円などのクロス通貨や、
ユーロドルなどのドルストレート通貨との掛け合わせで作られる
クロスクロス円、みたいなものだが、

そんな奇妙な動きが、いまドルストレート通貨に起こっているように思う。

これはすなわち、ドル円が自立性をもっていることで

目下、市場はドル円ショートのオペレーションがトレンドである。

で、それがいつの間にやらクロス円にも派生してきて

これら通貨も下落している。

これはすなわち、ドル売りという流れではなく

円買いという動きである。

円買いで進めたいがゆえ、ユーロドルやポンドドルなどは

ドル円ショートともにショートされるオペレーションとなり
これらの通貨ではドル買い、という動きとなりがちだが

これはドルが強いということではなく

すべての通貨が
円を買うための燃料にされてしまっている、という具合である。

とにかくいまは円がターゲットにされている。

これは翻り、中国だか原油だかを理由にするのは勝手だが

日本そのものが見透かされている、ということである。

でありつつも、本日はまた戻り気味。

これはまたアメリカ様が110円割れのところから一端反転をさせ

トレンド継続を一時止めたからである。

昨日は年初来安値を割り込み、ここが高値として意識され
下は米国勢が110割れから反転させている。

米国勢がが去った後、残されたアジア、欧州達は
この間から抜けきれずにいる。

結局、次の動きを決定するのは、またもアメリカ様である。