ドル円の下落など信じがたい!! と気骨な(?)者たち

ドル円のブレーキのきかない上昇は
2月に次いでまたも発生し、
結果、83円の手前まで吹き上がった。

クロス円はほとんど切られてしまったが
ドル円については、売り上がっており
現在、82.7円でショートを保有している。

相対でユーロ円を106.3円あたりでも売っている。

現在のポジションはもはやこれだけである。

これがまたも切られるか、
ポジションを積みませるかは今後の展開次第である。

こちらとしては、こんな小ロットは、
よほどのことがないかぎり、切られるまで閉じるつもりはない。

現在の円先安感(私は全然、先安などとは思わないが…)は
たしかに、ファンダメンタルズからもテクニカルからも裏付けられる。

日本の貿易収支はすでに赤字であるし
今後の日銀の追加緩和の圧力の高まりも予想される。

テクニカルからは、中長期とも買いのシグナルを発し
教科書的には短期トレーディングを除けば
いまドル円を売りに入る者は
ある意味で“馬鹿”である。

ただし、だからこそ私は円を買いたい。

相場は一寸先は闇である。
10秒先だって100%読むことはできないのだから、
もし10秒先を100%読める能力を得られるだけでも、
人は、それこそ100%の確率で無限の富を得られるだろう。

そういう予測不能の相場において
片側を“馬鹿”と断じてしまえる相場は、完全に偏っている。

いまは円先安感、円先安感!と
私から見れば、これこそ“馬鹿みたいに”騒いでいるが

これがドル円が81.6を割り、80.8円を割り
そしてふたたび80円を割ったとき、彼らは今度はどのように言うのか。

上記の値段はすべて直近のサポートとして私が想定しているところで
80銭刻みにレートが上がってきたのが、先週今週である。

そして、最後の(?)ふき上がりは、82.4円ではなく
82.8円まで吹き上がった。

この差額40銭が、現時点、私はオーバーシュートだとみている。

そして、本日、オーバーシュートの位置からは80銭落ちてきたが
82.4円を頭にしての-80銭、
つまり、81.6円までには届いていない。

このことは、ざっくりとしたレンジでの見立てでも、
いまだ上昇トレンドは損なわれてはいないということにはなる…。

グローベックスはようやく垂れてきたが
まだオシレーターとしては、買い余力がある。
現在、12800ほどだが、ここから、
あと100ドルくらいは、調整だとしても、十分に上を目指せるのだ。

だからだろうか、ダウが一端垂れても
ちょっとの戻しで

ドル円が下がるわけがないぃぃぃ!!!

と言わんばかりにショートカバーが入ってくるのが、いまである。

それが無駄なあがきとなるのか、華麗なる押し目買いなるのかは、
その後の相場が教えてくれるだろう。

いまは買いに入るのも、まだ確かなトレーディングの域であるかもしれない。

もし今後、ドル円が81.6円を切った場合は話は別である。

その段でドル円を買うとすれば、テクニカル的には
もはや博打の状態であり、“無駄なあがき”であることが鮮明となってくる。

円先安感でもなんでもいいが、81.6円を割り込めば
ドル円は、一端、短期的な下げトレンドの突入が確認される。

ファンダメンタルズはテクニカルの後からついてくることも多い。

いまドル円を売っている私は、短期ディールではない。

デイトレーダーさんたちは、短期でショートを張って

20pipsゲットォォォ〜!

などとはしゃいでいるかも知れないが、私はそんな小さな値幅は興味がない。

その意味で、私は現在利益が50pips以上乗っている状態にありながら
まだドル円を手放していないわけで、

こうしたスイング状態でドル円をショートしている自分は
現在の地合いからすれば“馬鹿丸出し”かもしれない。

ただ、私はドル円が83円を超えるまでは、“馬鹿”を続ける。