ドル買いに都合の良い指標結果ばかりが繰り出され続ける。

118円から反転してきたドル円は、
調整らしい調整もないまま、もはや

121.5アッパーまで上ってきた。

いまのドルは、そもそもの適正価格がどうであるとか関係なしに
ただただ上昇の地合いにあおられ続けている。

ドルの利上げ観測、ユーロの追加緩和観測

これら要因を、強引に織り込みながら
ゆるやかな上昇をやめないドル円である。

本日は、それが一端の調整の兆しを見せるも

ADPだ貿易収支だISMだ、と
ドルのショートを阻む結果ばかりが起こり

投げかかけたドル円ロング勢に
半笑いホールドをさせるような動きの連続である。

しかしながら、ドル円の上昇が終了しそうな兆しもある。

まずは時間的な要因。

アメリカ勢が23:30あたりから、突如、ドル円を連続で売り始めた。

これは、120.55あたりまで損切り含め上昇したドル円
買いの好機ととらえ、利食い売りした者たちが大半であろう。

ここは現在のレンジの上限あたりに位置しており、
レンジ相場であるならばすでに買われすぎの天井圏である。

本日、高値の121.55あたりをつけた瞬間は

瞬発的な買い上げで、バイイングクライマックスのような動きとなった。

直近にあった10/26の121.52あたりを上抜いたので
ここでにわかロングが群がることは予想される。

しかし、さすがにここからさらに買い上げるには根拠は乏しい。

もちろん、株高は続いてる、指標結果も予想上振れの連続である。
ユーロの金融政策もある。

しかし、であるならば、ドル円はもっと早々に上昇していてよい。