本日はドル買いを基本にしたい

ユーロドルのじりじりとした下落から、レンジ気味。
ドル円は、東京勢のがんばった上昇から以降、レンジ気味。

本日の欧州相場はどちらに転んでもおかしくない状況だった。
ただ、相場を見ている限り、本日はドル買いでいくことにした。。

となれば、ドル円は買いになり、クロス円も買い
ユーロドルは売りで、資源通貨の上昇を見立て
ユーロ豪ドルも売り、という感じのイメージである。

そのイメージに基づいて、実際にポジションを入れた。
ドル円は113.90アッパーでしつこくロング
ユーロドルは1.12アッパーでしつこくショート
ポンド円は164.80アッパーでしつこくロング
ユーロ豪ドルは1.57アンダーでしつこくショート
という感じでポジションを入れた。

レンジのまっただなか、しかも損切り幅が狭いため
ちょこちょこ刈られまくったが、ようやくドル買い方向に相場が少し走り
ポジションを半分ほど、利益確定。
なんとか本日の収支はプラスに回復し、
かつポジションが固定できた感じである。

本日は下手すると損切り貧乏になりかねない状況だったが、なんとかなった。

本日の東京時間は東京勢が本日ははしゃいで上げてくれ、
バイ・オン・デップう!

みたいな感じで相場を上げていったので

通常の欧州勢の東京潰しの売りをかければ
相場を落とす、ということになる。

東京勢は本日、113.2あたりをバックにして買いをかましているので、
ここを割ればよい、ということになるが、

このあたりは、週末にNY勢が引き上げてきた高値越えのあたりとなり、
ここをグリード全開にグリーディング! とやったところで
ニワトリ東京勢を焼き鳥にするには下が固い感じで怖い。

対して上を見ると、
ここについても、東京がつけたひとときの最安値114.2あたりが
これまたNY勢が潰したラインなので
レジスタンスとして効いているように見える。
さらに言えば、ここは時間の経過から下のラインよりも強固なラインとも見えなくはない。

ただ、本日は米系が休場なようなので
どちらだとしても、本日はどちらにも動きがたい。
113.2と114.2あたりではさまれたレンジをどうにかするしかない状況とも取れる。

ただ、ここからどちらかを選ぶとなれば、
やはりドル買い、となる。

まず、相場が膠着しているとは言え、
そのレンジは、114.10から113.90アンダーのあたりで膠着している。

114.10より上にいかない、というのはまあわかるが
下は下で、113.80あたりから113.90がやたら固いのである。

結果、114あたりでのレートの滞空時間は存外長い。

こうなると、売りを考えている者からすれば、いい売り場に見えてくる。
滞空が長いのでじっくり考えて、より自信を蓄えたときにも
114〜113.9あたりにいる。

そうなると、相場は再度下落!
と、見立てて、
戻り売り♪ と先週までの相場観から下落方向しか見ていない
にわかショート勢が、売りを積んでいくことだろう。

これは主に東京勢がもっぱらのように見受けられる。
なぜなら、下落の力が異常に弱いからだ。

欧州勢が叩き落としていくなら、もっとレートは下に跳ね
114あたりが戻り売りの好機ならば、
あれこれ考えているうちに、相場はもう113.5あたりまで落ちてしまっていて
飛び乗らないとまずいくらいに下落してしまっているはずだ。

それがないということは、113.9あたりにドル円が押されるたびに
買いを入れている勢力がいて、
そいつらこそが、今回の欧州勢の一団のように思えてしまう。

いま相場は、
114に近づくたびにショートをかける者たちがいる。
113.9にちかづくたびにロングをかける者たちがいる。

ポジションは拮抗しており、だから、ここでレンジとなるわけだが、
上下どちらに抜けたときにレートが走るか、と考えると
やはり上方向である。

相場は上に抜けようが下に抜けようが、
逆張りで売りや買いをかけていくものはいるだろうが

逆張りをかけるたびに刈られ、逆方向に跳ねていくとすれば
本日の相場は上方向に見えてならない。

そうなると、ユーロドルはもちろん下である。
ただし、ユーロドルはユーロドルで
1.106が結構強いサポートなので
ここで反発するかもしれないが、底さえ割れば、一旦は下を追ってしまうだろう。

ユーロドルがレジスタンスを超え、1.1に入って以降
ユーロドルは、1.14にいくはずだ。
いや、1.17だ、と思う者は多いだろう。

私もそう思う。いまのレートすらずいぶん甘くて、
ユーロドルはどこまでも上昇する方を大いに支持している。

ドル円は、110円も割って、105円、100円と下落するはずだ
と恐れている者(期待する者)たちも多いだろう。

私もそう思う。
なんなら、史上最高値更新を目指して、50円ぐらいまでいけ!
と思う。

しかし、本日については、そうとも言えないように思う。
株がいちいち戻りを追って、高いし、
原油も再び30ドルを超えてきて堅調気味、というのもあり
本日米株が休場のことから、この熱気を冷ます要因があまりないがゆえに
本日は大きくドル売りに相場が転換する要素は低いようにみえる。

今後は本日の相場次第となるが
もし、本日、戻りがきつければ、
当分、先週までのドル安、円高、ユーロ安相場は
おあずけになるように思う。

もちろん、再び本日相場が下落すれば、
あらためて昨今のリスクオフ相場が再開されるだろう。

いずれにしても、ドル円は114.2あたり、
ユーロドルは1.106あたりが、
それぞれ強固なレジスタンス、サポートとして存在している。
ここでのアタックが失敗するようなら、
現在のドルロングポジションは一端やめようとは思うが
相場が走るようなら、これらをもう少しホールドしておこうと思う。

まあ、結局は、またドル円は下落し、ユーロドルは上昇するのだろうから
こんな株価の上昇など無意味に思うし
とにかく人騒がせな相場であるとしか思えないが

本日、戻りが継続するようなら
本日あたりから現れたであろう、ドルに対するにわかショート勢達は
根こそぎ刈られていくだろう。
それが加速すればするほど、相場は上に伸びていってしまうかもしれない。

本日は逆張り大好きな勢力、特に日本の個人投資家陣が、
ドル円を不当に引き上げたくないならば
むしろ、本日はドル円ショートをすべきではない。
見送りにして、グリードどもの押し上げに肩すかしを食らわせるべきである。

いまドル円をショートすることは、
ショートを刈ろうとするグリード達に、
いい燃料(逆指値の買い)を投下してあげるのみである。

そんなうんざりな相場つきには、個人的には
ドル売り方向でポジションを持つ気にはなれない。

本日、個人的にはドルロングのポジションを多く持ってしまってはいるが、
本来なら様子見してもいいような相場である。

ただ、ドル円ショートなどして、
わざわざ罪深きグリード連中の養分になる気はさらさらない。

ポジション
USD/JPY L 113.897 L 111.194 S 115.941
GBP/JPY L 160.387 L 164.811
EUR/USD S 1.13639 S 1.12071
EUR/AUD S 1.56775