ニワトリはフリーズ

東京お得意の米国順張り、ニワトリトレードは

120を割られたものの、120を再び上抜いて118円割れ

118円を割られたものの再び118を抜いたところが、117円割れ。

これだけカモ全開の扱いを受け、さらに本日は雇用統計。

NY終盤に、116.5あたりで跳ね返してきたとはいえ
それを無邪気に受け止めて、117円をまた抜いていく
などということは、さすがにできはしない状況である。

しかも、本日は米雇用統計で、確実に相場が暴れる。
しかも、ここ数日来の下落は、雇用統計の悪化を織り込んだような動きで
下をぶち抜く可能性が非常に強い。

さすがにドル円のかいなど入れようがない状況である。

そして欧州であるが、こちらは東京狩りが本領のため
本日、戻りを作ってくれない東京はカモにしがたい。

順張りで下を追ってくれでもしていれば、
東京高値を抜くということもできるが、
東京勢は117円も超えることができず、
この状況で、117円より上に大量のストップを入れ
戻り売りをかけるほども、東京はバカでもない。

なので、117円を抜いたところで、ロスカットの跳ねは限定的で
欧州が抜いてきたとしても、すぐに利食いをしてしまうだろう。

下は116.5あたりの米国がつけた値段で
相も変わらず、ここには敬意を表して欧州はアタックしない。

この場所は、もちろん、安値圏のゾーンであるが
現況からは、それをおそれたショートカバーや戻りに過ぎず
このラインを神のライン化のごとく、キープする意味などないのだが、

東京勢が欧州の養分であるとともに
欧州は米国のしもべで、というか
まあ、怖い先輩にびびっているというか、
そういう関係であるという証が、まあこのラインである。

かたやユーロドルであるが、
こちらは逆に米国様が1.23アッパーを頂点としたことから
そこを狙っていくことができない。

これまた米国様が参入し高値を更新するしかないのかもしれないが、
とはいえ、下は下でも米国様が持ち上げた結果がこの上昇であることから
下にはガシガシのサポートが想定され

やるなら、下だよな…と思いながらもそんなに下値も追えない
というのが現在の状況である。

そんな関係ねえ! とすべてを割ってくるのは、やはり米国様なのだろう。
ドル円についていてば、
律儀に116.5アンダーを守り
その下に損切りを起きまくっていた欧州も含め、根こそぎ奈落の底である。

かくして、ドル円は117円から116.5のあたりのレンジディールとなってしまっている。

本日の雇用統計。

昨日述べたが、これは昨日のNYの結果次第と思ったが
昨日は、何度も跳ね返してその値幅に残ることさえ少なかった
116円台でもって、本日を迎えた。

相場はいよいよ佳境に入っているのはほぼ必至の状況である。

波動の増幅からすれば、ドル円はついに116円を下にぶち抜いていく可能性が非常に高い。

現在まで続く、ドル円の大きなレンジの下限は115.5あたり、
ここをぶち抜いていくとなると、

ターゲットは安く見ても109あたり、
最大では105円あたりまで突き進むだろう。

個人的には、昨日のポジションは116.9あたりですべて利食い
ユーロドルその他も、そのタイミングですべて利食いした。

本日の大きく下落するとして、どこまで下落するか、と考えると
一日の値幅から115円をなんとか割る、ぐらいが限界ではないかとは思う。

そうなれば、無論、来週以降は109円、105円を目指して続落していくだろう。

ECB、日銀と、本来の波動を無視させるような動きで
ユーロ安、円安でチャートを振り回してきた当局の介入によるインチキレートも
これでようやく終わる。

もちろん、今後も日欧当局がおかしな緩和を繰り出すことで、
瞬間瞬間値は跳ねるかもしれないが、それらは絶好の戻りや押し目となるだろう。

マイナス金利のときにはすっかり騙されたが、もう騙されはしない。

今後、どのような緩和という介入が入ったとしても、
そこに乗っかっていくことはやめる。

本日は欧州が主役でECBや日銀が、妙な介入をする余地はない。
この間隙を縫って、円とユーロはついに大きな上昇を見せるだろう。

もちろん、本日の狙いはドル円売りと、ユーロドルの買いである。