ドル円はまた落ちる。

私はドル円は今後、落ちると思う。


といいつつも、

現在、ややリスク回避気味に動いているなかで

ドル円がかなり底堅い

グローベックスが押した場合、
レートは死んだように動かず
少しの戻しで、ここぞとばかりに買い上げる。

いまドル円はこれまでのチャート波形を無視して
レートでのみ動いている。

それも、80.60円の10pipsの間での
小さなレンジである。

この範囲の中で、
テクニカル的には下落示唆のレベルにあっても
強引なまでの買い上げが入る。

テクニカルはほぼ無視である。

もとより、レートでのみ動く
いわゆるレンジ相場なので
テクニカル的な見立てはほぼあてにならない。

今回の買い上げは、仕掛けの投機に加え
ドル円買いが好みの、日本人個人投資家も多数参入していると思う。

日本人個人投資家…というのが肝である。

彼ら日本人投資家は、円安地合いが働くと
とにかく円を売ってくる。

かくいう私も日本人投資家だが、
私は、円売りが好きではないから、この際置いておく。

彼らは値頃感のみで買いを入れるところがあり、
テクニカル的な位置関係はあまり気にしない。

とにかく、直近、直近といっても
1時間やことによると数十分レベルまえの値から
レートが落ちていれば
すべて“押し目買い”とみなすかのように
闇雲に買ってくる。

これまでの円買い地合いでは、そこに待ってましたとばかに
海外の投機筋が円買いをかましてくるのだが

今回に関しては、節目越えの仕掛けができるため
海外勢もそれに便乗しているようにも見える。

ゆえに、かくまでもチャートフォームを無視し続けるような
一方的なドル円の上昇が演出されているように思う。

今朝方の市況で、
今朝の円安でのドル円の上げは、
クロス円の上げに引きずられたと分析されていたが

私は違うと思う。

あくまでも現在のターゲットはドル円であると考える。

がゆえに
ユーロ円など、とうに高値を更新しているにもかかわらず
その後の伸びがゆるい。

ユーロ円含め、クロス円の上昇は
ドル円の上昇に引きずられただけに思う。

クロス円が株価に連動しているとしよう。

グローベックスを眺めると、一時はつられて上がっていたが
現在の株価のレートは昨日と大きく大差はない。

ドルストレートベースを眺めても同じで、
むしろ、ドル買いが優勢である。

そのなかで図抜けて高い通貨ペア、

それは、ドル円のみである。

無論、そのレートに反映されて
ポンド円やユーロ円も高いのだけれど

ポンドやユーロはドルベースではむしろ下落している。

つまりクロス円は、ドル円が上がったレートに
相対のドルストレート通貨のレートが掛け合わされ
高値を追わされているに過ぎない。

つまり、本日の最大の鍵はドル円である。

ドル円の現在の仕掛けが続く限り
クロス円は堅調を保つが

それはドル円ベースのレートに助けられた
薄氷の上の高値である。

ドル円が高値を追うことを止めたとき
クロス円は奈落の底に落ちる。

私はいまドル円を買う気はまったく起きない。
クロス円を買うなど、もってのほかである。

私はドル円は上げないと思っているので、
81.7円レベルでまたも売りをかけた。

すでにショートは以前から持っているので
同じようなレートで、ポジションを膨らませたことになる。

ユーロ円、ポンド円、カナダ円なども

ユーロドル、1.3020あたりの指値がかかった段階で
すでに断続的に逆張りとなりながらも、
成行で売りを入れている。

ユーロ円が107.6円レベル、132.6円レベル
カナダ円が83.2円レベルである。

冒頭で、私は、現在のドル円
テクニカルの状況を無視して買いが続くと書いたが
それはいまが仕掛けのさなかであるから仕方ない。

ドル円が直近高値82.8円レベルを抜き去れば
オシレーター他、各矛盾しまくっている数値が
82.8円より上のレベルで修練され
ふたたび、テクニカルの矛盾ない動きに戻るだろう。

一端、節目を抜ければ
以後は、その上のレンジで、あらゆる
インディケーターは、数値を計っていくようになるからだ。

だからいまはとにかく買い上げ続ける。
インディケーター他、
各数字がいかに矛盾する状況を叩き出そうが関係ないのである。

ただ、今回の仕掛けがもしも失敗に終われば、
現在の矛盾きわまる数値を補正する動きは
当然、下に働く。

買いに買いを極め続けたわけだから
下のロスカットも巻き込み
現在の値を吐き出しても足りないくらい下落するだろう。

投機、ならびに日本人個人投資家勢がドル円の買いで
現在、目指すべきレートは、82.8円アッパー。
切ってはならないレベルが、82.5円アンダー。

82.8円を超えられなければ、彼らの夢は潰える。

もしも超えてしまった場合は、
私もポジションを整理しなければならない。

ただし、82.5円を切ってしまった場合
私は追撃で大量の円買いをかける。

ここ数日、午前0時を過ぎると
米国勢が待ってましたとばかりに
株を買い上げてくる。

それが起これば、ドル円の仕掛け成功も間近である。

ただ、米国勢が本日、利食い他で
売り優勢に動いた場合は、
ドル円の買い仕掛けの成功は遠のく。

すべての鍵は、深夜0時以降の米株が握っている。