うさんくさく上昇、そして下落

本日は、いよいよ日銀の政策金利、声明の発表であった。

こちらははなから現状維持と考えており
ここまでの株高やドル高は、ただただ
日銀の追加緩和期待によってもたらされたものだと思っている。

結果は、予想通り据え置き。
初速はやはりドル円の下落を呼んだ。
失望売り(もともとない話に、なにが失望か…)ってやつである。

しかしそこからいきなりドル円は切り返し
昨日の高値すら超え、121.48あたりまで上昇した。

株が大幅に上昇したからである。

もしかしたら、年金など買いかもしれない、と勝手ながら思った。

追加緩和なし、となれば、株とドル円は下落する。
そこを食い止めるため、年金など、政府の飼い犬の機関投資家
同時に大量の買いを入れる。

そうなれば、チャートフォームは、材料出尽くしとかなんとか
適当な理由を後付けする、反転を演出できる。

であるとするなら、俗に言う鯨どもは
私たちの年金を、またも好き勝手にリスクにさらしてくれた
ということになる。

日経平均はすでに天井を打ったと個人的には考えており
今後の波動は下落しか浮かばない。

もしもその通り、株価が下落を開始したとき
年金、GPIFでもなんでもいいが、
彼らは大量の含み損を抱えることになる。

もし今日がそんな日なら、官製相場ここにきわまれり、である。
まあ、真相は定かではないが、

いずれにせよ、
本日の株式の上昇がねつ造された株高に見えるのは
その後の、じりじりとした下落があるからなおさらである。
日経がしまった後、
日銀総裁の発言以降、ドル円はじりじりと下落を続け

ついには、日銀発表のドル円安初速での安値120.32あたりをを切るにまで至った。

ともかく、日米とも政策金利イベントは通過した。

このあと、NY時間を経て、
来週(来月)からのドル円相場が
いまだはしゃいだ上昇をするか、ようやく反転をみせるか、見物である。