東京勢は、欧州、米国だよりの円安を信じ続ける

本日の日本株は下落しているが、
為替にとっては影響は軽微である。

400円超下落しても、ドル円が40銭ほどしか下落していないことがその証拠である。
日経の下押しなど、ドル円の高値追いにとっては意味はなさない。

無論、1,000円単位などで下落すれば
それはダウ先物の大幅下落も意味していることから
いくらなんでも投げるしかないが、

現状では、結局のドル買いや円売りに期待し
120.25円あたりより下では、ドル円を売っていくことはしない。

結局のドル円買い。
そんなものが何度も何度も続くと、お思いか。
すでに10月の相場は終わり、月は変わっている。

10月のアタック、118円割れは失敗に終わったが
10月のような、またもふざけた円売りディールが今月もまだ続くとお思いか…。

日経が400円下落しようが、
レンジ内を超えられない東京勢。
下値を更新させることが、そんなに勇気のいることか。
蛮勇はときに愚かなものとされるが
勇気が必要もない程度のところで、それを勇気と思い
それすら躊躇してしまう東京勢。

相場の未来は1秒たりとも先は予言できないが
本日、静観はともかく、本日に及んでも
逆張り短期順張り含めなんでもよいが
ドル円やクロス円のロングをベットする者たちは
すべてジ・エンドでよい。
無論、相場が円高に振れたら、であるが、
それで円ショート、ドルロングなどが含み損や
大きな損切りになっても、それは自業自得である。

日本株が500円あたり下がっても、円買いに走れないのならば
1,000円下がっても逆張り円ショートを振れば良い。
そして、その後の欧米勢の養分となれば良い。
自業自得である。

本日の安値は、週末の日足安値を下回ってしまった。
それでも、そこまで下げながら
ここから持ち上がるとまたも期待し、東京勢は
実需、投機ともにドル円の買いを投げることはしない。
それどころか、値動きを見れば、新規で買っている者さえいるのではないか
と思える始末である。

甘いもくろみである、と思う。
というか、とにかく勇気のない目論見ともいえる。
勇気のいらぬところですら、当たり前のことができず
それを勇気と判断し、それでその勇気すら発揮できない。

東京勢はへたれながらも、120.25あたりをアタックした
おそるおそるながらも株価に合わせて売っているうちに
週末安値をわずかながらも下回ってしまうことができた。
で、それをまた自ら否定する。
東京勢の相場勢力は、子羊どころか
取るに足らない微生物やチリにすら見えてしまう。
終わって良いと思う。

ミリ単位であろうとも、ある種のチャートフォームを東京勢は自ら作った。
結果的ながら、作ることができた。
つまり続落の方向のシグナルを作ってしまったのが東京である。
しかし、それを信じ切れない、東京勢。

ドル円は一旦は、戻り期待でまたも戻すかもしれない。
しかし、その戻しは絶望的なまでに無様である。
結果、その上値は限定的で、戻したところで、120.60あたりが
チャートレベルからの上昇のMaxではないか、と思う。

びびりながらトレーディングで
結果として波動を振幅させトレンド相場の原型を作りながら(結果的に)
それを信じずに切り返しレンジディースに走ろうとする。
相変わらずの訳のわからトレーディング、が東京である。

訳がわからない、というわけでもない。
すなわち、気概のかけらもないチリやほこり。
それが東京勢である。
欧米勢の養分となるはずである。
実需の買い切り、などは、まあ致し方ないが
ここに投資家たちがいるとするならば、
彼らは養分となるべくしてトレードしている哀れな方々である。
ナチュラル・ボーン・養分。
そんな称号(?)を彼らには与えたい。

繰り返しとなるが、びびり振幅は、結局、週末安値を割ってしまった。
であるならば、日経の下落幅の大きさからも考慮し
一気に安値の新値付けに走ればいいのに
それをしない東京。

で、その無意識の意思のようなものを、期待として嗅ぎ取り
新値作りにいそしむのが欧州、米国である。

この妙なサポーッテッドなアジア相場に騙されるのが
円売り大好き、で、逆張り大好き、な
日本人個人投資家勢である。

ここでほっこりつくられた、ドル円ロングのポジションは
欧州、米国に刈られ、ロスカットの嵐によって
欧米勢のバジェットで、彼らがほっこりである。

本日はついに(?)、大幅なドル売り円買いのチャンスであろう、と思っている。

欧米のほっこりさんなど、つきあいたくもないが、
ダウ、ダックス、日経があきらからに天井を打ったと思えるなかでありながら、
ドル利上げだか、日欧の金融緩和だかを過剰なまでに期待し
相場を大きく歪めるまでのドル買い、ユーロ売り、円売りを行い
あるべき方向性のポジションを食い散らかし
あるべき血をすすってきた獣の一派のようなグリード連中は、
ドル買い、円売り、ユーロ売りの勢力は根こそぎお陀仏になって仕方ない、と思う。

本日のイメージは以下である。

ノボトニー・ドラギ相場で大きく毀損したユーロドルを軸とした
ドルストレートの下落方向の傷の手当てはとりあえず後回しである。
まずは円買い。
同意弱いドルストレートのドル売りの反動はあまり起こりえないが
円買いの勢力によって
ドル円、ならびにクロス円はじりじりを下を追われる。

クロス円からの下落方向から、やがてドル売りという意味合いが増し
ドルストレートが上昇を開始。

この流れからドル円の下げは幾分か和らぐであろう。
それはクロス円でも言える。

結果、円ベースの動き鈍くなるが
ドル売りの勢いからドル円がついに本格的な下落を開始
クロス円はそれにつられるが、ドルストレートでも発生するドル買いによって
その下落は軽微となる。

まあ結局のところドル売り相場となる。

クロス円でもドル円でもいいが
まあ、クロス円では影響は軽微なれど
円買い、ドル買いをしておけばよい。

狙うならば、ドル円の売り、もしくはドルストレートでのドル売り
これが最もバジェットを稼げる展開となろう。

これが本日イメージする円買いベースの、個人的な相場イメージである。

東京勢が“勇気”を発揮できるタイミングで
もう残された時間はない。

15:00までに自らの力で下値を追えるか、
それともこの期に及んでも逆張りをし、欧州勢に刈られるか
東京勢の相場の相違が、東京勢の気骨を示す一里塚となろう。
ここで揺り戻しをし、欧州に結局刈られるという落ちになるようなら
まあ、東京勢はその程度というか、いつも通りである、というだけである。

とにかく、個人的には東京勢の養分感など意に介さず、
本日は、ともかく鉄板に近い円高Dayであることをイメージし
ドル円含め、クロス円もなにもかも
円買いの方向で攻めようと思う。