ISMの波に乗っただけの勝利。テクニカル分析の意味なし。
今週は、ちょっとトレードを控えぎみにしている。
月曜は、結局、G20が微妙な結果で、ドル円は下落。
東京時間から113.70-80あたりでドル円をショート、いくつか利食いし、
残りは放置。
そして、本日。
ドル円下落からのつながり、朝いちに追撃のショートが入った。
そこから一気に112.16あたりまでずっこけたドル円ながら
その時間はレートを見ておらず、ショートポジションはホールド。
ここから東京勢はニワトリトレードをせず、逆張りロングをしてきた。
まあ、当たり前かと思う
日経が上がっているのだから、
これですらニューヨークに追随して、
脊髄反射売り、などしていたら、もはやバカである。
ドル円の上昇に賭けた東京勢のロングは、
いまから振り返ってみれば結果的には、お見事である。
こちらはというと、東京勢のロングは欧州に刈られるだろう
という予断のもと、
まずは、この上昇が欧州に叩かれることを期待し
夕方前に月曜のホールドポジションに加えて、ドル円に追撃的にショートを入れてみた。
しかし、ドル円は落ちるどころかさらに伸び
14:00〜17:00あたりまで、さらなる上昇が起こり
結果、112.16を底にしてのドル円は、113.33あたりまで伸びてしまった。
こちらは、16時前後あたりの時間に
112.80-90あたりからショートを入れていたが
113を超えた上に損切りを置いていたので、
113アッパーのあたりで本日のショートはまずすべて損切りとなった。
17:00から、ここらか欧州勢が叩いてきたのか垂れてきたようなので、
改めて売り直し。
ただ、垂れてきたのに気づくのも遅れ、
結果、113.10あたりから乗ることとなった。
少しで遅れた感はあったが、下落すれば同じと考えていたところ
113円をふたたび割って、
こんなあまりよくないショートでも含み益となってきた。
このあたりで、いくらか微益ながら、利食いをしていたところ、
22時あたりから押し目的な再びの上昇。
アジア、欧州株ともに堅調というのもあるが、
ここからの強引な上昇から、まさか…と思い
今夜の指標を見ると、ISM製造業景況指数の発表が控えていた。
予想を見ると、50をすでに割っての、48.5を予想している。
わざとか…、という感じもするが、
これなら指標結果が50を割っても49さえ超えていれば指標上振れとなる。
またも個人的な妄想(?)で、
指標を事前に知っているインサイダー連中の事前買いを予想した。
指標結果は、きっと予想上振れ、と思った。
いつもは、こうした妄想オカルト(?)めいた前提からは
トレードなど行わず、眺めているだけだが
ここのところの負けにうんざりして、
今回は、その上昇の力強さに乗って、
113のちょい越えあたりで、こちらもドル円ロングを作ってみた。
そのロングにあたり、月曜に作ったドル円のショートポジションはスクエアに。
そしてお時間。
予想はやっぱりね(?)の的中で、指標結果予想を上振れ、
欧州高値113.33あたりを抜けばよかろう、と思っていたら
113.82あたりまで、どーんと伸びた。
その上昇の流れに乗って、
113.60−80あたりで
ドル円のロングポジションはあらかた利食いしたが、一部はホールドしておく。
ドル買いの相対で
ドル円のロングの時にユーロドルを1.0876あたりで同時に売っていたのだが
こちらは、30pipsほどしか下がらず、そこから若干の反転気配を見せてきた。
株高が作用しているのだろう。
クロス円相場の様相を呈していて。
ドル円よりに加え、ユーロ円も上昇させるためかのように
ドル円も上昇するがユーロドルも上昇する
というような流れとなってしまったところが、NY序盤である。
まあ、ユーロドルも1.0840−50あたりで、あらかた利食いしたが、
本日は、結局、ドル買い方向に回帰すると考え、ユーロドルも一部ホールドしておく。
その後のドル円の一端の押しで113.57あたりで、追加のドル円ロング。
ユーロドルの一端の戻り局面から、追加のユーロドルショートも
小さく入れておいた。
ユーロドルは日足レベルで、ボリンジャーバンドを見ると
−2σのきわまでぶつかっており、
本日はこのまま大きく下落するのは難しいような気はしなくはないが、
現状、大枠では下落の終了を示唆できる様相が少なすぎるため、
しばらくホールドしてみることにする。
ただ、短期足では、
クロス円を引き上げるためか、ちょこちょこ妙な戻りを試したりもするので、
どうなることかは、わからない。
しかしながら、本日は、テクニカルとかはほとんどあてになっていない。
効いたのは、ISMが上昇するであろうという、
妄想的に存在を想像しているインサイダー連中への追随である。
ここのところ負け続けて、ようやく勝てた根拠が、
こんな根拠である。
もちろん、こんなことでばかり、トレードしているわけにもいかない。
ともかく、ここ1〜2週間の相場は、
個人的には何も基準にならない相場であるように思う。
スイングトレードならばともかく
デイトレードやスキャルピングで、
この局面で勝利してきた方々は、個人的には運であるとしか思えない。
もちろん、実力で勝利したとお考えの方々も多かろうが
なにを根拠に勝利されたのだろう。
個人のルールに則ったテクニカル分析、などであったとするなら
今回的中したそのテクニカル分析の根拠を、今後も適用させていくおつもりならば
その方々は、いつか、かならず大敗を喫すると思う。
ここ2週間の相場でワークできたテクニカル分析が
今後のある種まっとうな相場付きが起こった場合に、
ワークできることはない、と思うからである。
それほどテクニカル分析があてにならないと思えたのが
ここ2週間の相場であると、個人的には思う。
ポジション
USD/JPY L 113.038 L 113.575
EUR/USD S 1.08761 S 1.08625