やはりドル円は買えない

そもそもドルは下落する(円高ではなくドル安)という見立てが数年来ある立場上

やはり、いまドル円を買うことはできない。

ドル円が戻すと昨日段階で見立てていたが

その第一条件が、欧州勢が新安値を作って以降
米国勢がそれを更新してはならない、

というもので
これはある意味で個人的には最優先の絶対的な条件、となるので、

米国勢が110円さえ割って見せ、
安値更新を成し遂げた、という段階で
ドル円の下落トレンドはより強固なものとなった。

三者的に見て、いまドル円を買おうとするという行為は狂気の沙汰としか思えず、
それを自身にあてはめると
つまり、自身が狂ったようなことをしている、ということである。

本日、ドル円は一端の戻しを試しているが
テクニカル的に見て意味の薄いところで押し目が入ったり
買い支えられているようなチャートを見るにつけ

現在の戻しは、にわかショートどものショートカバーがメインであり
新規の買いはイメージしずらい。

結局、カバーするのならば、にわかショートなどするな、
というのが率直な感想だが

まあ短期トレードを行う個人投資家(もちろん自身も含む)の行動自体
にわかショートでありにわかロングであるのだから

こんなことは天につばを吐くようなものだが。

ともかくドル円は完全にチェックメイトであり
ナイアガラ状態の準備が整った。

気づけば4年余りものあいだ、狂った上昇を続けてきたドル円
年貢の納めどきである。