1.3020の攻防

昨日、1.3を抜きに成功した買い方は
次に、直近高値1.3020も抜いてきた。

ここはこれまで2度上を押さえてきていたレートで、
私はこのあたりに大量に指値を入れておいた。

まさかかかるとは思っていなかったが、
それだけ買いの地合いも強いと言うことなのだろう。

私は通常指値は置かない。
トレンドの逆向かっている状況なので、
指値を置いても、レートはさらに上に持って行かれることが多いからだ。

しかし、今回指値を置いていたのは
テクニカル分析以前に、レート感から見て
どんなに地合いが転換を示そうとも、
これ以上のレートは想定できなかったからだ。

テクニカルを見ると、短期のダウントレンドも突破し
1.302という節目も上に超えてきた。

テクニカルから見れば、買いのシグナルである。

ローソク足レベルでも、時間足から日足まで陽線で
短期中期長期移動平均線とも上向きである。

ここは買い“鉄板”、
1.31、1.32、1.33と節目越えを狙い
相場の完全なる反転すらも想定してもよいとも言える。

ただ、相手はユーロである。

私が現通貨圏のなかで、
もっともイカサマと思っているのがユーロだ。

いかさま師に対してはチャート分析は究極的には通じない。

では、ユーロは暴落するか、と言われれば、
それもちょっと違う。

根本的にイカサマ集団なので、
上にも下にも信用がならない、ということである。

ユーロ円については、
現在、ドル円の上昇の“魔界相場”に引きずられているので
ドル円が息切れするまでは、まだ下落が確信できないが、

ドルもまた、下がるのが必然のような通貨なので
ドル円の上昇幻想がはがれれば
やがて大きく落ちていくだろう。

いま米国は自国通貨安に持っていきたい、筆頭である。

そこにユーロが数々のギミックを駆使してが抗うことで
一方的なドル安地合いを防いでいる。

円はいま、“安倍トレード”なるふざけたネーミングの
追加緩和期待で、ドル円を上げる方向で抗っているが
その力が失われたとき

ドル円はまた下落を開始するだろう。

そのときに、最も打撃を受けるだろう通貨は
クロス通貨ほぼすべて。

特に打撃を受けると思っている通貨は

ユーロ円、である。