円安相場が到来したのか…

米株の話から。

米株は今度、どこまでの下落していくと思っているが、

現時点で、グローベックスを眺めると
グローベックスは、いまかなりの売られすぎの状況にあり、
短期的には、
いつ反騰してもおかしくないほどに下げがきわまっている。

週足でみても日足で見ても
かなりのピークまで来ている。

ただし、一つ目のターゲット12650を粉砕した今となっては
次のターゲットまでは下値のめどはある。

現在のレートは12500あたりだが、

次のターゲットは、12320あたりである。

そこから眺めて円相場だが
昨日、一昨日のドル高展開によって

円のベースは、現在の株安と関係なく
以前からは高い位置でレンジを作ることとなった。

今後、もう一段の株安が来るとは思うが

そこできついレベルでの調整を経ないなら
円相場は以前のような、円高の水準に到達することは困難である。

ただし、米株はいま下落トレンドに突入している。
戻しのたびに、円安を追うのはいいが
結局は下値を追い続ける相場と、
逆相関を描きながら、円安が進むというイメージもどうも沸かない。

今年は、あらゆるメディアで幾度も円安相場到来!
という記事が踊ったが、本格的な円安は結局、一度も訪れなかった。

それは、デフレ政策そのもの民主党のやりざまと
日銀の愚鈍さの連係プレーのおかげだとは思うが

こうした、売国的な日本を痛めつけるようなやり方も
民主党が政権を降りれば、代わってくることとなるだろう。

いま、円高の影響による、貿易収支の悪化が
円高としての必然性を弱めてもいる。

日本単独で見れば、
いい加減、円高のトレンドは終焉したようにも見えるが

欧米の情勢を見たときに、
各株価動向も眺め、さらには、
彼らのドル安ユーロ安政策に、ひとり円のみが抗うことができるか
という疑問もわく。

さらに、昨日今日の円安はあまりにも急速すぎる。

本格的な円安が到来する前に、もう一段の押しがあるようにも思う。