一端切られたがまたもの売り直し

住宅関連の米指標がまたも(?)の上振れで

各リスク通貨がいきなり日通し高値を超えてきた。

本日高値にLCを置いていたポジションはほとんど粉砕された。
2日間様子を見て、参入したら2時間もせずジ・エンド…である。

ただ、ドル円だけは、天井圏を81.8円あたりと見ているので
ドル円もいくらかは切られたが
珍しく入れておいた、売り指値(80.7円)あたりがヒットしたので
ドル円はポジションボリュームがあまり変わらず。

豪ドルドルも反転は弱く、ポジションをキープできた。

ドルスイスも買っていたが、こちらも、
日通し安値のさらに下に置いていたLCにかからず残存。

やられたのは、ユーロドル、ユーロ円、ポンドドル、ポンド円、である。

ただ、米国時間はじめの上振れは
しゃっくりのようなものであったと思う。

その“ノイズ”にひっかかってしまっただけだと思い
上記切られた通貨を再びの売り直し。

グローベックスは調整の終了を見せていたと思っていたからこそ
売りに入ったわけで

米国の住宅指標一つをもって、
その終了をふたたび反転させる力の効力などたかが知れていると判断した。

日足レベルで見たとき、
グローベックスは自分が想定する一つ目のターゲットをあっさり打ち破った後
第二のターゲットに届く前に反発を見せているが

もともと、自分が見立てているターゲットは4段階ある。

2段階目にすら届かずに調整するのはいいが

米株の下落はまだはじまったばかりであり、これから本格化するとみている。

その下落トレンドの兆しに反して、円ベースは
ドル円をはじめとして、空気を読まない上昇を続けている。

いまは米株安と円売りがせめぎあっており、

世界売りVS日本売り のような状況である。

世界売りとは、欧米の低迷を意味しているが
これに日本売りが“勝る”ということになれば、

世界売りのなか、最も売られるのが
欧州でも米国でも、もちろん中国でもなく
日本、ということになる。

欧州の打撃を最も受けにくいと思われる日本が最もアゲインスト。

これこそが、私がいまの円売りを投機とみなす最大の根拠である。

現在の円売りが継続的なものとなるためには
欧州問題も米国問題も解決し、
世界が好景気の循環に立ち戻る、ということである。

それに蓋然性があるかどうかまでは、
専門家ではない私にはわからないが、
そうであるならば、今後は長期的な円安相場も示現してしかるべきだろう。

ただし、そうでないかぎりは、
現在の円売りは投機であり、歪みであるとしか思わない。

現下、日に日に円安フィーバーの状況になりつつあり
日本人個人投資家含め、円安の相場観が日々強まっている状況に思うが、
それは、大いなる楽観であると、私は思う。

彼らの強気を後押しすべく、
米国の大手Mはユーロドル売りの見立ての後、
今度は、ドル円相場を2013年に90円超えまでいくなどとアナライズしはじめた。

少し前、ここはユーロドルが1.3を超えた頃に
1.36まで行くと分析してた米系投資系の銀行である。
もちろん、その見立ては、現時点ではおおはずれ、である。

私はここの見立ては、それよりも大手のGと並び
最も信じていない分析のひとつでもあり、逆バリの指標でもあるので

その意味でも
今後の円高再燃については、自信を失っていない。