自作自演で上りつめたドル円

現在のドル円の上昇には特徴がある
その買いがもたらされているのが、ほぼ米国時間ということである。

もちろん、そのたびにロスカットなどをひっかけて高値を更新しているので
買い方はバジェットを得ているであろうが(利食いをしているならば)

毎回毎回、買い方は
その時点の買値が、その日のかなりの高値あたりでもロングを入れているがゆえ
毎回毎回、買値はけっこう高いレートとなってしまっているはずだ。

そうした買い方にとっては、
米時間にはドル円は高値を更新し続けなければならない。

それを引き継ぐオセアニア、東京時間に買わせるためである。

しかしながら、オセアニアはもちろん、
東京もアジアも欧州も、ドル円の高値追いなどという
チキンレース(?)にはなかなかつきあってはくれない。

それでも日が変わるたび、米系はドル円の買い上げを繰り返す。

本日の欧州は、クロス円の上昇というカウンターではあるが
結果として、それにつきあい、119.66の高値を抜くというお手伝いをしてしまった。

現在のドル円の上昇は、米系だけが作り上げた
ある意味で、自作自演であるが、

それに気をよくした米系は、本日またもドル円の買いを繰り返す。

とにかく、ドル円は米時間にその以前の時間(欧州、東京など)の値に対し
安値引けなど決して行えない。

レジスタンスを抜いていくのが、米系の必須である。
サポート割れなど絶対にあってはならない。

この手口は、通用しなくなるまで行われていくだろう。

それで4日間も同じことができた。

現在のドル円の上昇は、米国時間に高値を更新し続ける以外に道はない。

そのためには株価も上がり続けるしかない。

米国時間に株価が下がりドル円が欧州時間比安となってしまったとき

ドル円高値づかみの米系の投げ売りとともに

ドル円の上昇は終わると思う。